ウィキッド ふたりの魔女のレビュー・感想・評価
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私には映画代を返してくれと叫びたい映画だった。
劇団四季が上演している同名のミュージカルの映画版だと思っていた。ミュージカルを見ていないから、迂闊なことを言えない。が、この映画の音楽、振り付けも平凡の域を出ない。また、この映画の趣旨もよく分らない。差別を取り上げているが、この作品はパート1部分(エンドスクリーンで判明)で、唐突に終わってしまった印象だ。
久しぶりに金と時間を返せと訴えたい映画だった。
え???
長かった、、、
完璧
吹替版で見ると…
「頭使わないで見れる映画」と
リクエスト有り、以前より
チェックしていたこちらを
吹替版で。
すいません、、ところどころ
寝てしまいました
原因としては、字幕を読む~と言う
身体的 負荷が掛からないので
体がリラックスモードに。
また、161分という長編。
飽きさせないために、中盤より
視覚・聴覚に刺激的なシーンが
これでもかと続き 逆にそれに
慣れてしまい→飽きてチョイチョイ寝る
…と言う結果に。
衣装・美術から推測すると
年代的には先日見た
「マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド」
と、ほぼ同年代か?
制服はウエストシェイプのジャケット+ミモレ丈のスカート
ヒールの有る編み上げブーツと言うスタイル。
もちろん現代的にアレンジされており
ヴィヴィアン・ウエストウッド風にも見える
マダム・モリブル役のミシェル・ヨーの
ヘアメイクも、アジア圏のセンスではなく
欧米センスで 肌の質感、経年劣化を隠し過ぎない
仕上がりで、同年代なのでとても
参考になった。
この手の作品にしては アジア人俳優が
キャスティングされていて 今時なのかな?
とも、思ったが 監督がアジア系でしたね。
没入感がまるでディズニーアトラクションのよう
IMAXで鑑賞しました。
ミュージカルなので、ストーリーより音楽や映像を楽しみにしていました。結果、大満足です。オープニングから臨場感たっぷりで、一気に引き込まれました。タイトルにも書いた通り、ディズニーのアトラクションにいるような不思議な感覚になる場面がいくつかありました。
グリンダの性格の悪さが気になるという感想を目にしますが、全く気になりませんでした。媚を売ったり承認欲求が高かったりの未熟さが、かえって彼女の人間らしい魅力だと感じました。
中でもPopularはグリンダの魅力を最大限に引き出していると思います。ただただキュートでチャーミング。サントラをリピートしてます。
冒頭の「西の魔女が死んだ」という場面でグリンダは複雑な表情を浮かべているように見えたので、このあとどんなストーリーなのか楽しみになりました。
悪い魔女は、少しも悪くない‼️
3時間近いPart1、
やり切った感!!歌い切った感!!
見応え、聴き応え、美術・装置・衣装・VFX、
全てが一級品で、ここまでが一幕だなんて、
これで終わっても私は、なんの文句ありません。
この「ウィキッドふたりの魔女」
印象的なシーンは、
やはり差別や理不尽に立ち向かうエルファバの強い心。
《運命に逆らって、自由に生きる》
このメッセージ、十二分に届いたのです。
生まれつきの緑色の皮膚。
お母さんが浮気して生まれた生い立ちから、父親に疎まれ、
孤独と仲良しの生活でも、自分をみうしなわない。
でも時々魔法が働いてしまい《大爆発》してしまう。
そしてもう一つは、
オズの世界では、初めは、動物も平等に話して、働いていました。
なのにある日、
山羊の教授は突然仕事を辞めさせられ、
「檻」に入れられてしまうのです。
これは、移民たちが、「強制送還される」事が
実際に起こっていますね。
肌の色だけで、軍の司令官が更迭される・・・
そんな時代の写し絵であり、
「ふたりの魔女」は憤って声を挙げているのです。
この映画の熱さ、
この映画の怒り、
3時間突っ走って、
貰った勇気は凄くて、
前向きに生きようと力づけられました。
悪い魔女は少しも悪くない。
私たちの住む世界は、歪んでいるのです。
ミュージカルとして楽しめるなら
話題のアリアナ主演映画
とにかく映像がキラキラしていて歌唱力は半端ない!
歌に関して素人なので細かいことは分かりませんがアリアナの歌唱もpopsの時と発声が違ってミュージカル仕立てになっていて楽しめます。
ストーリーとしては…有名なpopularのシーンもそうですが、とくに物語に影響を与えない中途半端な展開で「このシーン必要?」と思う場面はいくかあり
1作品でまとめることもできたような気はします。
尺に余裕がある割には登場人物の距離の縮まり方等疑問に思う部分もありますが楽しみ方はそこではないんでしょうね。
映像の色彩と音楽は魅せられます。
吹き替えでも字幕でも楽しめるかと思います。
口の動きに合わせる事を優先したのか翻訳に無理矢理感が気になるものの、主演吹き替えのお二人がとにかく上手いです。
劇場だと迫力があっていいですね。
扱っているのは重めのテーマですが、あまり体力を消費せず子供でも安心して観れる映画だと思います。疲れた大人にもぜひ
2も鑑賞したいです。
意外に面白かったファンタジー
既に1カ月前に公開が始まった本作。正直あまり興味があるお話ではなかったものの、米国アカデミー賞作品賞にノミネートされていたこともあり、当初は観に行く積りでいました。ところが2時間半を超える長編であるものの、実は前後編の前編らしいという話を聞き、ちょっと行く気がなくなって今日に至りました。ただたまたま空き時間があり、そこにすっぽりハマるのが本作だったので、捲土重来で観に行くことに。公開1カ月を経てもそこそこの人気を保っているようで、席も予想以上に埋まっていました。
で、序盤はちょっと苦手なミュージカル調の演出が多く、このまま突っ走るのかなと思いきや、全体を通すと存外歌のパートが多くはなく、普通の作品という感じ。内容的にも、”オズの魔法使い”のお話なので、ファンタジー作品であるのは勿論ですが、生まれつき肌が緑色の主人公エルファバ(シンシア・エリボ)の設定や、ヤギなどの動物の教授たちが排斥されていく展開は、現在進行形の現実社会の諸問題が投影されていて、単なるお子様向け作品に留まっていない印象でした。そのため、期待値が低かったことも手伝ってか、作品世界に結構引き込まれて行きました。これならさっさと観ておけば良かったと思うくらい。
上手いなというか、憎らしいなと思ったのは、冒頭”悪者”のエルファバが倒されたことを皆が祝っているシーンから始まり、その後、グリンダ(アリアナ・グランデ)が前日譚としてエルファバとの思い出を語る設定にしているところ。本作は前編なので、その前日譚は当然のことながら途中で終わって”To be continued"になる訳で、こうなると誰だって後編が観たくなりますね。
後編は、現実社会の諸問題を踏まえつつ、どのようにこの物語を収斂させていくのか、その点が楽しみでもあり、その時まで興味が続くのかという思いもあり、ちょっと複雑な気分になって劇場を後にしたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★4.0点とします。
よりウィキッドのファンになりました
学生時代、劇団四季のウィキッドを観劇し憧れを抱き続けていました。
先月やっと初めて自分のお金で大阪まで行き観劇することができました!
私にとってウィキッドといえば劇団四季。
その状態でどんな世界が観られるのだろうとワクワクしながら映画ウィキッドを観に行きました。
凄いものを見てしまった…!!
迫力!美!壮大!プロ!
お話もより壮大に繊細に作られていて感動!
語彙力の低さに悲しくなりますが…もうとにかく!大好き!!!
1回目はDOLBYの吹き替え、2回目は普通上映の字幕を観ました。
それぞれに良さがあるとは思いつつ、私は字幕が好みです。
今週は4DXを観に行きます!!楽しみ!
ミュージカルは好き嫌いが分かれると思いますが、ミュージカルを観れるタイプの人は絶対映画館で観て欲しい…!!!
こんなに最高峰レベルの作品はなかなか出会えない!
youtube等で観られる未公開シーンも大好きです!
全てを本編に入れて欲しかった…!!
ウィキッドのファンはもう既に観ているかと思いますが!
知らなかった方は是非観て欲しいです。
長い
良いところ
歌は上手い
?なところ
前後編で3時間✖️2とか必要な描写だけとは思えん
クズ人間ばっかり、主人公含めてあんまりだれにも敬意が持てない
長い。話が進むのは謎ダンスと王宮だけ。それ以外はあってもなくても話は見える。前後編にする必要あるシナリオになるんだろうか。
歌はすごく上手い、確かに上手い。けどミュージカルって完全に作り物世界な作品に見えてあまり好みではないことに今更気づいた。変に感情やら行動をリアルな演技にするから余計に繋がりが見えない。後編見るかなあ。
どいつもこいつもクズ人間で場面上にいる必要ある?後編で雑に処理される以外に存在価値なさそうだけど、それは面白いんだろうか。はたまた急に親しげになってきても胡散臭くなりそう。面白いかな?
善悪の境界線のない世界の、唯一無二の物語!
最初に通常スクリーン、2回目にTCX、3回目にIMAXで鑑賞。
この物語のキャラクターは、確かにエルファバ以外は
100%の純度で”善”の人はいない。
でも、グリンダは「ハイスクールミュージカル」のシャーペイのようで
金持ちお嬢さまで自意識過剰&承認要求マックスのおばかなブロンドという
いわゆる観客の笑いを誘う役どころ。
「ポピュラー」を歌い上げるときの所作や表情何をとっても
10歳のときに初めて舞台版「ウィキッド」を見て以来
ウィキッドを自分で演じることを夢見てきて
これまでもアメリカの番組で「Wizard and I」や「dyfing gravity」を歌ったりもして
ウィキッド愛あふれるアリアナの、キャラクターへ魂を乗り移させたと思うばかりのコメディエンヌになりきった熱演から
目が離せない。
この撮影のために、歌手活動、ツアー、レコーディング、すべてを中止して
撮影だけに没頭しただけの熱量はある。
またエルファバは、父の愛、母の愛、妹からの愛、そして自分を求めてくれると思っていたウィザードからのパートナーシップ愛、モリブル先生からの子弟愛…そしてそっと心を寄せるフィエロからの愛…グリンダとの友愛…これまでの人生で、あらゆる場面で求め続けていていた愛をすべて断ち切っていかざるを得ない状況を、丁寧に描ききり
ラストの「Difying gravity」でその思いを激しく歌いあげる。
「愛を失うことを恐れて続けてきたけれど、すでに失っていた。
それが本当に愛なら、代償は大きすぎる。
私がもし一人で飛び立つとしたら、少なくとも自由」
そのセリフは、劇場の圧倒的な大画面と音圧を前に
涙が勝手にあふれて止まらなかった。(3度目のIMAXでも)
ミュージカル映画は、もともと録音しておいた歌に
あとで演じながら口パクするのが当たり前だが
このウィキッドは現場で歌ってそれを録音している。
「レ・ミゼラブル」もその手法だったが
ウィキッドは、ワイヤーアクションありのエルファバが
空中に吊り上げられ、ぶんぶん回転させられたり高速上昇や高速落下をしながら歌っているという点で、スゴさが桁違い。
シンシア・エリヴォは毎朝、ジムのルームランナーで
走り込みしながら歌うというトレーニングをこなしてから撮影に臨んでいたらしく
それだけの熱量が見てるこちらにも伝わって、感動せずにはいられない。
もちろん彼女もアリアナ同様、23歳で舞台版を見て以来
ずっと特別な作品だったと語っている。
やはり、ディズニーの白雪姫の主演女優が、アニメの白雪姫へのリスペクトがないと批判され続けていたのと真反対で、そんなに好きな作品に参加できてさぞ気合が入ってるんだろうなって、見てる側も安心して期待して見られる。
さて、前置きが長すぎだったが
タイトルに書いたようにこの作品では善悪の境界線はあいまいだ。
フィエロも最初は本を踏んだりするやんちゃ坊主だったが
動物好きであり、ライオン事件でエルファバの優しい心にふれて
グリンダよりエルファバに惹かれていく…
そしてエルファバも、フィエロの心の奥は
本当はやんちゃではなく、せつないものが潜んでるのを見抜き
彼に惹かれていく(その時以降のフィエロはもはや本を踏むような男ではなくなる)
そんな心の変遷を見ると
彼は決してグリンダ側の人間ではない。悪ではないのだ。
ラストで、エルファバが邪悪な泥棒だとアナウンスが流れ、
どうしちゃったのという顔をしたフィエロは、
愛馬に乗って学校を飛び出した。パート2で彼はどんな行動に出るのかも気になるところ。
「オズの魔法使い」は100年前に作られたものだが
その作者とはまったくの別人が、1900年代に作ったエルファバたちの前日譚が「ウィキッド」。
執筆された時代が、湾岸戦争や人種差別といったアメリカが抱えている「正義とはなんぞや」「大義名分に生きるべきか否か」という問題にあふれている時代であったから
作家も物語のキャラクターにそうした問題を読者に投げかけるべく落とし込み、大人向けの複雑なストーリーにしているらしい。
リアルな社会問題をリアルな人間心理で描いてるので
”長いものにまかれろ”、”寄らば大樹の陰”という思考で我々が普段から生きているように
モリブル先生の抱擁にこたえたグリンダも批判はできないし
モリブルとて、心の中では、自分がグリムリーを読みこなせるほどの魔法使いでない以上
オズの魔法使いの手下になるしか生きる道はないという思考ではないとはいいきれない。
グリンダのとりまきの生徒たちとて同じだろう。
みなそうやって、自分であることを押し殺して
いかに世を渡るかで必死なのだ。仲間外れは怖いのだ。
そんな誰もが痛感してることなのに、この映画をみて「悪者ばっかり」という短絡的な判断はなしだろう。
ちなみにこの小説は、デミ・ムーアが映画化を望んで映画化権を取得しユニバーサルが制作することになってたらしいですよ。
それが、スティーブンシュワルツがどうしても曲をつけてミュージカルにしたいと
デミやユニバーサルに直談判して、ミュージカルにする権利を得たそう。
結果としてこの舞台版は100以上の受賞歴がある、
世界中でもロングラン上演され続けている(日本でも劇団四季がやっている)愛されまくってる舞台となった。
そして満を持して、映画化…それも、もともとただの実写映画で作る予定だったユニバーサルが制作する奇縁で映画化されたのだ。
舞台版の内容に、小説(上下巻ある長編小説)のシーンをさらに追加して
舞台版では割愛され過ぎた内容を丁寧に描き、過不足ない150分にまとまった。
この映画は、1990年代のアメリカ社会の世相と、人間の闇心理…といった
重くなりがちな内容を、天才シュワルツの素晴らしい楽曲でライトなムードに昇華させた
素晴らしい作品である。
初回よりも2回目に鑑賞した時のほうが短く感じ、体感60分くらいに感じたし
さらに3回目では体感30分くらいに感じた。映画はもう500本以上は見てきたけれど
こんなに劇場でリピートしたいと思った映画で、さらに見るたびに体感時間があまりにも面白くてあっという間に感じるような魅力的な映画は初めてだ。
未見の人は、ぜひIMAXやTCXなど大画面&大音量で、オズの世界に没入して涙腺をぶっこわされに行ってほしい。
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独断と偏見
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