「女性が犬死にしすぎは、見ていて不快」カルキ 2898-AD やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
女性が犬死にしすぎは、見ていて不快
今から遠い未来の話。インド?のある都市を除き地球上のすべての国、都市が崩壊して無くなり、「空中に浮かぶ角ばったデススターもどき:コンプレックス」に君臨する200歳の悪い奴?により、地上に住む人々が奴隷の様に搾取されている状況。
冒頭、6000年前にインドの神々が何かの理由(不明)で戦って、6000年後(つまり作品世界の現代)に神様?または救世主?が転生するから守れ・・・みたいなノリだったのですけど、その戦いの意味さえ良く分からない中での「救世主伝説ぶっ込み」だったので正直ポカンでした。もしかしたら、インドの伝承にそのヒントがあるのかもしれません。
救世主を守る使命を帯びた馬鹿でかい老人(神々の戦争にも参加)は、間違いなくインドの神様の一人と思われますが、突然覚醒して自身の使命を全うしようと6000年振りに奮闘。これは人外の強さでカッコよかったですね!
で、救世主を身ごもったヒロイン?が、コンプレックスの束縛から逃れ、反乱軍(救世主伝説を信じる宗教団体?)に囲われるのですが、そこにコンプレックからの追手、そしてこれまた神様が転生したとしか思えないフィジカル最強の賞金稼ぎ(主人公)が悪がらみするというなんともカオスな状態に。
反乱軍側についた老人とコンプレックスから睨まれてる無軌道な主人公が、流れの中で闘ったりするのですけど、え・・・なんで老人と主人公は戦ってるんだっけ??と、途中でよく分からなくなりました。
で、主人公が覚醒し?これからっていうところで、「つづく」・・・ってなんじゃい、と3時間近く観た鑑賞者の8割はズッコケたと思います(笑)。
あと、もしかしたら狙ってるのかもしれませんが、作中の女性達、特にこれから活躍しそうな綺麗な女性達が無意味?にガンガン死亡退場していきます。言葉悪いけど感情移入する前に殺したら全く感情が動かないんだよ・・・ということを監督や脚本家に伝えたいですね。インド映画あるあるなんでしょうか。
それにしても次回作で終わるんだろうかと不安になる展開のノロさです。
では。