「典型的な貴種流離譚」グラディエーターII 英雄を呼ぶ声 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
典型的な貴種流離譚
いいところ
デカい舞台に広大な戦場。とにかく細かく大きい。
?なところ
ストーリーが割と単純なので長くかんじる。
まあ、血筋ってのがそれほど重要か?みたいなことを感じなくもないが、その当時だと文字が読めるだけでも人を鼓舞できるだけでも相当な教養なわけですよ。
そう言う意味だと貴種流離譚ってのは能力だけでなく育った環境というのは強さの理由としても有りなんだろう。とは言え、あれだけの戦場や闘技場だとうっかりあっさり死んでしまうこともあるからなあ。まあ、なんだかんだで明確に殺意はある割に「素直」な策略なんでうまく生き残らせていた、のかもしれない。
コロセウムには水を満たして海戦ができるとは聞いたことはあったが、ああまで再現されるとリアリティあるなあ。正直サブストーリーみたいな場面だけど、しっかりと作り込まれてると思う。
史実としては愚帝の後始末ではあるんだろうけど、きちんと勧善懲悪してて未来に希望が持てるいい結末。3は作ろうと思えば作れるのかな。
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