「デンゼルのファンタジー」グラディエーターII 英雄を呼ぶ声 TK_Filmさんの映画レビュー(感想・評価)
デンゼルのファンタジー
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見応えあったけど、リアリティの無さを感じて白けてしまった。古代のことだから仕方ないところもあるだろうが、アクションシーンの不自然な展開とか、闘技場の猿とかありえなさすぎて面食らった。史実との違いは別にいいけど、猿のビジュアルがあまりよくなかったし、違和感がすごかった。でも金のかかった見ごたえのある映画だから、楽しめないということは無い。
よいところとしては、デンゼル・ワシントンがよかった。というか彼しか印象に残らなかった(笑)。長い映画なのに紙芝居を見ているような感じで、登場人物それぞれを印象付けるような語りや感情の高まりみたいなのが描き切れてなかったように思う。というか話が前作から変わってない感じがする。ルシアスが皇帝になりそうなところは違うけど、そもそも前作でマキシマスが権力に無関心だったのがとても高潔でヒーローらしかったのに、じゃあルシアスはどうすんだ?てなる。しかも剣闘士みたいな経験したら絶対、心病むし、ルシアスの明るい未来を全く想像できない(笑)。デンゼルのマクリヌスだけは演出のおかげなのか個人の力なのか一番面白いキャラに思えたし、続編作るならマクリヌスの若い頃の話でやったらどうだろう。
てか前作にも出てたデレク・ジャコビのグラッカスが今回も活躍してくれるのかと思ったけど、あっけなく殺されてとてつもなくがっかりしました。
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