「がっかりでした」グラディエーターII 英雄を呼ぶ声 ひできんさんの映画レビュー(感想・評価)
がっかりでした
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第一作は映画館で鑑賞し、長らく好きな映画上位の作品でした。
それ故にこの第二作もかなり楽しみにIMAXで鑑賞しましたが、かなり残念な内容でがっかりしました。
不満だったところは大きく2点です。
まずストーリーが破綻していて主人公に共感出来ません。
今回も第一作と同じ復讐劇として説明されていますが、戦士だった妻の戦死も、長年離れて関係性の薄い母の死も主人公の怒りや復讐の動機として最後まで腹落ちできず、最後の敵を討った後も何の達成感も感じませんでした。
皇帝への復讐を果たすため剣闘士として戦う前作と違い、主人公の強さや動機が謎のままです。
2点目は視覚効果です。スケールも大きくなりCGも進化しているはずですがヒヒもサメも現実離れした描写でCG丸出しで怖くなく、闘技場のシーンはどれもつまらないものでした。
前作の闘技場やトラの方がどこまでCGか分からず本物のようでした。闘技場は武器を持った人間が死ぬまで戦うから怖かったのだと思います。またこのような作品では視覚効果はどこで使われているか、分からない方が上質なのでしょう。
総じてこの内容ならない方が良い続編だったという感想です。
作品は1点、それでもリドリースコットは偉大なクリエイターだと思っているので+1点です。
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