「前作は見直していた方がより楽しめるが、焼き直し感も」グラディエーターII 英雄を呼ぶ声 矢吹 貴さんの映画レビュー(感想・評価)
前作は見直していた方がより楽しめるが、焼き直し感も
1作目を観ておいた方がよいと聞いたが、2000年(そんなに前か!)に劇場で1回観たきりで、ほとんど内容を覚えていないため、前日に見直し。1作目を見直した感想は、おもしろいが、画が安っぽいのと演出は古く感じたのと、この時のラッセル・クロウは格好いいなぁといったところ。
さて、同じリドリー・スコット監督が手掛けた2作目はサブタイトルがダサいけれど、予想以上に1作目との関連性が高くて、同一人物が演じるキャラクターも出てくるので、確かに見直しておいてよかった。(オープニングのアニメーションで1作目の粗筋説明もあり)
脇役かと思われた奴隷商人のデンゼル・ワシントンが美味しいところを持っていくのに対して、真面目な職業軍人のペドロ・パスカルは活躍も少なめで、かわいそうな役どころ。
しかし、1作目と同じ結末を迎える逸話が出てきたり、最後のアレはないじゃろうと思うし、画は重厚で描写も今風になったが、話の中身の方はそれほどでもなかったかなぁ。最近のリドスコ時代劇作品だったら、「最後の決闘裁判」の方が好みです。
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