「続きが気になる」ウィキッド ふたりの魔女 福島健太さんの映画レビュー(感想・評価)
続きが気になる
完結していないのでどうなるのかわかりませんが、映像は綺麗だし、笑える場面も多く、長い上映時間も退屈を感じませんでした。
生まれつきの緑色の肌と魔法の力で、人から避けられてきたエルファバでしたが、喋ってはいけないなどと、差別的に扱われる動物たちに対して誰も手を差し伸べない中で、魔法使い陛下の力で動物を救ってもらおうとする、優しい女性でした。
それが、オズの魔法使い陛下はホントは魔法が使えず、人々のために共通の敵が必要だといって動物を虐げる一番の黒幕で、道徳的にみれば、悪い魔女が正しくて、皆が憧れる魔法使い陛下が悪い。
このお話が最終的に、冒頭の「悪い魔女が死んだ」「孤独に死んで誰も悲しまない」などと、めちゃくちゃに嫌われている魔女の死へと続いていくことを思うと、きっと正義が報われない、悲しい結末が待っているのだろうと、胸が痛みます。
他の人とは違う緑色の肌という理由で嫌われ者だった今までが、魔法書を奪って逃げた悪い魔女として、世界の敵に変わるこの先は、まさにクライマックスを迎えるのでしょう。
「これから盛り上がるぞ」というところで続編待ちなので、気になって仕方がありません。
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