グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のレビュー・感想・評価
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円形闘技場でまさかの海戦!
前作はテレビで鑑賞したのだが胸熱になった記憶がある。ラッセル・クロウに痺れました。
今作も引き続きリドリー・スコット監督がメガホンを取ったということである程度の完成度が予測でき安心感がありました。
主演にポール・メスカルを迎え、デンゼル・ワシントンが圧巻の存在感でした。
単純に妻を戦いで失った男の復讐劇に終わらせず、男の出自が明かされ、ローマの命運を握る男へと昇華させる巧みな脚本。
いろいろ盛りだくさんの見所が用意されてますが円形闘技場でまさか海戦を見せるとは!
これには驚かされました。しかも人喰い鮫のおまけ付き。
どんな相手だろうと敢然と立ち向かうルシアスの格好良さ。
そして妻の敵であるアカシウスとまさかの円形闘技場での対決と和解。
ストーリーはある程度予測つきますが、父マキシマスの武具を身にまとう所など感動のツボを心得た演出で見応えたっぷりの古代ローマを舞台にした一大スペクタクル映画でした。
デンゼル・ワシントンの悪役ぶりも見所になってました。
でも、何かが欠けている気がしました。
なので☆0.5減点します。一作目ほど胸熱になれず感動できなかったのは自分が歳をとったせいなのだろうか?ストーリーが出来すぎているせいでしょうか?
残念っ
軽い
予想以上⭕️
お金の正しい使い方
あと権力(スコットフリー)ね。前作ありきなので気持ち控えてしまったが、心情的にはメーター1回転です(なにが?)。予告編で「君はどこの馬の骨だい?」なんて思っていた私、ホントにごめんなさい。彼は擦り切れる程に(今はそう言わないか…)前作を視たのかなぁ。その位に"存在を感じる"演技を堪能させて頂きました。それだけでもご馳走だったのに、惜しみなく舞台にお金を掛け、本人だからこそのセルフオマージュ(むしろシンクロ)がビタ嵌まり。マクリヌスとプロキシモ。ふたりのプロモーターの対比が個人的には一番刺さりました。「もうゆっくりしてよ」なんて思ったりもしますが、こんなもん魅せられるとまた期待しちゃいますよね。それにしても、たぶん当人初めての純粋なる続編。本人の感想が一番気になる今日この頃です。
追記 ) あ。因みに「残念…」て気持ちも十二分に理解できます。ただただ僕が御大に"激甘"であり、銀幕で観たかった歴史スペクタクルがそこにあったからに他なりまません。きっと皆も期待しちゃったんだよね。僕は"激甘"ではあるけども"気持ちは乗っからない"タイプでございます。一礼
大スペクタクル映画‼️
本格スペクタクル
4Dで鑑賞。太鼓がドコドコ打ち鳴らされ、馬がパカパカ走り、船がギーギー漕ぎ進み、弓矢がシュンシュン放たれるたびに、座面と背中に内蔵された球がおしりと背中を刺激する。ほぼマッサージチェアの振動。
剣がかすめると顔の近くに風が出てきたり、隅の方でピカッと光ったり。
このアトラクションみたいなサービスが必要かどうかは別にして、一度体験してみるのならグラディエーター2は最高でしょう。
さて、
奴隷商人マクリヌスは、自らの奴隷時代の恨みからローマそのものを滅ぼそうとしている。
一方主人公は、妻を殺したアカシウス将軍を殺さない。
二人の一騎打ちは、復讐の連鎖を続ける者VS復讐の連鎖を断ち切る者の闘い。
〝復讐の連鎖を終了させることができる者が勝者である〟とリドリー・スコットに言われているみたいだった。
それにしてもリドスコの年齢が信じられない。疲れを知らぬ超人は、ショットもさばきもキレッキレでした。
戦闘シーンは壮大
壮大な西洋時代劇
観る価値あり
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
前作が有名なのは知っていたので「観なくては」と思ったが、前作を観ていなかった。今さらながら、まずは配信で前作を観賞し、本作公開を待っていた。
【物語】
ローマ帝国が繁栄した時代。妻と幸せな暮らしを送っていたハンノ(ポール・メスカル)は、侵攻して来たアカシウス将軍(ペドロ・パスカル)率いるローマ帝国軍との戦いの中で最愛の妻を失い、捕虜となる。
ハンノは彼の非凡な格闘能力を見抜いた奴隷商人・マクリヌス(デンゼル・ワシントン)に買われる。マクリヌスは彼を剣闘士“グラディエーター”として地方の剣闘会で鍛える。 ハンノは屈辱的かつ明日の命も知れない境遇の中で、アカシウスへの復讐だけを心の支えに生き残り続ける。
地方では無敵の剣闘士となり、マクリヌスにローマに連れて来られたハンノはついにコロセウムに立つ。
【感想】
前作観ておいて良かった。 話は独立しているとは言え、主人公あるいは皇帝の伯母(?)ルッシラの言葉が度々前作の主人公マキシマスに及ぶため、前作を観ていないと全然ピンと来ないはず。 また、ローマ時代にコロッセオで行われたこの信じ難い見世物興行を呑み込んでおくにも、前作観賞は必須と思う。
ということで、前作の余韻を十分継承しつつ展開する本作。作品のスケール感や重厚さは十二分に感じることができる。さすがだと思った。 海戦を模擬したシーンがあるが、当時本当にそういうことが行われたらしいので、一見の価値有りだ。
逆に展開は前作の焼き直し的なところがあるが、権力闘争の要素が前作より色濃く出ている。その要素のキーとなる人物を演じるデンゼル・ワシントンが役者陣の中では一番存在感を放っていた。
それでも、面白味という点ではイマイチかも知れない。 俺的には面白いと言うよりも、(前作も同様なのだが)どうしても不可解さが頭から離れない。この歴史的巨大建造物コロセウムで行われた残虐な見せ物が当時の観客を熱狂させたことが。
権力者が最下層の人間、奴隷などをもてあそんだというのはまだ分かるが、大衆も一緒になって熱狂したというのはなぜだ? という謎がどうしても解けない。 現代にこんな見せ物があってもさすがに誰も喜ばないだろう。どういう心理状態に置かれると人間はあのショーを楽しんでしまうのだろうか?
日本の江戸時代に士農工商の下に穢多非人を置いて庶民の不平・不満のはけ口としたことと一緒なのだろうか? 権力者に抑圧された大衆が奴隷が殺されるのを見て日頃の不満や重圧発散したのだろうか? 心理学的な解説を聞きたい。
ちなみにストーリーや設定とは別の話だが、数年前にローマ観光をしてコロセウムや周囲の遺構を見たが、本作を観て「ローマ時代はこんなだったのか」と想像を膨らませることができた。コロセウムで海戦を模擬したシーンがあるが、当時本当にそういうことが行われたらしいので、「あそこでこんなことまでしたのか」という驚きも有った。
コロセウムに行ったことがある方はそういう楽しみもあると思う。と言うか、本シリーズを観てから行けば良かったと思ったので、これからローマに旅行に行く計画をお持ちの方には強く勧めたい。
いずれにしても、前作の予習必須。前作公開時に観た人も20年以上も前の話なので復習してから観賞することをおススメします。
ファンタジーアクション映画?
朝から嫁にグダグダネチネチ言われてむしゃくしゃして勢いで観ました。前作をアマプラで観てもあまりピンとこなかったし、宣伝文句が大袈裟すぎるので観るつもりはなかったのですが。結果スッキリしました。
ただ、前作の時も観終わって考えたのですが、これって完全ファンタジーですよね?
SNS等で少し話題になった「チ。」の時代考証に関するゴタゴタを思い出しました。こちらもかなり昔とはいえ、ローマ時代の為政者がここまで腐ってたり人格者だったり極端なのは、ちょっと考えればあり得ないよなぁとなります。
歴史をちゃんと踏まえて下敷きとしてしっかり生かしてるのは、「侍タイムスリッパー」の方がうまいし成功してると思います。映画のスケールが全然違うかもしれませんが笑
あと、悪役のバックボーンがよくわかりませんでした。デンゼルワシントンも双子も、どこから出てきて何が動機で事情があるのかというところが。自分が見逃して理解できてないのかな?悪役を贔屓目に見がちな自分的には残念でした。
豪華なアクション時代劇でした、自分には。大画面で観る価値はあると思います。
名作の続編
◇ 王道歴史スペクタクル
リドリー・スコット監督は、もはや伝説化した生ける巨匠です。『エイリアン』1979『ブレードランナー』1982など映画史に残る作品も数多く、その特徴は世界観そのものを創造していくような、ジャンルそのものを確立させるような、構築的でスケールの大きな作風だと思います。
前作『#グラディエーター』#Gladiator 2000 は、興行収入は4億5千万ドルを越え、第73回アカデミー賞
作品賞、主演男優賞を始めとする数多くの映画賞を獲得した名作でした。それから四半世紀後の今に、その続編を発表する意図はなんだったのでしょうか。
「またあのオヤジの昔話の繰り返しを聞きに行くのかぁ、、」という厭世気分をどこかに宿して鑑賞を始めたところがあるかもしれません。復讐譚という枠組も前作を踏襲しています。
それでも、一つ一つの戦いの臨場感やスピード感、再現されたローマのコロセウムの映像の壮大さ豪華さだけでもスクリーンの画力に圧倒されてしまいます。
そして、物語は復讐だけに留まらず権力の恣意性とか統治の偶然性みたいな政治的な解釈まで拡大されていくように感じられます。なんだかんだと説教じみた口調であっても、やはり巨匠は巨匠。ここまでの王道の歴史絵巻を真正面から躊躇いなく繰り広げる底力に、ただただ底堅い感動を呼び覚まされるのでした。
86歳のリドリー・スコットに脱帽
アゲアゲの実写部分とサゲサゲの特撮部分
名前が…
前作(00)から時が過ぎ、四半世紀前の記憶がおぼろげなまま観てしまったので、とにかく人名が覚えられず苦労しましたが、それはそれとして、この作品ならではの世界観が楽しめました。名前もさることながら、驚きの新事実が明らかになり、それもにわかには飲み込めず、「えっ?どういうこと?」と混乱しましたが、じわじわと感動が湧き上がってきました。観衆の前で人が殺し合う剣闘士(グラディエーター)という存在に、動物にはない人間特有の残虐性を感じてしまいます。「スター・ウォーズ」とか「エイリアン」シリーズのように、続きを観たり、前日譚を観たりして、結局は1作目が一番面白かったということもありますが、それでもついつい期待して観たくなる作品です。
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