「これぞ歴代スペクタクル映画」グラディエーターII 英雄を呼ぶ声 いも男爵さんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ歴代スペクタクル映画
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オープニングの海上戦での城壁と海を覆う艦隊、海上戦まで再現できるコロッセオと巨大なセットが使われる壮大な画面構成に大作映画を見てるんだと感じさせてくれる。
肝であるグラディエーター同士の戦いは初戦のサイ戦以外CGはほぼ無く生身のアクションで血湧き肉躍る肉弾戦に興奮が止まらなかった。
内容は囚われグラディエーターになって戦う中で復讐を果たそうとすると基本プロットは同じだけどローマ帝国を覆す企てがルシウスの機転で成功したりサブキャラが死ぬ代わりに主人公が生き残ると前作と真逆の展開になっているのも好ポイント。
主人公ルシウスは最初は妻が殺された事でやさぐれてるけど理解し合った将軍の死を通じて自信の誇りを取り戻し父親マキシマスの鎧を着て闘技場に行くシーンは胸アツ展開。
一方影の主人公といえるのがデンゼル・ワシントン演じる奴隷商人のマクリヌスで最初は気の良さそうな素振りを見せてたけど中盤で反乱の邪魔を成功させてから本性を表してお馬鹿な双子皇帝やルシウスの母親を殺したりと縦横無尽の大活躍振りも演者の楽しそうに生き生きとした演技があってこそなだけにあっさりな死に方が残念。
吹き替えで見たけどマクリヌス担当の大塚明夫の演技が合わさって胡散臭さが倍増して皇帝二人担当の宮野真守と梶裕貴のお馬鹿演技が最高でより面白く楽しく見られるのでお勧め。
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