矢野くんの普通の日々のレビュー・感想・評価
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意外と良かったので!
八木くんのファンなので、ご尊顔を拝めるだけで星5
と思っていたのですが意外と良かったのでレビューします!
●まず冒頭から吉田さん役の池端杏慈ちゃんが可愛い…!
上戸彩似のキラキラ美少女で、
この子が出ているだけで画が持つ感じ。
キャスト大成功してませんか???
●何気に笑えるポイントが多かった!
矢野くんが怪我だらけで登校してくるだけでも変で面白いけど、
ドッチボールの顔面セーフ少年とか、
急に「矢野ニーズ吉田!」とデカ声で励ます羽柴とか、吹き出しちゃいました。
最後の方の崖のシーンの「死にません!」からのセルフ首締めして「死ぬかと思った!」や「ロープなしで行きます!」で転がり落ちていく矢野くんに笑い止まらなかったです。
●泣けるシーンもある!
吉田さんの心配性の原因、お母さん…。
ネックレスをギュッとするたびに、私も胸が痛んで苦しかった。。
●矢野くん眼帯取ると超絶イケメンやないかい!
漫画の世界のビジュアルじゃん!(八木くん初見の人の感想?)
正直17歳はキツいなと思ったけど、なんかそんなの吹き飛ぶくらいのインパクトがあった。
そら吉田さんもマンホールに落ちる。
●曲が良い!
最初はトラジャさんの挿入歌存在感ありすぎない!?と思ったけど段々馴染んできて今はいい歌やなと思います。
そして主題歌Yellow Yellow、
曲調も好きですが歌詞も良いです。大好きです。
●劇中に「いつか」は永遠に来ない、という台詞があって沁みました。。
いつかやろうと思っていたこと、今すぐ始めたくなりました。
大切な人との時間、大切に過ごしたいなと思いました。
そんな当たり前で大事なことをしみじみ考えることのできる、素敵な映画でしたよ。
中のキャラクターは皆いい人達やな〜😭
昨日鑑賞‼️、「恋わずらいのエリー」依頼のティーン映画、夜の会は貸し切りで観れたから、小さくツッコミが声に出てしまった(笑)。
さて内容は、
普段から家族の持ち物や怪我などが心配性の高校生の主人公の吉田清子。
春から2年生になり新しいクラスに遅れて登校してきたのが矢野剛くん。
先生からも登校すれば怪我や包帯撒いてるから「どうした?」と聞かれ、犬に噛まれただの階段から落ちたなどのび太並の不運、清子はどうしてそんなに怪我が絶えないのか気になり下校時に後をつける事にするとただのドジっ子であることが判明、性格がらほっとけなくなり怪我をしたら自分が手当をすることを勝って出る所で物語がスタートしました。
「恋わずらい…」ほど笑えるシーンはなかったがやっぱこういうティーンのラブコメ系好きだわ〜☺️、よくありがちなライバル立ち位置の人もいるけどグイグイは来ないしちゃんと矢野との中を邪魔しないから、嫌な気分にならずに鑑賞はできたけど、「俺じゃダメか」的なあの感じも悪くはないから定番流れも予想したけど良い意味で外れましたし、これは新しい今どきなライバル像な感じがしましたってかこの物語のキャラクターは誰一人として二人の中を邪魔しないんだねそれがある意味良かった😆。
その羽柴(ライバル)が好きな泉もまた良かったですな〜、羽柴も少し鈍いからなんとなく何回か遠回しに伝えてるが全然気づかない(笑)、泉に同情します💧。
ドジっ子と天然の恋の戦いはこんな感じなのかな(笑)。
でも矢野くんだよね〜、のび太の実写か❓ってぐらいだけど年齢が高校生だからしっかりしてるところはしっかりしてる(笑)(追手内洋一もいたか(笑))。
まーなんとも優しいしイケメンさんやし話し方の雰囲氣も良いわ〜。
若干親近感の私も友達になりたいぐらい😁、不運に巻き込みたく無いからと友達をつくらなかったらしいけど立候補します(笑)。
演者さんは知った方は一人もいなかったですが違和感無く鑑賞もでき、イケメンさんや可愛い方達もいられたのでここで知ったからこれから他で見かけた時に応援しやすくなりますね☺️これからに期待します😆。
綺麗なアオハル映画
まず思ったのが、映像が綺麗なんですよね。
優しい登場人物たちに合う温かみが有って、アオハル映画に合う輝きも併せ持った綺麗な映像なんです。
照明と撮影は、『マイナイト』と同じコンビの方なんですね。
『マイナイト』はダンスのシーンが、凄く綺麗だったんです。
お二方の他の作品も観てみたくなりました。
ストーリーは簡単に言うと、おっちょこちょいな男子と心配性な女子のラブストーリーなんです。
序盤、おっちょこちょい男子としっかり男子の恋のバトルが始まるのかと思ったら、そうでもなかった。
だって、しっかり男子、二人の事を応援しちゃうんだもん。
しっかり男子も天然な所が有る事がだんだんと分かってくるけど、とにかく良い奴なんですよ。
彼だけでなくて、登場人物みんな良い子なの。
そういった意味でも、綺麗なアオハル映画です。
さて、青春映画だと恋愛と同時に成長も描かれて、主人公が凄い変わり身を見せる事も有りますよね。
この映画の二人は、最後までおっちょこちょい男子と心配性女子のままだったんです。
だけど、お互いを必要とする事で、そのままの自分でトラウマを乗り越える成長を見せたの。
こういう成長物語も良いなと思わせてくれました。
白宮みずほさん、『恋わずらいのエリー』で観て知ってはいたんだけど、今回のback numberさんの『幸せ』的なポジション合いますね。
切なさを含んだ笑顔が凄く良くて、応援したくなっちゃうの。
白宮さんのこういう役、もっと見たくなりました。
そして、なりより池端杏慈さん。
美しいとか可愛いとかの言葉が安っぽく感じるくらいの魅力だった。
撮る人の腕も良いのでしょう。
一つ一つの表情全てに、見惚れてしまいました。
もっと彼女の事を見たいと思ったけど、そう思わなくても今後多くの出演作に出会いそうな気はします。
見事な秀作でした!気になっている人は是非
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
結論から言うと、今作の映画『矢野くんの普通の日々』は、構成が見事な秀作だったと思われます。
主人公の吉田清子(池端杏慈さん)は、幼い妹と弟がいるお姉さんなのですが、映画の冒頭の数カットで、姉と妹弟との関係性を表現し、大き目の救急ポーチの存在で心配症の性格を現わし、桜が咲く神社を映してこれからの新学期を表現する、それぞれの鮮やかで端的な描写は、初っ端から見事だとは思われました。
その後、担任教師(池田良さん)のとぼけた雰囲気が学校の空気感を象徴し、矢野くん(八木勇征さん)の怪我に対する担任教師の段積みの反応によって矢野くんの怪我の度合いへの緊迫感の増加を表現し、主人公・吉田清子やそして観客の緊張感をも上げて行く演出も秀逸だったと思われます。
心配性の主人公・吉田清子が、怪我の度合いが上がる矢野くんにすぐに引き込まれるのも説得力があり、それが好きの感情に変わる変化も自然だったと思われます。
物語が進んで吉田清子と矢野くんはつき合うことになるのですが、矢野くんと中学の時にクラスメイトだった岡本(筒井あやめさん)が後半に転校して来てから、吉田清子と矢野くんはぎくしゃくすることになります。
野球部で吉田清子と同じクラス委員長の羽柴雄大(中村海人さん)は、吉田清子の事が好きなのですが、矢野くんとぎくしゃくしてしまったとの相談をして来た吉田清子に対して、勢いで告白してしまい、案の定、吉田清子から距離を取られるという描写がありました。
その直後の林間学校でも、羽柴雄大は吉田清子から距離を取られてしまうのですが、羽柴雄大は幼馴染の泉(白宮みずほさん)に、吉田清子に告白してしまい良好な友人関係を壊してしまった、との後悔を伝えます。
この場面は、逆に幼馴染の泉は羽柴雄大のことが好きなのですが、泉が、良好な友人関係を壊さないために羽柴雄大に告白しないようにしている、彼女の心情に玉突き的につながり、その前の夏祭りの後の泉の涙も含めて、秀逸な連関した場面構成描写になっていると思われました。
前後しますが、夏祭りの場面では、少し姿を消した矢野くんに対して、母を亡くした経験から吉田清子がショックを受ける場面があります。
その時に吉田清子は少し矢野くんがいなくなっただけでショックを受ける自分は「普通じゃないよね」とその後に姿を現した矢野くんやみんなに吐露するのですが、矢野くんは普通じゃなくていいんだ、との言葉を吉田清子に返します。
そしてさりげないのですが、その、普通じゃなくていいんだ、との矢野くんの言葉が、そばで聞いたいたメイ(新沼凜空さん)の心に刺さるのです。
メイは、吉田清子と矢野くんとの恋愛を応援しているのですが、自分自身はそんな恋愛感情を持っていません。
恋愛感情を持っていないメイは、自分は普通じゃないのかな、と悩んでいたのですが、矢野くんの普通じゃなくていいとの言葉によって救われることになります。
ここでも玉突き的な連関描写が秀逸だと思われました。
(この一連の場面の私の記憶は正確でないかもしれないので、間違いがあれば修正下さい‥)
この映画『矢野くんの普通の日々』は、「普通の日々」と言いながら、実は普通でない人達を根底で肯定する作品になっているところにも、素晴らしさがあると思われました。
惜しむらくは、映画の終盤で、母の形見のペンダントを探してる時に崖の中腹に落ちた吉田清子を助け出すために、矢野くんもさらに崖の下に落ちる場面があるのですが、その時の吉田清子は母を亡くした時と同じ感情になる必要があったとは思われました。
ただ、私的に感じた惜しさはその場面ぐらいで、あとは場面の積み重ねもそれぞれの登場人物の自然な心の動きも関係性も、素晴らしく見事な秀作になっていると思われました。
映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』でも思われましたが、今作の新城毅彦 監督は、丁寧な描写の積み重ねとそれぞれの登場人物の理解と深い掘り下げとしっかりとした関係性の構成が出来る優れた監督なのだなと、僭越ながら改めて思わされました。
それぞれの登場人物の魅力も引き出された見事な構成された作品だと、面白く最後まで観ました。
このキャストでの実写化はかなりの無茶振りで、なんとか喰らいついた演者はすごいと思う
2024.11.21 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(106分、G)
原作は田村結衣の同名漫画(講談社)
極度の不運男子と心配性女子の恋愛を描いたラブコメ映画
監督は新城毅彦
脚本は杉原憲明&渡辺啓&伊吹一
物語の舞台は、神奈川県の鎌倉市
旭星学園に通う吉田清子(池端杏慈)は、母(島村みやこ)を亡くしたことがトラウマになっていて、過度の心配性になっていた
2年に進級した清子は、学校イチのモテ男・羽柴(中村海人)と一緒にクラスの学級違委員を務めることになった
そのクラスには、毎日ケガをして登校してくる矢野くん(八木勇征)がいて、清子は毎日が心配でならなかった
物語は、矢野くんの手当てをする清子の日常が描かれ、それが恋であることがわかって動き出す
二人は付き合うようになって、より親密になるのだが、実は清子のことが好きな羽柴がいて、彼は気が気でいられなくなってしまう
さらに、清子の親友・まこと(白宮みずは)は羽柴と幼馴染だが恋心を抱いていて、羽柴はそれに全く気づいていない
そんな様子を温かい目で見ている彼女らの友人・メイ(新沼凛空)と、お調子者の田中(伊藤圭吾)がいて、こちらもそれっぽい感情があることがわかる
この6人の仲良しが学校行事やイベントに参加する中で、清子と矢野くんの恋愛がどうなっていくのかとか、矢野くんに隠された秘密というものが暴露されるという流れになっていた
映画では、矢野くんがずっと眼帯をしているのは、オッドアイによるトラウマが原因で、その目を見てしまうと呪いにかかると言われてきたからだった
そのことを知るのは中学時代の同級生たちだけで、その中の一人・岡本瑠璃(筒井あやめ)が2学期になって転校してくる、というエピソードがある
自分の知らない矢野くんを知っている彼女がいて、さらに彼女が自分と同じ役回りをしてきたことを知って、清子の心は大いに揺れ動いてしまう
さらに、あるハプニングで清子は矢野くんの目を見てしまい、矢野くんは彼女に危害が及ばないように距離を取り始めるのである
映画は、かなり頭の弱い人たちのてんやわんやを観る感じになっていて、知能を彼らレベルに下げないとついていけない感じになっている
ツッコミどころ満載で、演者もそこまで頭が幼いわけではないので、かなり手探りで演技をしている感じがした
自分ならこうはしないけど、という感じが垣間見える感じで、とにかくシナリオに沿った演技をしていくことになる
誰もが高校2年生には見えないので、大人が小学生のような演技をしているギャップがあって、さすがに実写でこれをするのは無理があったように思う
むしろ、設定を中学校に下げるぐらいの改変をして、子役たちに演じさせた方がまだマシだったように思えた
いずれにせよ、アイドルのファンムービーの路線のようだが、1週間後の段階で閑散としていたように思う
初週の週末にどれだけ稼げたのかは分からないが、矢野くんが眼帯を取って素顔を見せるシーンが見どころなので、それ目当てでどこまでファンがリピってくれるのかは分からない
恋愛ドラマとしても特に変化球があるわけではないので、キャストのファンが大画面で堪能する以外の効用はないように思えた
これは色々レベルが高い
起ち上がりが圧倒的に早いのね。
短いシーンで的確にキャラ紹介して、あっという間に吉田さん(池端杏慈)が矢野くん(八木勇征)に恋に落ちる。
それを説明を最小限に押さえた台詞でやるの。「制作陣は僕ら観客を信じてくれてる」感覚も嬉しいね。
脚本と演出がうまいんだよね。原作の力がどこまで効いてるか確認したいところ。
回想つかって事情説明やるんだけど、説明一切なし。
でも「吉田さんは大切な人がいなくなっちゃうのが怖いんだ」ってハッキリ分かる。
これが矢野くんの「大切な人を巻き込んで怪我をさせたくない」と響きあっていいね。
そして小道具のネックレスが効いてくる。
みんなとはぐれてもネックレスそりゃ探すよと思わせるのと(その前のおじいさんほっとけないもキャラに合わせて見事)、矢野くんのお陰でそれ乗り越えるんだも見事(ここも説明台詞ほぼなし)。
池端杏慈はかなり良いね。心配性演技をしてるときは面白い感じなんだけど、少しシリアスな表情すると高橋メアリージュンっぽい綺麗さが出る。
友達役をやった白宮みずほもいい。演技経験がほぼないとは信じられない。
新沼凛空もいいね。
対して男性陣は、演技的には「おいおい」感があるね。
八木勇征が演じる矢野くんは、クセが超強いから、演じるのは簡単だったと思うんだよね。
中村海人は大変だったな。モテ男役なんだけど、どうなの。いまは中村海人っぽいのがモテるの。
でも八木勇征のルックスはすごい。オッドアイを見せるアップのシーンは、同性でも「きれい」と思った。
しかし、そういう役者を集めて、面白い作品に仕上げるんだよね。
これ企画もすごいよ。
白宮みずほと中村海人の恋愛は放り投げたままで終わりにする潔さや、新沼凛空のセクシャリティはなんかあんのとか宙ぶらりんとか、割り切り方も良い。
そこまで売れてる役者さんを使ってないから前評判はそんなにないと思うけど、レベル高いし観たほうが良いと思うな。
矢野くんが怪我すんのは、眼帯して距離感がつかめなくなってるだけなんじゃないかと思ったな。
【”この気持ちは何?”或る出来事がきっかけで眼帯を外せない男子高校生と、或る出来事がきっかけで超心配性になった女子高生の恋物語。今作は、他人に優しく接する気持ちになるラブコメディだと思います。】
<Caution!内容にやや触れているので、鑑賞後に読んでね!>
ー W主演の矢野くんを演じた方と吉田さんを演じた方は、映画で観たのは初めてである。それにしても、今作、面白い設定だなあ。
原作の少女漫画がそういう設定らしいのであるが。
矢野くんは怪我し過ぎだし、身体弱いし、そりゃあ吉田さんじゃなくっても、心配になるよねえ。
今作が面白かったのは、矢野くんを好きな吉田さんの事が密かに好きなイケメン羽柴君や、羽柴君の事が密かに好きな幼馴染の泉さんの関係性が、ドロドロとした描き方ではなくって、常に友人達の事を気遣っている所が、とても良かったな。
相手の想いが自分に向いていない事を知っていても、吉田さんに気持ちを伝える羽柴君や(タイミングは悪かったけどね。)、羽柴君の気持ちが吉田さんにある事を知りながら、羽柴君を想う泉さんの姿が、良いんだよね。
又、友人のメイさんや、田中君のキャラも良かったかな。
中学生の時の矢野くんの優しさを知っている岡本さんが、最初はミステリアスなんだけど、この子が又、優しくって・・。ー
<今作は、他人に優しく接する気持ちになるラブコメディだと思います。>
右目はブルー。
学校に登校する度にケガをし酷くなる右目眼帯はデフォな矢野剛と、そんなケガしてくる矢野を心配するクラスメイトの吉田清子の話。
ある学校帰り、矢野に何かあるのではないかと清子、泉、メイで跡をつけるが…、矢野を見失い道路に出たところ車に跳ねられそうになった清子が矢野に助けられ…、その瞬間にトキメイちゃった清子と矢野の学園生活。
学校来る度に酷くなるケガに何でとなるけれど、跡をつけて行ってみれば平坦な道でつまづき、自分の落としたカバンを踏んづけ足を滑らせドブ川に落ちたりと見せるなか。
終盤の崖下に落ちた清子と矢野をふと見て、ケガする原因シンプルに眼帯してるからじゃない?何て脳内ツッコミをいれつつも、元々は矢野を心配する気持ちから始まった恋、気づけば矢野自身も清子が他の男と喋ればモヤモヤしちゃったり、腐れ縁の羽柴と泉の噛み合わない関係性も含めホッコリした気持ちで楽しめた。
ヒロイン役の子可愛いかったな~あと泉も!
羽柴くん周りの恋模様の方が100倍面白い。ただし全部で5分ぐらいしかない (^^)。
清子が矢野クンの事を気に掛けるのは、自分の弟と妹を気にかけるのと同じなので恋ではない。矢野クンにとっても清子はただの友達だから、2人を見ていても全然ときめかんし、キュンともしない。
それよりも、羽柴くんが清子に片想いしてるところや、泉が幼馴染みの羽柴くんを好きなのに羽柴くんが気が付かないなんてありきたりなところが面白かった。ほとんどなかったけど。ビスコの場面が1番しみた。
八木勇征クンのPVだと思って良い。ただ、ファンは八木くんの顔を見に来てるハズなのに、ずうーっと眼帯してるのが非常によろしくない。
途中から参加してきた転校生の岡本さん。出すの遅すぎと思った。つまり、眼帯してる理由を出すのが遅すぎ。
目を見た相手がケガする呪いのトラウマかなんか知らんが、矢野クンが眼帯はずす時間は正味の1分ぐらいだ。
清子が「魔法?呪い?そんなものは全部、私が丸ごとマルっとしっかり引き受けてやっから」とか言って、矢野クンの眼帯をガッとむしり取る場面でもあればスカッとしたのだが、矢野くんはずっとウジウジしたままだ。最後のキスする場面で自ら眼帯をはずすが、過去のトラウマを克服したワケでもないので、眼帯問題は全然解決してない。
八木勇征さんのファンなら楽しめると思う。
人間模様が素晴らしい作品です!
最初からシーンの作りが素晴らしかった。人間模様が非常に上手に描かれている。人間関係の重なり合いで葛藤を生むシーンの作り方が良い。恋愛をメインに描く、特に女性ヒロインで女性向けの作品として、共感できるシーンが多くて最後まで見応えがあった。皆におすすめできる映画である。
以下、構成分解とアウトプット
ジャンル 難題(不幸に遭う体質)に直面した男性主人公
魔法 不幸な目に必ず遭遇する男性イケメン主人公(主人公がそれを介抱して満足感を得る作品。もちろん惚れられる)
テーマ 相手の立場に立って、みたいなところなのかな。わからない。これは男性主人公に対して、皆から問い掛けられるテーマなのかな
オープニングイメージ 神社 セットアップに含まれるだけのただのシーンになってる
テーマの提示なし
セットアップ 登場人物全員出した方が良かったね。途中出しのキャラは脚本的には失敗
きっかけと1stターニングポイント 主人公がというよりは、メイン男性の行動になっている。ちなみに2ndターニングポイントも。これは女性主人公ものの恋愛構成ではこれでいいものなのかな?作り方は勉強になった。
お楽しみとサブプロット ここよく描けていた。すごいね。シーンで表していく人間模様が楽しめた。改善するなら、メイン男性の眼帯外しは入れても良かったかな。眼帯無ければクラスでも群を抜いてイケメンだから、モテる男性と付き合う女性主人公ってパターンって鉄板な気がする。
ミッドポイント以降 ここからが問題。持っていき方が無理矢理すぎる。不自然に女性主人公が離れすぎだし、それに気付かず大丈夫だと言う周りが不自然だ。あとは特に女性主人公を助けに行くシーン。母の死と比較する部分があるんだけど、雨で濡れた斜面を滑落した勾配が急過ぎるし、それを助けに行くのは正直、山岳事故の犠牲者に対して不謹慎なレベル。あり得ない表現はするべきではない。
そんなこんなで、男性主人公の成長がありました。キスしました。終わり
改めて、男性主人公の成長がメインの作品なんだね。恋愛構成ってこんな感じなんだ。構成勉強になったわ。
何にしろサブプロットが強いから。こんなに機能すれば脚本どうあれシーンは面白くなるし、メインプロットも引き立つし、一人ひとりのキャラも深掘りされるから見応えがあった。
◯みんな美男美女すぎて、こんな素晴らしい学校あるの?レベル。メインキャラより美人なクラスメイトしか居ないのは逆に面白い。
◯サブプロットが素晴らしく機能している。人間模様が非常に複雑に、でも見事に作られている。こういう風に人間関係の下地がしっかりしているから、シーンに重みがあって、感動できるシーンもあった。映画館でお金出して観て満足出来る作品だ。
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