「綺麗なアオハル映画」矢野くんの普通の日々 やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
綺麗なアオハル映画
まず思ったのが、映像が綺麗なんですよね。
優しい登場人物たちに合う温かみが有って、アオハル映画に合う輝きも併せ持った綺麗な映像なんです。
照明と撮影は、『マイナイト』と同じコンビの方なんですね。
『マイナイト』はダンスのシーンが、凄く綺麗だったんです。
お二方の他の作品も観てみたくなりました。
ストーリーは簡単に言うと、おっちょこちょいな男子と心配性な女子のラブストーリーなんです。
序盤、おっちょこちょい男子としっかり男子の恋のバトルが始まるのかと思ったら、そうでもなかった。
だって、しっかり男子、二人の事を応援しちゃうんだもん。
しっかり男子も天然な所が有る事がだんだんと分かってくるけど、とにかく良い奴なんですよ。
彼だけでなくて、登場人物みんな良い子なの。
そういった意味でも、綺麗なアオハル映画です。
さて、青春映画だと恋愛と同時に成長も描かれて、主人公が凄い変わり身を見せる事も有りますよね。
この映画の二人は、最後までおっちょこちょい男子と心配性女子のままだったんです。
だけど、お互いを必要とする事で、そのままの自分でトラウマを乗り越える成長を見せたの。
こういう成長物語も良いなと思わせてくれました。
白宮みずほさん、『恋わずらいのエリー』で観て知ってはいたんだけど、今回のback numberさんの『幸せ』的なポジション合いますね。
切なさを含んだ笑顔が凄く良くて、応援したくなっちゃうの。
白宮さんのこういう役、もっと見たくなりました。
そして、なりより池端杏慈さん。
美しいとか可愛いとかの言葉が安っぽく感じるくらいの魅力だった。
撮る人の腕も良いのでしょう。
一つ一つの表情全てに、見惚れてしまいました。
もっと彼女の事を見たいと思ったけど、そう思わなくても今後多くの出演作に出会いそうな気はします。
共感&コメントありがとうございます。
広瀬すずと菅野美穂のハイブリッドみたいでした。最近の娘は固いモノを食べないせいか口が未発達、彼女はバリバリ食べそうです。