バーン・クルア 凶愛の家のレビュー・感想・評価
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怖さと見応えがほどよくブレンドされている
表向きはよくある絶叫ホラー映画のように見せながら、その襞を一枚めくると意外にも周到な構成(後半は事の経緯を描いたサスペンス的展開も)、時間軸の妙、反転する人間模様、そしてなんとも言えない暗黒に引き摺り込まれていく感覚に唸らされる。他のアジア系ホラーに比べて、若干「見せる/見せない」の線引きに拘った日本のホラーに近い味わいがするのも安心して見られるポイントか(仏教文化の影響なども背景にあるのだろうか)。加えて、ここぞというポイントでエキゾチックかつ不協和音的な歌声がけたたましく鳴り響き、目の前の恐怖を無尽蔵に盛り上げてくれるところが快い。そもそも「家」という存在は人の輪廻転生や魂のイン&アウトの如く住人が入れ替わるので、それだけで知られざる謎が生まれ、ミステリーを育む土壌となりうる。さすがその見せ方を熟知しているというべきか。超絶怖いというより、むしろ巧くて見応えのある一作と記しておきたい。
期待していたけど、予想していたより面白くなかった。
話しの展開が分かりにくい。
怖くはなく気持ち悪い映画。
奥さんが貸していたマンションを荒らす意味が未だに分からない。
亡くなった子供の魂を憑依させる?
よく分かりません。
不動産仲介業者がピストルを持っている?
なんだかねー。
水損事故で突然天井が抜け落ちてくる。
映画の設定が9月の雨季なので
個人的に私の大嫌いな「G」がウジャウジャ出てくることが一番恐ろしかった(笑)
タイの「G」は日本のより巨大ですね。
もっと恐ろしかったのは観客が私一人だったこと。。。。😱
上映時間 124分
Triangle
タイのお家ホラーという触れ込みのみで鑑賞。
邦題の副題は関係ないかなと思いましたが、意外とあった珍しい例です。
前半はリアクション祭りで胃もたれしたんですが、後半になるにつれ謎だった展開の一つ一つが繋がっていって挽回していったかなと思います。
しっとり始まる感じかなと思ったら家を貸すことに反対していた旦那がすんなり家を貸すことを許諾して、見るからに怪しいですよと言わんばかりの老婆がやってきて、そこからポルターガイストっぽい事が起きてきて…といった感じでポンポン進んでいくんですが、主人公がリアクション芸人ですか?ってくらい全ての出来事にどデカい反応で驚いていくので、そんな過剰にならんでもと冷めた目で見てしまったが故に、その驚きが続きまくる展開はちょっとキツかったです。
中盤からはガラッとカルト的な雰囲気のホラーに様変わりしていき、旦那の行動の不可解さにも納得がいくものになりましたし、それ故に描かれる過去の虚しさがカルトに飲み込まれる要因だったのかなと思うと物悲しいところがありました。
主人公のリアクションも行動に徐々に影響されていき、危ない状況だろうと娘を救うためには何がなんでも駆け抜けていく覚悟が味わえて応援しがいがありました。
終盤は中々に残酷。
人間の体を器にして取っ替え引っ替えの挙句、あんな終わり方をしていったら誰も報われないですし、少し明るい表情が切ない雰囲気を醸し出しているのも映画としての締め方はとても良かったなと思いました。
喪失したもの同士、傷の舐め合いというわけではなく、これからを生きていくという希望も同時に垣間見えて良かったです。
映像面的な不満点としてはR指定の割にはグロいはずであるシーンが暗くて見辛かったり、直接的な描写がそこまで無いのもあって、せいぜいPG12とかで良いんではないかなと思ってしまいました。
前半がどうしても足を引っ張ってしまって後半の巻き返しがあってもイマイチな評価になってしまいましたが、様々な要素の入り乱れるハイブリッドホラーの挑戦には敬意を示したいです。
鑑賞日 11/30
鑑賞時間 18:10〜20:20
座席 H-3
やっぱり人形は怖い
家族3人で住んでいた家を人に貸した直後から夫の不可解な行動や不気味なことが起き始める…。
前半は事あるごとに不穏な音が流れ、ジャンプスケアシーンも多々あり恐怖感を煽ります。
後半で紐解きが始まるとパズルのピースがハマるように切ない過去が明かされていきます。
え!と驚くような事実があれよあれよと明るみになり、三段オチくらいあったような笑
とても綺麗な主演女優さんでした✨
テーマとかは悪くないけど、 説明が長い! 前半はまあまあだったけど...
テーマとかは悪くないけど、
説明が長い!
前半はまあまあだったけど、
後半はほぼただの説明じゃん?
タイのスリラーものって、これが基本なの?
娘が・・・怖い
ニンは夫クウィン、7歳の娘インと3人で暮らしていた。一家はローンや売却価格など経済的な理由から貸していたマンションに引っ越し、住んでいた庭付きの一戸建てを元医師ラトリーと娘ヌッチ親子に貸すことになった。その後、クウィンが奇妙な行動を取るようになり、不安に感じたニンはクウィンが毎朝午前4時に外出していること、そしてヌッチと同じ三角形のタトゥーを入れだ事を知った。
実はラトリーとヌッチはカルト教団のメンバーで、クウィンも彼女たちから亡くなった長女の霊を呼んでもらうために入信していた。娘インが狙われていることに気づいたニンは、娘を守ろうとし・・・さてどうなる、という話。
バーン・クルアって何だ、と思い調べてみたら、怖い賃貸、という意味らしい。
確かに貸した物件をあんなにぐちゃぐちゃにされたら怖いよな、と思ったのと、魂が乗り移る時の表現を目の瞳が入れ替わる様きな映像で見せてくれるのは説得力があった。
体は自分の娘でも中身が亡くなった他人だったらこれから愛していけるのかなぁ。そんな怖さもあった。
以前にも可愛い子に霊が乗り移って奇妙な行動をする作品を鑑賞したが、タイ映画って霊が取り憑くのが好きなのかな?
ニン役のニッター・ジラヤンユンは綺麗だった。
緊張感が最後まで持続
見せ方が上手い。
終盤までぐいぐいと引っ張ってくれる脚本の妙。
11年前とか、4か月前とかの、裏で何があったのかの「種明かしパート」でややダルさを感じましたが、そのあとのお母さん&娘の大活躍もあり、なかなかの緊張感の持続に成功。
かなり楽しめました。
家そのものではなく、家に棲むこどもの地縛霊と、魔女たちに狙われた一家の話なので、邦題に疑問。
原題/英題が「บ้านเช่า..บูชายัญ/Home for Rent」で直訳すれば「賃貸住宅(の犠牲者)」。
タイ語の「บ้านเช่า(賃貸住宅)」の日本語読みが「B̂ān chèā バーン・クルア」なので、邦題に関して前半はいいんだけれども、後半が意味不明であった(「狙われた家」とかの方がすっきりする)。
パンフがないのでほぼ理解不能だが、タイ語が得意ならググったら何か出てくるかもしれません
2024.11.28 字幕 アップリンク京都
2023年のタイ映画(124分、R15+)
家を貸してヤバいことに巻き込まれる家族を描いたホラー映画
監督はソーホップ・サクダービシット
脚本はソーホップ・サクダービシット&タニーダ・ハンターウィーワッタナー
原題は『บ้านเช่า..บูชายัญ』で「犠牲のための賃貸住宅」、英題は『Home for Rent』で「賃貸住宅」という意味
物語の舞台は、タイのバンコクにあるバーン・クルア地区
専業主婦のニン(ニッター・ジラヤンユン)と夫のクウィン(スコラワット・カナロス)、娘のイン(サンヤパット・マユラリーラ)は、クウィンが所有するコンドミニアムに住んでいた
ニンには独身時代に住んでいたマンションがあって人に貸していたが、借主は部屋を無茶苦茶にして逃げてしまっていた
仲介業者のトム(Supthak Chatusriyawon)は簡単な修理を施して、再び誰かに貸してはどうかと提案した
修理代を捻出できないニンは、クウィンに相談を持ちかけることに決めた
それは、コンドミニアムを誰かに貸して、マンションに住むというものだった
クウィンは赤の他人に貸すことを拒んでいたが、ニンは無理難題を押し付けて、借主の内観日を勝手に決めてしまった
クウィンは渋々内観に応じることになったが、やはり誰かに貸すことは躊躇われて、内観当日にニンにキャンセルするように電話を入れた
ニンは慌てて家に戻ると、すでに内観は始まっていて、どうやって断りを入れようかと悩み始める
だが、何があったのか、クウィンは「1ヶ月もあれば貸せる」と言い出し、賃貸契約はあっさりと結ばれることになった
隣人のポーン(Natniphaporm Ingamornrat)は別れを惜しみ、ニンたちはマンションでの新しい生活を始めることになったのである
物語は、新居に来てから寝付きの悪くなったインが、「この家には誰かがいる」と言い出すところから動き出す
その意味はニンにはわからなかったが、クウィンには心あたりがあった
それはコンドミニアムの屋根裏から持ち出した人形にまつわるもので、それをインの誕生日にプレゼントしたことがきっかけだった
その人形は、クウィンと前妻との間に授かった娘ジャー(Pawarisa Surathin)のもので、彼女は給湯器の故障によって、全身やけどで亡くなっていた
クウィンは人生を諦めかけていたが、そんな時に出会ったのがニンだった
彼はジャーのことをニンに告げぬまま新しい関係を始めていて、そしてインが生まれたのである
映画は、金銭に困った夫婦がコンドミニアムを貸し出すことで不穏なことに巻き込まれる様子が描かれていく
借主は元医師のラトリー(ペンパック・シリクン)と、その娘ヌッチ(Namfon Paldee)だったが、彼女たちが住み始めてからの様子がおかしいと、隣人のポーンはニンに告げる
何かしらの儀式をしているようで、朝の4時ごろに何かを唱えている音が聞こえると言う
ニンは気味が悪いと思いながらも、借主の自由を尊重する意味でも、干渉することを避けていた
その後、インはさらに寝つきが悪くなり、奇妙な行動を取り始める
そして、彼女の言葉の端々にジャーとの生活のことが含まれるようになってきた
さらにラトリーがインに接近し始め、ニンはよからぬことが起こるのではないかと、彼女たちが何をしているのかを探り始めるのである
映画は、予告編などでは「実話ベース」と謳われているのだが、タイ語でググっても詳細が見つからないし、パンフレットもないので、まともな解説書がない作品になっている
映画のタイトルも当初は意味不明だったが、どうやら地名のようで、その地にゆかりの儀式もしくは宗教が絡んでいると推測される
このあたりの情報の決定的なものがないので歯切れが悪いのだが、ともかくそう言ったところをあまり考えない方が良い作品のように思える
ホラー要素としても、突然出てくる、大音量が流れるなどの定番の怖がらせ方で、人形の造形は怖いけど、それ以上でもない感じになっていた
このあたりの呪術的なものに詳しくないと話の本筋は分かりにくいのだが、どうやら人形の中に封印されていた魂の入れ物を探していたようで、その犠牲になるのがインと言う感じになっていた
ラトリーも実はパポンと言う人物の入れ物になっているみたいで、中身18歳の少女が仮住まいとしてラトリーの中にいる、みたいな感じになっていた
ラストの畳み方が意味不明なほどに瞬足で、どうなったのかわからないまま、インの中にパポンが入ったような終わり方をしていた
ラストでは、中身が入れ替わっていることに気づいても普通の暮らしを始めるニンが描かれているのだが、ひょっとしたらこっちにも別の何か(ラトリー?)が入っているのかなと思わせる
おそらくは、ラトリーの娘がパポンで、母娘の生き直しをニンとインで行おうとしているようにも見えるので、そのあたりの本当のところは何度か見直せば近づけるのかな、と感じた
いずれにせよ、怖いか怖くないかと言う基準なら、不気味だけどあまり怖くないと言う印象だった
呪術とか儀式の由来は全く説明されないのでわからないが、魂を転生させることができる儀式のようで、その入れ物探しを繰り返しているのがラトリーとヌッチということになるのだと思う
ポスタービジュアルなどではラトリーが主人公の呪術師で、ニンたちを助ける系なのかなと思い込んでいたので、ある意味うまく騙されたような気もする
面白いかどうかは何とも言えないが、可もなく不可もなくという感じなので、疑問符が残ったままでもOKとか、考察が趣味なんですよという人以外はスルーしても良いのかな、と感じた
今年見たホラー系ではベスト3に入るかも
「対外秘」を見たあと時間があったので、そのまま鑑賞。
ストーリーがしっかりしていて面白かったです。
ホラー、オカルト系でも、私個人の感想としては、ただ怖がらせるだけでなく、理屈というか、なぜそうなったか、なぜそういう現象が起こったのか、その原因が新興宗教だとしても理にかなっていないとイヤなので、その点では回収してくれていて、すっきりしました。
また、怖がらせるための造形や事象も、ゾッとしないとイヤなので、そこも良かったです。
ゾッとしました。
2体出てくる人形はどちらも不気味でした。
見えているのかどうかギリギリの写り込み、何か聞こえてる?的な音もいい感じでした。
ダメな点は、予告篇かなぁ。
この女、何かあるって感じの予告篇だったと思うのですが、もっとザ・ホラー映画的な、blumhouseのモーションロゴくらい怖い感じを出せば、空いている時間だから見ようというより、これが見たくて映画館に行く!ってなったと思います(少なくとも私は)。
あと、タイってチャットアプリはLINEなんだ、って思いました。
てっきり、zaloかと思っていました。
それと、タイ語はやっぱり、音がかわいい。
コワいせりふを言っていても、カーとか、にゃーとか、ぷーとか、ぷややーんみたいに聞こえるので、恐怖感には欠けるのは否めないかな。
65点ぐらい。事故物件モノじゃない。
あまり期待していなかったけど、予想していたより少し良かった。
実話にインスパイアされ『凶悪の家』ってタイトルだから、事故物件モノかと思う方が多いと思いますが、そうじゃないです。
最初の1時間は観ていて、いろいろ腑に落ちない事が多いと思いますが、後半の1時間で謎が解けますよ。
ホラーだけど個人的には、ほっとんど怖くなかった。
ヒューマンも入ってます。
少し考えさせられた…
話には関係ないけど、日本車ばかりだった(笑)
⚠️CAUTION⚠️
カラスを傷付ける描写が少し、ゴキ○リ少し、モゾモゾするウジ虫?少し、あります。
説明パートなげぇ〜
2024年劇場鑑賞306本目。
パンフレットないのでマイナス0.5。
映画ドットコムによると実話がベースだそうです。えっ!?でもそれ以上はわかりません。パンフレットないから。クソが!
家賃収入を見込んでいたマンションが何者かに荒らされ、犯人探して損害賠償して・・・とやっていると時間がかかるので、今住んでいる一軒家を貸してマンションは自腹で最低限直して住めば家賃収入得られるという不動産屋のアドバイス。ただ夫の持ち家なので夫は大反対。しかし借主に先に会うことになった夫はなぜか急に来月からでも貸しますと協力的に・・という話。
中盤から話が二転三転する構成は良かったとは思うのですが、はしょっているとはいえ説明パートなのでもうちょっと短くてもいいかなと思いました。最後はなんとも言えないラストでした。
傀儡
経済的な理由から、貸していた賃貸マンションに引越して、住んでいた豪邸を貸し出した家族が不穏な事態に陥って行く話。
なぜだか荒れ果てたマンションに始まって、最初は反対していたけれど、内見者が来たらあっさり折れた旦那と共に、娘を連れてマンションに引っ越したら魘される様な出来事が次々と起こり…。
荷物を置いてきたとはいえ、大家が一々来たらそりゃあ嫌がるだろ?とか思っていたけれど、あれ?そのシンボルみたいなタトゥーって…。
前半は何の背景物語もなくジャンプスケアばかりで、とにかく不穏なだけというか、主人公が勝手に騒いでいるだけにもみえて何をみせられているのか…。
半分過ぎて話しが動き始めたら、今度は説明的過ぎてテンポ悪過ぎ。
上手くまとめたら面白そうな話しなのに回りくどくて、前半で飽き飽きとしたメンタルが盛り上がることはなかった。
久しぶりなじっくりサスペンスホラー。
ホラーとして⭐︎4。久しぶりにじゃかじゃかしていない展開にハラハラして見れた。起承転結を時間軸に沿ってきちんと説明してくれて納得。ラストもせつない。タイホラーってきっちり理由付けしてるホラーが多くて好き。
プレイバックpart3
死者復活を目論むカルト教団?に目を付けられた一家の悲劇の物語。
実話が元になっているだけに気持ち悪さはしっかりとあるのだが、実際どこからが脚色なんだろうか?
父親が1人で抱えていた闇の部分につけ込まれ、母親が娘のインを助けるために教団に1人で立ち向かうが、父親自身の同じ娘インに対しての感情がよくわからなかった。
教団と言っても人数が不明確で、出てくるのはごく少数。
不動産屋のようにもっと身近な人間が実は教団の人間でずっと見張られていた、みたいだったらもう少し怖さが増したかも。(これもベタ過ぎか)
単純に理由を明かすのではなく、何度かプレイバックしてあの時は別のところであんなことをしてましたという、詐欺集団が大仕掛けで騙すドラマでよく見るかける手法で種明かしするのは、その分長尺になるデメリットはあるが、複雑な展開をより分かりやすく観ることができ良いと思った。
家関係ある?
2024年10月31日
映画 #バーン・クルア 凶愛の家 (2023年)鑑賞
タイ発のホラー映画は初めてでしたが、和製ホラーとハリウッドホラーのいいとこ取りのような作品で、おどろおどろしい感じのシーンもあれば、思いっきり怖がらせようとするシーンも多数ありました。
構成がよくできていて面白かった
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