劇場公開日 2025年3月7日

「Part 2が待ち遠しい」ウィキッド ふたりの魔女 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0Part 2が待ち遠しい

2025年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

映画の俺的最重要ポイントはヒロインなので、本作は予告を観てあまり期待していなかった。でも珍しくカミさんが観たいと言い出し、なんでもミュージカルが有名ので「歌が良いはず」とな。「へー、そうなんだ」と俺。久しぶりに2人で映画館へ。

【物語】
魔法と幻想の国オズの民衆に愛されているグリンダ(アリアナ・グランデ)は、ある日民衆に彼らが憎んでいる魔女が死んだと告げる。民衆は喜びで興奮するが、一人の少女が「グリンダは魔女と友達だったの?」と尋ねる。グリンダは彼女との関係を語り始める。

ある年のシズ大学の入学式で新入生のグリンダは緑色の肌をしたエルファバ(シンシア・エリヴォ)に出会う。エルファバは足の不自由な妹の付き添いで来ていただけだったが、あることで学生に感情を乱されたエルファバは魔法を使ってしまう。それを目にした、大学を支配するモリブル教授(ミシェル・ヨー)は妹と共にエルファバも入学させる。

金持ちの娘グリンダは大学の寮では広い個室で暮らすはずだったが、モリブル教授のひと言でエルファバが同室の住人となる。外見も育ちも異なり、価値観が全く異なる二人は大学生活の中でことあるごとに反発し合う。 しかし、あるときから2人の間に友情が芽生えていく。

【感想】
なるほど、意外にも素晴らしかった!

確かにミュージカルベースの作品という作り。予告編だけだとここまで歌が多いとは思わなかった。そして、その歌が素晴らしかった。

映像的にも冒頭のお花畑初め、迫力があり、ちょっとコミカルなダンスシーンも含めて十二分に楽しめた。
期待を持てなかったヒロイン2人はやっぱり魅力的とは言い難かったが、グリンダについてはあまりの“とんでもキャラ”が可笑しくて、最後にはかなり親しみと好感を持って観ていた。

難点としては、これまでもレビューで何度も書いている文句をひと言。本作はPart 1であり完結しない。始まって間もなく出るタイトルの下に小さく“Part 1”の文字が有ることに気付いてそう思って観ていたから良いものの、それに気付かず、かつミュージカルの結末を知っていたウチのカミさんはエンドロールで「え、これで終わり?」と驚いた顔。
宣伝・チラシの類には“前編”だとは全く触れていない! アメリカ製作会社が隠しているわけではなく、日本の配給元・プロモーションの問題だが、こういう詐欺みたいなことはやめてくれと言いたい!

それはともかく、親友になった2人がこの後どうなって、冒頭のエルファバの死を迎えることになるのか、Part2が待ち遠しい。

泣き虫オヤジ
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