「コミカルさ、感動、舞台的、映画的、いろいろ良さが混ざった作品でした!」追想ジャーニー リエナクト irohaさんの映画レビュー(感想・評価)
コミカルさ、感動、舞台的、映画的、いろいろ良さが混ざった作品でした!
完成披露試写会に参加してきました。
退行睡眠で過去の自分と対話しながら、演劇仲間との約束や後悔を振り返っていくストーリー。
舞台で演じるような映画の演出がまず斬新だし、過去の自分と対話することで周りとの関係性も変わって、ぽんぽんお話が進んでいきます。
未来の自分が来たといわれて、戸惑う過去の主人公とのやりとりがコミカルでクスクスと笑えます。
でも、演劇仲間の峯井とのあるシーンを境にいまするべきこと、これからしないといけないこと、すべてが解き放たれていきラストに向かってストーリーが颯爽と駆け抜けていきます。
その焦燥感を経ての爽快感は見終わった後、心があったかくなりました。
演劇が舞台で役者も演出家と役者という役なので、役者さんの役者の熱量をすごく感じました。舞台あいさつでいっけいさんが若い人の熱が新鮮だったというようなお話をされていて、たしかに若い俳優の演技への熱量を実際感じる作品でした。
峯井役の樋口さんの芝居は本当に胸にぐっとくるものがあって、舞台挨拶から数日たっても、峯井の存在感が忘れられません。
公開したら、また役者の熱量を感じに何度も見たいと思ってます。
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