劇場公開日 2025年3月7日

「「オズの魔法使い」の、その前の物語。 歌、踊り、美術、全て独特で、映画の世界に没入!」ウィキッド ふたりの魔女 ぴのこねこさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「オズの魔法使い」の、その前の物語。 歌、踊り、美術、全て独特で、映画の世界に没入!

2025年3月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

まずは、歌から。
吹き替え版を鑑賞しましたが、高畑充希さんが素晴らしかった!
高畑さんは、NHKの朝の連ドラ「ごちそうさん」で「蘇州夜曲」を歌われてから、注目していました。演技の極意として、「セリフは歌うように語れ、歌は語るように歌え」という言葉があるそうですが、彼女はそれができる方だと思います。悲しみ、くやしさ、といった様々な感情が、歌を通して伝わってきました。

次は、踊り。集団で踊るシーンは、どれも見応えがあります。
印象的なシーンのひとつは、円形回転図書館での踊りです。目まぐるしく皆が移動して、「キンキーブーツ」のベルトコンベアのシーンを思い出しました。

そして、美術。
凝った作りのエメラルドシティや、回転図書館、そして、オズの魔法使いの作ったジオラマなど、見事です。

ミュージカル映画として単純に歌や踊りを楽しむこともできる映画ですが、「ルッキズム」「様々な差別」といった問題について考える機会を与えてくれる映画でもあります。
ある登場人物が、「団結させるには、共通の敵を作ればいい」みたいなことを言ってました。どこかの国の偉い人も、同じような事を考えていらっしゃるのでしょう。
なかなか深いです!

さて、1週間後、今度は字幕版を鑑賞。
前回見逃していたいくつか、例えば

①エメラルドシティのショーに、舞台版ウィキッドの2人の魔女が出ている
②大学の寮長は、「グレーテスト・ショーマン」This is me!のキアラ・セトルが演じている

などを確認。

グリンダ役のアリアナ・グランデは、「よい魔女(と思われたい人)」の雰囲気が、いい感じに出ていました。
エルファバ役のシンシア・エリヴォは、芯の強さが力強い歌で表現されていて、特にDefying Gravity が圧巻でした。

おまけ
前から思ってたことですが、、、。
マンチキン国出身のボックって、滝藤賢一さんにちょっと似てませんか?

ぴのこねこ
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