グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のレビュー・感想・評価
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ポールメスカル、デンゼル・ワシントンの演技が圧巻❗️
グラディエーターシリーズは初見。
見事な作品だった。さすが歴史シリーズは
リドリー・スコット監督の真骨頂。
主演のポール・メスカル、デンゼル・ワシントンの演技が圧巻だった。
ポール・メスカルはファンが多い。アフターサンの彼を忘れて観た方がいい。その作品のイメージで観ると痛い目に合う。それだけ、演技が素晴らしかった。
デンゼル・ワシントンはさすが。
歴史シリーズはリドリー・スコット監督の真骨頂。ハラハラドキドキ感はさすがの一言。
時間は長いけど以外とあっという間。
ポイントが高いのは日本語字幕担当が戸田奈津子。彼女の字幕が素晴らしい作品に仕上げた。
観ごたえがある作品。
日本的?
長時間の割に陳腐な展開で見せ場が盛り上がらん、エキストラの多さは圧巻
久しぶりの大作
教えて!町山智浩さん!!もしかしてリドリー・スコットさんはトランプさん推し?
どうやらカラカラが弟ゲタを殺したのも、マクリヌスがカラカラを殺したのも史実らしい。
ただし、マクリヌスは北アフリカ、ヌミディア出身の近衛隊長で、カラカラが殺されたのも国境線を守るための遠征中だったし、決して闘技場で面白半分に殺し合いを楽しんでたわけでもない。
手配師云々も含めて、脚本は周辺事情を上手く加工、違う物語として、つまり剣闘士のヒーローものとして仕上げたのですね。
冒頭のナレーションでは、政治情勢が腐敗に塗れて…みたいな感じでしたが、本当はもっと構造的にローマ帝国の政治システムに綻びが見え始めた大きな転換点の始まりの時期。
塩野七生さんの『ローマ人の物語』では〝終わりの始まり〟というサブタイトルで語られる部分に当たります。
キリスト教圏では、キリスト教を公認したコンスタンティヌス帝以前のローマ皇帝はみんなキリスト教迫害をした人たちみたいに大雑把に括って悪印象を持つひとが多いせいか、ホアキン・フェニックスのコンモドゥスも含めてやたら残虐で無能な人として描かれます。
※ローマ皇帝の騎馬像として、唯一破壊されなかったマルクス・アウレリウス(コンモドウスのお父さん)の騎馬像もコンスタンティヌス帝と間違われたために残ったそうです。
私などは映画を楽しむうえでそういうところは洗脳されたくないな、と思ってしまうからなかなか物語世界に入りづらくなるのが悩ましいところです。
それに有能な将軍は知略・戦略が優れているのであって、猛獣や剣闘士よりも個人戦が強いから指揮官になるわけでもないしね。
【2024.11.18 追記】
大したことではないのですが、
『MAKE ROMAN EMPIRE GREAT AGAIN』
というふうに置き換えれば、トランプ大統領の『メイク アメリカ グレート アゲイン』と方向感が一緒ではないですか!
もしかしてゲタとカラカラはバイデンとハリスを模してバカにした?
実際は、全盛期のローマ帝国は、属州出身者にもローマ市民権や元老院の椅子を与える寛容(ラテン語でクラメンティア)さで、国内の分断とはほど遠い、とても安定した国家運営をしていたので、今のアメリカとはまったく違うのですが。
スケールアップしてる
壮大な復讐
北アフリカのヌミディア王国で幸せに暮らしていたルシアスは、将軍アカシウス率いるローマ帝国軍に攻められ、愛する妻を殺され、国は滅亡し、領土は奪われ、ルシアスたちは捕虜となり、ローマの近くへ連れて来られた。そこで、剣闘士を手配してたマクリヌスという謎の男と出会い、ルシアスは剣闘士となり、コロセウムでの戦いへ挑み、ローマ軍を率いたアカシウス将軍を倒そうとした、そんな話。
ルシアスはマキシマスとルッシラの息子で、その事に気づいたルッシラが牢屋のルシアスに会いに行くが、最初は嫌っていた。しかし、最後は母を想う息子になったと思ったら・・・これは悲しかったなぁ。
結局、暴君の2人の皇帝が悪いのだろうが、ルシアスは次の皇帝になるのかな?
壮大な戦いを生き残り、復讐を達成できたのに、愛する人たちを次々に失い、悲しい話だなぁ、という感想。
決闘シーンも凄かったし、見応えあった。
柳の下に二匹目の鰌は居るか
それにしても『リドリー・スコット』という監督は
関連作品を作るのが本当に好きなのだなと思う。
一本には盛り込め切れなかった構想を、
全てアウトプットしたいとの強い欲求でもあるのだろうか。
〔エイリアン(1979年)〕
〔プロメテウス(2012年)〕
〔エイリアン: コヴェナント(2017年)〕
と並べた時に、前日譚の二作は
規模は大きくなっても、評価は下がるとの残念な結果に。
そして本作は〔グラディエーター(2000年)〕の続編(後日譚)。
同じ轍を踏むのではと、一抹の不安が胸をよぎる。
物語りの核となるのは、
同様に個人間の宿縁。
しかも、過去の時代を舞台に描くのにも
デビュー作の〔デュエリスト/決闘者(1977年)〕
近作の〔最後の決闘裁判(2021年)〕と
執拗な関心を示す。
今回はそれに「貴種流離」を絡める。
北アフリカのヌミディアで妻と平和に暮らしていた主人公が
ローマ軍の侵攻により、妻は殺され
自身は奴隷となったのちに剣闘士にされ、
しかし、妻を殺害した将軍に復讐するため爪を研ぐとの流れ。
その過程で『ルシアス(ポール・メスカル)』は幾つもの闘いを強いられる。
何れもが奇想としか言えぬシチュエーションだが、
主に(金に糸目をつけず実物大を造ったという)コロシアムでのそれは
とんでもないスペクタクル。
が、次第に、直接的な仇だけが問題なのではなく、
その後ろに巣食う存在が見えて来る。
帝国そのものを腐らそうとしている影が。
それにして、千年を超える古代ローマの歴史で
暴君を冠される皇帝の多いことに驚く
(勿論、名君も数多居るのだろうが)。
『ネロ』『カリギュラ』と並び『カラカラ』も腐敗した権力。
就任と時を同じくしての弟の殺害や
「アントニス勅令」の発布、
版図を拡大するためだけに繰り返す無謀な遠征も
悪評の背景だろう。
本作では、歴史的な事実や実際の人物は取り込みつつ、
史実とは異なる役割を与え
虚実をないまぜにしながら
絡み合った人間関係が生み出す影と光を外連味たっぷりに描く。
とは言え根幹の部分に焼き直しとも取れる既視感はあるし
「貴種流離譚」と示されたところで
結末が想定できてしまうのは残念な部分。
ましてや、冒頭と最後のシークエンスを
同じ科白を使い、構成まで似せてしまうのは
やり過ぎの感もある。
ローマ帝国の皇帝ってどういう存在なのか。
荒廃したローマ帝国の街並やコロセウム、ローマ帝国とヌミディアとの闘いなど、リアルな映像、壮大な映像は観ているだけで楽しい。剣闘士がヒヒやサイと闘う映像は興奮させられる。
しかし前作のグラディエーターのコモドゥス帝と比べるとクズ皇帝としてのカラカラ帝、ゲタ帝の存在感が弱い分、話のメリハリに欠ける。父マルクス・アウレリウスに愛されず絶対的権力を握ってしまった実在する愚帝コモドゥスの恐ろしさに説得力があっただけに、その存在感には敵わない。この映画では2人の皇帝以上に、歪んだ存在感を発揮するのがデンゼル・ワシントン演じるマクリヌスであるが絶対的な悪として悪行の限りを尽くし話を盛り上げたコモドゥスに比べると勧善懲悪的な単純な構図にはならないだけに、どうしても観ている者の心を揺さぶる感覚には欠けてしまう。
前作との比較ばかりしてしまったが、ローマ帝国好きな僕としては十分に楽しむことのできる迫力満点の素晴らしい映画でした。カラカラとゲタの2人の皇帝と最後の5賢帝マルクス・アウレリウスの娘でありコモドゥス帝の姉ルキッラという1800年前に実在した人物に思いを馳せる。実際に行われていたコロセウムでの大がかりで残酷な剣闘士達の闘いや、それに興奮するローマ市民に思いを馳せる。一方最底辺の身から這い上がる奴隷ルシウスの闘う姿に感情移入し興奮させられました。
二番煎じ
正直に言います!
リドリー・スコットが何故この映画を作製したのか疑問である。明らかに前作からトーンダウンしています…。剣闘士達の闘いの同じ様な映像を観せられても前作のような感動は得らない。やはり一番心配していた事が起こった。リドリーは何故自ら創った過去の名作を穢すのでしょうか⁉︎
前作は映像・俳優・配役・ストーリー・脚本・演出・音楽・衣装・セットなどその全てが素晴らしく融合し奇跡の名作でした。残念ながら、それらを超える事は出来なかった…二番煎じにしかならない。
今回の主人公を観ても余りにも掘り下げ方が雑で感情移入出来ないまま物語りが続くので観客としたら困惑してしまう。リドリーが人物像を描く事が下手になっているように見える。期待しないで鑑賞したつもりだが…何処かで期待していた自分がいた。それは映画が大好きだから。。だから尚更残念でならない。
【追記】
前作が大好きな作品だけに、これを観た後暫く考えました。だから最初の評価は甘めに付けて"3.5"でしたが"2.5"に下げました。こんな作品を観たかったのではないのだ‼︎ もうこの監督の作品を観なくて良いと思ってしまった… 残念です… 本当に…
権力闘争の繰り返しが続く話
感想
続編が出来ると知った時に前作が作品自体かなりの完成度を誇り、話も完結していたので余り期待出来ない予感はしていたのだが、本作もリドリー・スコットが監督しているということで、公開日が決まるとやはり観ておこうと思い立ち映画館に向かう。
話は権力闘争の繰り返しという事で人間の愚かさや醜さが強調される場面が多く、主人公の出自とマキシマスに通じるまでの話が脚本的に強引とも思われる展開もまま有り、映像的には素晴らしかったがストーリーとしては焼き直しのイメージが強く残り、人が次々にただ惨殺される描写が続くという印象しか残らなかった。
本作の時代背景に於いては自己の正義を掲げて血で血を洗う闘争を繰り返し、結果として誰が実権を握っても社会の腐敗と衆愚政治は続き、現実的な虚無感と生臭さを感じる国民が疲弊しきった暗澹たる社会が描かれており観ていて少々疲れてしまった。娯楽性も前作より低下していると感じた。
前作には登場人物の各々の信念や信仰を感じさせる場面もあり剣闘士の悲惨な生涯の中にも何を目的として闘うのか?苦労の先には安心して救いがある世界があるはずだ!という描写もあり、最後は九死に一生を得るような救われた気持ちを持ってあの世に行けて良かったなと感じさせる展開があった。
本作では賢帝時代とは夢と理想の時代であり現世界は失策退廃した状況が繰り返されて社会状況が硬直化し、人の意識としても過去の時代程簡単には平和が訪れる事は無いし、平和を実現させる力も昔程には到底及ばない。過去の賢帝と呼ばれた者達より我々は考え方も施策も脆弱で精神的にもひ弱であり、狡猾さを持ち知能犯的かつ卑怯な人間に瞬く間に騙されしまうという事をはっきりと述べている描写があり、嫌でも現実的な政治倫理観を突きつける話の展開で救いようがない印象を以って物語の最後がしめ括られている。これも監督の視点と言えば視点なのだが。映画製作会社の強い意向が働いて監督の名を冠にして続編を制作させられているのでは?という意向的害悪を感じる部分もあると感じた。
IMAX
⭐️3.0
弥生時代
プロレスの起源はここにあったか…
本作は続編でありつつも、前作を最先端の映像技術によりアップデートされた作品という印象も兼ね備えていた。これはリドリースコットが現役のうちにもう一度今のテクノロジーで「グラディエーター」を撮りたいと思ったのか定かでは無いが、そう思わせるほどの監督の思い入れを感じる一本だと思った。
前作の単なる焼直しではなく、しっかりとその後の物語も描かれており、一本の作品としての存在感を出していた。ゆえに前作未見でもおそらく楽しめるのではと思うほどだ。
オープニングから「プライベートライアン」ばりの戦闘シーンでその凄さに圧倒される。
銃も戦車も無いローマ帝国時代の戦闘シーンでここまで臨場感を味わえる映画はあっただろうか。
感情を揺さぶる物語は実にシンプルで作品への没入感は半端ない。
主人公のキャラクターには予告を見た時はちと弱々しいかなと不安だったが、作品を観ればなるほど納得といった感じで不安は一気に吹っ飛んだ。
ペドロパスカルの将軍やデンゼルワシントンのマクリヌス、前作からの続投コニーニールセンやクレイジーな兄弟皇帝等それぞれのキャラクターが際立ちまくりで全く飽きる事がない。
本作の目玉でもあるコロッセオでの対決シーンの数々は前述のとーり最新映像技術の進化によりもの凄い迫力のあるものにアップデートされており見応え100点。
こうしたものが歴史上エンターテイメントとして実在していたのだとしたら、観客の盛り上がり方等を見ても現代のプロレスエンターテイメントの起源だったのではと個人的には思うほどで興味深かった。
24年前に前作を劇場で観た時の興奮と感動を再び体験できるとは、しかもこんなにもアップデートされた形で体験できるとは、映画ファンとしてファン冥利につきるといった感じだ。
そしてこんな素晴らしい作品をいまだ現役で撮ったリドリースコット監督の現役ぶりにはリスペクトしかない。
続編として文句なしの名作です。リドリーに感謝
主人公がなあ
前作から24年、まさかの続編。わざわざ復習しなくてもいいかと思ってみたら、思ったより前作要素あり。前作前過ぎて覚えてなかったけど、前作を意識したと思われる胸熱展開があるから、みんな復習してから観よう!(いまならアマプラ無料だよ)
ストーリーは期待に違わぬ圧倒的スペクタル。ぜひ、劇場で観よう!でも前作が良過ぎただけに、ちょっとガッカリした部分もある。前作が濃い二人の対決だっただけに、主人公がインパクト薄い気が。デンゼル・ワシントンはじめ、濃いメンバーの中ではね。(ラッセル・クロウも濃かったからなあ)主人公は成長したのか、葛藤していたのかよくわからない、わかりづらい心の変遷だったなあ。
そして、デンゼルさんは狂気の悪役を、イカれ皇帝が霞むくらい、サイコな感じをかもし出してるのが、さすがである。
ストーリーは面白くて、ワクワク、胸熱でした。
主役のルシアスがとても勇敢!楽しかった‼︎
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