「あの生き物は何だったんだ一体……(多分サル)」グラディエーターII 英雄を呼ぶ声 orokamonoさんの映画レビュー(感想・評価)
あの生き物は何だったんだ一体……(多分サル)
前作の予習を終えた翌日に劇場で鑑賞。
冒頭、Part1の名シーンを独特なアニメーション?のダイジェストで見せてくれるのが楽しい。
つい前日観たばかりだったので、「ああ、そこ使うのね!」など余計に感心した(笑)
直近で『aftersun/アフターサン』も観たばかりだったので、主演のポール・メスカルがどうなっているのか楽しみだったが、ローマ帝国の時代にマッチする風貌というのか、とにかく違和感なく彼がリードする物語に入りこめた。
冒頭の戦闘シーン、ペドロ・パスカルとポール・メスカルの邂逅をドラマチックに描く。(何気に主人公の妻が戦士というのが、作劇上よかったように思う)
グラディエーターとなってからの主人公・ハンノがたどる道は、ほぼ前作と同じなように思えたのだけれど、どれもパワーアップしている印象。
コロセウムの海戦やサイのシーンも凄いのだけど、個人的には最初のほうで戦わされるサルにびっくり!「なんなんだこの生き物は・・・」と気づけば口をあんぐりとあけて観ていた(笑)
そしてみんなが言っているデンゼル・ワシントン!
悪そうな役をやるときの彼は、「よく喋るし、よく動くんだよなぁ」と勝手なイメージがある(笑)
ミステリアスな雰囲気をもつポール・メスカルと、圧倒的にパワフルなデンゼル・ワシントン。
前作のラッセル・クロウとホアキン・フェニックスのように、柱になる主要キャラに魅せられた超大作だった。