「歌唱力が凄まじい。」ウィキッド ふたりの魔女 映画好きさんさんの映画レビュー(感想・評価)
歌唱力が凄まじい。
劇団四季で体感したウィキッドとはまた違う良さを感じた。登場人物の表情が映画は画面に映りよく分かるからいいですね。
始まり開始10分で泣いた。
フィナーレかのような壮大なミュージカル。
友を思い浮かべるシーン。アリアナの表情の切なさ。演技は初めて見たけども、こんなにお上手とはね。この作品への愛をとても感じました。
グリンダが可愛らしくて面白くて、エルファバと対照的なところがよくわかり終始素晴らしい演技です。
エルファバのお歌…シンシア様…スクリーン越しでもミシミシと伝わる心地よい倍音。
そして王子…癪にさわるがやはりかっこいいな。あのイケメン。生まれながらの王子って顔をしていてキャスティンググッジョブ。
例のダンスシーン。あのシーンは本当に号泣だった。静かになるから映画館では声を押し殺すのに必死でした。5回観に行き、5回とも無事号泣。グリンダが、違う…と言って近づき、踊り出し、顔に手を添えられたところでエルファバの感情が溢れ、思わず溢れ出た涙でこちらも一気に涙腺大爆発。ここのシーンは今年の映画1の泣き具合かな。
ポピュラーも可愛いくて最高でした。アリアナのお歌は普段から聴かせて頂いてましたから、まあ期待通りですね。素晴らしい歌声。あんな高音がなぜあんなにも心地よいのか。
飛んでエメラルドシティ。あの色合い好きやねん。元祖様の出演もありがたい。様々な伏線やミュージカルな世界観も良かった。
最後、2人の歌のシーン。アリアナの表情にまたしてもやられる。友を見送る表情、言葉、歌声、行動が切なかった。そしてエルファバの圧倒的な歌唱力で幕を閉じたわけだけども、あの歌は目の前で本当に歌われている?かのような大迫力。
もちろんIMAXで最高の席で観たが、このシーン見たさに5回行った。これを配信で観るのはもったいなさすぎるかな。歌唱力に圧倒されすぎて、口がポカーンと開いたままだったことに、しばらく気づかなかった。
次回作が楽しみで仕方ない。予告を見たが予告だけで泣きました。