「本作で完結しないので注意」カルキ 2898-AD トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
本作で完結しないので注意
インド神話と未来SFを組み合わせた映画
ディストピアの未来で
要塞都市「コンプレックス」と支配者スプリームヤスキンに支配されており
それに抗うために反乱軍は戦っていた
ヤスキンは女性の妊婦を集めて
計画を実行させようとしており、それによって多くの人が犠牲となっていった
ヤスキンの目的と正体がよくわからないまま本作が終わった感じが強い
約3時間の上映時間なので気合を入れて観ないといけない
しかし、この作品は続編ありきで本作では完結しないので注意
ちなみにIMAXで観て少し上映時間が長いが、何が違うのかよくわからなかった
コンプレックスで仕事をするところかな?
ダンスシーンもそこしかない
あと、それ以降バイラヴァのガールフレンド(?)も出てこなくなった
不死の戦士アシュヴァッターマンが長年待ち続けていた
「運命の子」の母親であるスマティを守ることが主軸となる
最初の反乱軍の老人と妊婦はミスリードだったが
もともと複雑な内容をさらに複雑にしている感じが否めない
賞金稼ぎバイラヴァは賞金のために
スマティを狙いアシュヴァッターマンと闘うシーンが多いので
あまり味方っぽくない部分が多い
あと、バイラヴァの出てくるシーンはギャグ要素が強く感じるが
作風があまりにも暗いのでなんとなくミスマッチ感が強い
最後はコンプレックスの特殊部隊の大群が
反乱軍を壊滅状態に追い込み
スマティを連れ去られようとするが
バイラヴァは神の生まれ変わりでアシュヴァッターマンの杖は武器だった
杖を持ったバイラヴァは無双しそこらへんで物語は終わる
映像はすごかったが
ストーリーは複雑だし、反乱軍に犠牲者が多すぎる
スマティと仲間になったカーラも亡くなる
全体的にストーリーは暗いので人を選ぶ内容かもしれない
特にインド神話についてはなかなか理解が難しい部分がある
続編も観る予定だが
インド映画は上映時間が長いのでちゃんと観れるのか不安だ