劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
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ヤバイ! 開始10分で泣くとこだった!
 開始早々、アニメオリジナルの舞台、鬼殺隊の無数の墓のシーンから。かつて、お館様が胸に刻んだ鬼殺隊の名を唱えて祈ったその墓場に立つのは、密かに主の意志を預かった岩柱・悲鳴嶼恭平。その姿は正に、亡き鬼殺隊の墓を、その全ての意志を背負っているかのよう。お館様の最後を思えば、それだけでジワッと泣けてくる。
 そして遂に無限城に突入。よくぞ映像化に実現してくれました。その光景は三次元版のマンデルブロー・フルクタルとでもいうのか、アニメ映画史上屈指であろう緻密さ、壮大さ、そして美しさ。
 そこに鬼殺隊は、柱達は、炭治郎・善逸・伊之助が突入する。極めて、恋柱・甘露寺蜜璃の手を取り、護り、見事な太刀筋で鬼達をさばく蛇柱・伊黒の原作通りにして原作以上の格好良さ。ここまでで既に目頭がギンギンに熱くなってしまいました。
 アニメ化として、正しく原作以上の作画とシーン運び、モーションの仕上がりに大満足。加えて、重く、心に来る、感じ入るアフレコの名演技。名優揃いの贅沢三昧。
 まあ勿論、お話的には後々のストーリーは大体熟読した原作通りなのですが(ちょっとアニオリな調整がはいってますが)私が感じ入った善逸のシリアスバトル、胡蝶しのぶの死闘、猗窩座のサイドストーリーまで、映像として見れる感動。これぞアニメ化の醍醐味。まあ勿論、昔からアニメ化・実写化されることに評価がわかれることも多いのですが、私はこの出来映えに満足です。
 全体的に激闘・死闘の連続なので笑えるシーンは少ないのですが、村田さんの水の呼吸にはちょっと感動。これもアニオリですよね? なんだか動きがしょっぱいのが微笑ましいw 今後も登場シーンがあるはずなので期待してます。頑張れ、村田さんw
 映画館での鑑賞で、知らない人の隣に座った久々の満員御礼。しかも朝の8時から。この大ヒット振りに超絶なエネルギーを感じます。この調子でどんどん最終章まで稼ぎに稼いでw頑張ってほしい。最後の最後の私が大好きなカーテンコールまで映像化を実現して欲しい。応援してます!
(追記)
望みを果たして散る鬼達、そして、剣士達。
 鬼滅の刃の開幕早々から、ずっとこの流れは変わらないと思う。鬼滅の刃の一つの主題といっても過言では無いかもしれない。鬼達の戦う相手は、むしろ鬼殺隊ではなく、己のカルマと向き合い、藻掻き、戦い続ける。認められない作家で鼓打ちの響凱とか、家族愛を求めた蜘蛛山の累とか。
 それは鬼殺隊の剣士達も同じく、無限列車編で母との約束を果たした煉獄杏寿郎、そして(まだ)散ってはいないけど兄との葛藤を抱えた時透無一郎とか。
 この劇場版にあたって、映像化したエピソードを目の当たりにするために鑑賞に臨んだ気がする。無論、無限城や壮絶なバトルの映像を見たいし、それらがメインの人も多いでしょう。
 そして、いよいよ無限城編にいたり、今回のエピソードは、姉カナエの敵討ちが悲願の胡蝶しのぶ、鬼に落ちた兄の粛正に挑む我妻善逸、そして猗窩座と恋雪の悲劇の恋の物語。
 似たようなことをどこかで書いたんですが、それぞれ今際の際で亡き想い人との思いを遂げる。まず、胡蝶しのぶの姉カナエは心優しく、体が小さくて非力の妹しのぶを思いやり、鬼殺隊を辞めなさいとまで諭そうとする。でも妹しのぶの望みは違う。意に反する。普段の和やかな面持ちとは裏腹に、その小さな体は家族を殺した鬼達への復讐の怒りに満ちている。姉カナエには戦えと云って欲しい。あなたならやれると云って欲しい。鬼殺隊を止めろだなんて、そんな言葉は聞きたくも無いだろう。
 いやまあ、何が云いたいのかというと、(原作通りですが)今回の劇中で登場した厳しい面持ちの姉カナエさんは「妹しのぶさんが思い描いた夢まぼろしではないか」というのが、私の考察です。無論、そもそもフィクションの物語なんだから、黄泉路から舞い戻って励ましたと考えるのもアリでしょう。実は普段から厳しい顔で妹しのぶを叱咤していたのかもしれません。でもそれじゃあ、あの緊迫の場面で、妹しのぶさんの脳裏に現れたりするものかどうか?
 だから、このシーンは好きです。好きっていうのはちょっと違うか。漫画を読んでて震え上がりました。そして切なくもありました。もしかしたら、しのぶさんが見たくても聞きたくても得られなかった、叱咤激励する姉カナエさんの姿だったのではないだろうか。
 だから劇場版でも見たかった。映像として見て、その台詞を、演技を耳で聞きたかった。あえて批判するのなら、叱咤する姉カナエさんの姿、表情、その声は、子供なら震え上がって泣くほどでもよかったかもしれない。
 無限列車編の煉獄杏寿郎の母上、瑠火さんもそうなんですけどね。杏寿郎さんの今際の際で最後にみた瑠火さんの笑顔。あれを杏寿郎さんは生前に見たことがあったのだろうか。
 そう考えてしまうと、鬼滅の刃全編があまりに切なく、空しくなってしまう。「儂の誇り」と育手の師範から三途の河岸から太鼓判を押された我妻善逸。それもまた当人が欲しくても得られなかった夢まぼろしなのかと思うと・・・いやちょっと切なすぎる。こんな考察を抱くのは私の勝手なんですが、私は酷薄すぎるのでしょうか。
 追記の前にも書きましたが、だからこそ、原作の幸せすぎるカーテンコールが楽しみで仕方がないのです。もう原作で目にしてはいるけれども、幸せいっぱいの閉幕を劇場で早く目で見たいものです。
(追記2)
 原作の猗窩座が初登場して構えるシーン。無限城ではなく無限列車編です。すでに恋雪さんの「雪」の紋章を抱いていたんですよね。知らずに彼女への想いを抱きながら戦っていた訳です。
 既に構想が完成されていたのかとびっくり。流石は鬼滅。拍手喝采。
猗窩座戦
猗窩座の生い立ちという幹を膨らませしっかりと軸として描いている点は良い。
ただ無限城を3部作としてる点でどうしても他の上弦との戦いも同時に描くことになってくる。
そのため胡蝶の死闘を2部に分ける点は勿体無い気がした。彼女の想いと悲しみ、憎しみを抱えて挑む姿が彼女を慕う者たちへと繋がり引き継がれる姿を分割せずに描いて欲しかった。
ただ善逸と上弦6(兄弟子)との戦いへの流れはもう少し2人の成長過程と師匠との関係性を描いて欲しかった。
タイトルなし(ネタバレ)
原作は昔全部読んだけどかなりうろ覚え
でも予習せずに行ってよかったです
全編クライマックス映画で
盛り上がる所もとてもあり
退屈する事なく観れました
アクションシーンも凄く良かったですが、
ストーリーの展開が素晴らしいです
もう善逸のところで感動の嵐が巻き起こり、
この段階で満足感が半端じゃありません
さらにその後には猗窩座の話が待っている
原作を読んだ時はまだ小学生で、
面白かったーくらいにしか思ってなかったような記憶があるのですが
猗窩座編がこんなにも悲劇的で残酷すぎる話だとは覚えていませんでした
最初のアクションシーンでは冨岡義勇と炭治郎に感情移入させるようになってますが、
過去編を明かしてからはどちら側にも感情移入してしまう
過去を明かすのがかなり最後の方なのが
アクションの盛り上がりと、
ストーリーの感動を両立させていて素晴らしかったと感じました
過去編では猗窩座の優しさと絶望を徹底的に
描いていて観客の心を締め付けてきます
この映画は、キャラクターの心の声が所々で聴こえるのですが、
終盤、猗窩座が自分の弱さを認めるところなどでは
この心の声が生々しくて、より観客の心を締め付けています
また、3人の死の姿をみせている所も
本当なんだという絶望感を感じさせます
キャラクター達の目が大きくなったり、
小さくなったりするキャラがいました
僕は目が小さくなった時は自分の中の本当の感情を抑えてるために、闇雲に動いているのかなと思いました
最後の闘いの時、猗窩座も人間の時の優しさを抑え込んで感覚のままに闘っているのではないかと思いました
そう思ってしまい、余計に切なくなりました
(個人の考えです)
猗窩座は登場シーンや、血気術の演出、ビジュアルなど
ストーリー以外の部分にもひかれます
この映画で良いなと思った所のもう一つは、
3部作でありながら、この一作でも満足感を充分に得られること。
童磨の話は途中で終わっているけど、その他の所は最後に中途半端に上弦にあって終わりというのはなく、ちゃんと、猗窩座の感動の余韻に浸ることが出来ました
アクションシーンも鬼と鬼殺隊側の、技の色味が違く描かれていたのでどちらがどんな攻撃をしているのかが分かりやすくて、楽しめました
(余談)
善逸の師匠の所から泣かせにきてますよね
猗窩座の過去編から最後のおかえりの展開まで大号泣でした
猗窩座が鬼滅のキャラの中で1番好きかもしれないです
とにかく長い猗窩座
今の日本で一番技術と才能が結集してるかも知れない鬼滅の刃なので
人はシャカシャカ動くしカメラはグリングリン回るしアニメーションは凄かったです
話運びのテンポが悪いとは前評判から聞いてましたがやっぱり悪かったです
色んな人の ダッシュ➝戦闘➝思い出 のセットがこの映画の中で何周もあるので
さすがに猗窩座殿の思い出の頃にはちょっともう食傷気味になりました🤢
1話ずつテレビで見れば面白い思うけど
2時間半連続で見るのはきつかったのでもうちょっと映画用にまとめてくれても
いいのではと思いました
途中で一時退席するお子さんが見たことないくらいたくさんいたので
せめてまとめて2時間以内くらいだと良かったかも
少し前に禰豆子が何かよくわからないうちに太陽克服してたときも思いましたが
猗窩座の首切ってからの復活もちょっと意味わからなかったですね
ストーリー上の設定が何か気合でうやむやになるのは話に緊張感が無くなるかも🙄
エンディングで続編への引きとして生き残ってる登場人物の現状の様子が
次々と映し出されるけど
続編でまたこいつらの思い出つらつら見させられるのかぁ…と思うと
映画ではちょっともういいかなぁと見た直後の今は思います😇
映画である意味のある作品
基本、漫画は原作派であり、メディアミックスは殆どがクソだと思っている派です。
今回の映画は、原作がラストまで突っ走った結果、割愛された細部をうまく補完し、物語の奥行きを深める素晴らしい構成となっている。
補完されたアニオリの箇所に吾峠先生の脚本は入っているのであろうか?入っているなら素晴らしい。
入ってなくても原作と違和感なく追加されたシーン、セリフの数々は素晴らしい。
個人的には善逸のシーンはもう少しマシマシでも良かった。
一点だけ苦言を呈するのであれば、ラストの無惨の煽りセリフと引き方が、次回予告的な感じが強すぎて若干ギャグっぽく感じたたところか。
原作を知らずに初見で見る分にはアリか。
記憶を消して見たい。
ライブに来たような感覚。
鬼滅の刃は前作の無限列車編を地上波で見て
たまにアニメを見ていたぐらいの知識しかない。
それでも、とても楽しかった!
とにかく画面が綺麗で無限に広がっていく鬼の根城は圧巻。
Aimerの力強い歌声がかなりテンションを上げてくれる。
4DXでは一番衝撃が強かったのが岩柱の鉄球だった。このおかげで、それ以降岩柱が画面に登場するたび次はいつどつかれるのとどきどきした。
好きなところ
① 曲格好いい!Aimer!柱のテーマ!鬼テーマ!猗窩座のテーマ!義勇vs猗窩座!善逸vs獪岳!黒死牟のテーマ!透き通る世界!
② 声優全員流石!早見沙織さん、石田彰さん、関俊彦さん良すぎ!!
③ 戦闘シーン!
⑤ ラストの無惨様。良すぎた。痺れた。次回もこいよ!みたいな感じ好き
ちょっと嫌だった
① 回想多い。くどかった
② 猗窩座と炭治郎の邂逅からの開戦!で曲も相まってテンションぶち上がったところで、他の場面へ。
ジブリのような可愛らしい音、からの破壊音
城を破壊して登場した猗窩座には本当に心が躍って、
無限列車編でも猗窩座登場した瞬間に一気にアドレナリンがぶち上がったのを覚えてる。今作、またしても猗窩座で最高潮に押し上げられた。
「よく生きていたものだ。お前のような弱者が。竈門炭治郎!!」
「猗窩座!」
戦闘だー!!!!!
場面が転換。え、ここでこのテンションで放り出されるの?嘘だろ……?
③ 無限城が無限過ぎてマッピング?作業に意味を見いだせなかった。このシーン見てるとき結構苦痛だった。
以下ストーリー追っかけながらのネタバレ感想。
記念すべき初戦は
上弦の弐vs蟲柱
氷の血鬼術を使う上弦の鬼。いきなり、猗窩座より上の鬼との戦闘から!人間を喰っているところに出くわすのだが、こんな状況で食事を摂っていたのは挑発のためなのか食いしん坊なのか、鬼の中でも上昇志向強めなのか……
どうにもつかめないのらりくらりした鬼だったな……。
そんな掴みどころのない優しげな鬼を相手に蟲柱は沢山の技を使って立ち向かうのだが、ついにはぼろぼろの身で放った渾身の一撃もいなされて取り込まれてしまう。
百束蛇腹は、ただでさえ速い蟲柱の、その速度がさらに上がり敵を翻弄し生まれた隙を突きで捉えるような技(?)で、
橋を割る程の踏み込み、あまりの速さに視界に捉えられるのは黒と紫の残像だけ。上弦の弐も目で追いきれず、たまらず範囲攻撃の氷の血鬼術を展開するのだがその顎下にはすでに刀を首目掛けて突き上げる蟲柱の姿。
小柄な虫柱が百束蛇腹の勢いを利用して可能な、天井へ貼り付けにするほどの高威力の突き。
それなのに、決死の思いでたたき込んだ毒はすぐに解毒され、逆に氷の蔦のようなものに捉えられてしまう。
髪飾りひとつ残してあとは全て吸収される、女の子が迎えるにしてはあまりにな最期に絶句。
弟子の女の子と同じような顔になっていたと思う。
蟲柱の声優の演技がとても凄かった。
呼吸もままならない致命傷を受け膝をついて涙を流していたのは妹の胡蝶しのぶだったと思う。叱咤を受け立ち上がったのは蟲柱胡蝶しのぶなんだろうな。責務を果たすために立ち上がったんだろう。泣くよこんなの。
他にも「わたし怒ってるんですよ。」「ずーっと怒ってるんです。」大事な人たちを次々に失った悲しみと鬼への怒り。煮えたぎるような怒りが伝わってきた。
声優、早見沙織さんは本当に凄い演技力だった。
そこから繋げるように
「大切な人は明日も明後日も生きている」「その幸せは絶対だよと約束されたものではないのに」と普段とうってかわって落ち着いたどこか悲しみを含んだような善逸の独白が入る。
命が失われるのはけして鬼のせいだけではないけど、鬼に奪われた未来があるし、鬼の脅威がある世界で生きてるんだよな
上弦の陸vs善逸のバトルが始まる。
同じ師匠の元で切磋琢磨していた兄弟弟子同士の闘い。
盛大な煽り合いからの開戦。
「俺とお前を一緒にすんじゃねぇ!!!」と獪岳の啖呵とともに、雷の音がバチンバチンバチンと鳴る。これがとても痺れる。かっけぇ。自分は昔から雷が好きなんだ。
そして獪岳のテーマが流れる。細やかに紡がれる音の中にときどきシャーン!と大きなシンバル(多分)の音が入る。中華っぽい音楽なのだが虎を彷彿とさせる獪岳にぴったりでとても好きなBGMのひとつ。すぐに善逸のテーマに切り替わってしまうのだが……サントラCDが楽しみ。
初っ端から善逸に首を切られてるのを見たときは
弱いのか……?と勘ぐったが
兄弟子だけあってなのか、霹靂一閃を喰らったのはこの初撃のみでこのあとは霹靂一閃が八連になろうが全てきっちりいなしてなんなら背後からの死角から繰り出された一撃も羅針があるわけでもないのに読み切って華麗にカウンターしていた。
霹靂一閃以外の技を全て習得しているのは相当な実力なのだろうと思う。あと技が全て格好いい。何度でも言おう、私は雷が好きだ。
青と黒のエフェクトのときは血鬼術が乗っていなくて、赤と黒のエフェクトのときは血鬼術が乗っているのか、鬼の力で強化されてるとかなのかな?
雷の呼吸の技をひととおり繰り出したのち善逸の編み出した新しい技の前に、呆気なく首を切られて討ち取られてしまう。この新しい型は善逸がいつか、兄弟子の獪岳と肩を並べて戦うために編み出した技。奇しくも、鬼となってしまった兄弟子の首を落とすことになった。
首を切られた獪岳と善逸は無限城を落下していくが善逸は鬼殺隊に協力している鬼に回収され命を取り留め、獪岳はひとり無限城へ落ちゆきながら消滅する。
戦闘シーンは他と比べると短いのだが曲も声優も雷のエフェクトも格好良すぎる。この映画の中でも非常に満足度が高い対戦カードだった。
善逸が兄弟子との決別を覚悟して獪岳を「兄貴」と呼ぶシーン
善逸を起点に無限城を走る青い雷。ここで、ぶっ飛ぶくらいに音量が上がる、クライマックスの迫力。間違いなく、クライマックスだった。映画館で見るためのシーンだ。鬼滅を何度も観に行く理由のひとつ。(雷繋がりで某漫画のキャラクターの熱い台詞、音量上げろ生前葬だ!!!を脳内で叫んだのは私だけじゃないはず)
血鬼術も雷の呼吸の特性と合わさってとんでもなく凶悪な効果で、努力を怠らず血鬼術をものにした獪岳も見てみたかった。それこそ上弦の名に恥じない強さを誇ったことだろう。
獪岳の過去回想があったのだが、幸せの箱に穴が空いていたのではいくら注いだって満たされないけれど、それでも鬼殺隊に所属し、鍛錬も怠らずに活動していたのを見るにそこまで悪いやつじゃなかったのではと思わずにいられない。
獪岳は何度も師匠と善逸に言及する。「教わった全てをだしてみろ」だとか「やっぱり贔屓していた!」とか。コンプレックスまみれだし、寺でも衣を受け取るシーンでも素直な喜びの表情がある。
憎みきれないばかりに、先にすべての型を使えるようにったほうが後継者。とか言ってとりあえず送り出していればとか考えてしまうくらい短時間で獪岳を好きになっていた。
黒死牟に命乞いを許されるだけの目に留まる実力を持っていた様子なのも好きに拍車をかけてしまう。
獪岳戦が終わったところで
vs猗窩座戦に戻って来る。
ここからはもうとんでもない、圧巻の戦闘シーン。
ばんばん切らせてばんばん再生して、殴って蹴って受けて、褒めて笑って対話もする。
猗窩座の戦闘スタイルがとても好きなのでずっと楽しかった。
キービジュアルにもなっている「始めよう宴の時間だ」は本当にテンションが上がったし、破壊殺・羅針の演出は何回見ても胸が高鳴る。
猗窩座、義勇、炭治郎の順で無限城の一部が迫り上がるのだが、強さの順番を視覚で叩き込まれる。こっから圧倒的強者との闘いが始まりますよ、と。
「お前の名は」
「鬼に名乗る名など持ち合わせてない!」
「そうか義勇というのか」
この流れで猗窩座に犬のような可愛さを見てしまった。
そうだった、強い者が好きで強けりゃ強いほど楽しくなるタイプだった。一緒にギアを上げてくれるタイプの強敵だった!!
上体を反らして空式を撃つシーンや、顔を間近に近づけてくるのが印象的なのだが特別好きなのが
義勇と猗窩座の、雫波紋突きと脚式 流閃群光の撃ち合い。
軽く上体は後ろに倒し、上げた片足はゆらっとさせた脱力したゆるい構え。めちゃくちゃ良い……!!!!
義勇が遠くふっ飛ばされる技なので憎たらしい威力でもあるが、それ以上に格好いい…!
義勇が痣を発現させたシーン
猗窩座「痣が発現……。速度が」
炭治郎「上がった!!」
っていう台詞割りだったように記憶してる。
この記憶が正しければこの2人仲良しでいいじゃないかと私の単細胞な脳が仲良しになれる判定をだしてしまった。だからなんだという話だが、殺伐と哀しみばかり続いたせいで脳が癒やしを欲している。
猗窩座は戦闘スタイルが多彩で
殴りも蹴りもカポエイラのような動きもする
柔軟多彩で見応えがある。それに引っ張り上げられるようにギアを上げる義勇の攻撃の嵐。
速度が上がった義勇に対して即座に順応してみせた猗窩座すら束の間だが圧倒する。ピアノの音とともに生々流転が猗窩座の足、両腕、頭を刀が空を切り裂く音なのか、鳥の悲鳴のような音をさせながらぶった切る。
左足以外ぶったぎられておきながらそれはもう楽しそうに「もっとだ!!」「お前の力はそんなものか?!」と笑う猗窩座の姿はなかなか滾る。そうだもっと戦え!!義勇もっとぶったぎってくれ!!!
長い戦いの末、過去の記憶を伝手に炭治郎が透き通る世界、無我の境地に入門。
その異質な存在感に武人としての猗窩座の本能か、はたまた無惨の血による生存本能なのか「今すぐに殺さなければ」と、独白した次の瞬間には足元に御馴染み破壊殺羅針の陣が出現。超絶シームレスに即殺モードに入る。この無駄のない判断力こそ生前から持つ猗窩座の強さだ。
右手を顔の前に、左手を腹の前に構え、
ぶんっ、と振り下ろして発動。
「終式·青銀乱残光」
羅針の先端に配置された複数の猗窩座(多分闘気のようなもの)によって、ほぼ同時に打ち込まれる約百発の乱れ撃ち。
この複数の猗窩座はあくまでイメージっぽいんだけど、どっしり構えて重量を感じる存在感があって
とても好き。表情も良い。
痣を発現させ、一度は猗窩座を圧倒していた義勇の凪でさえも全ては受けきれない大技の中の大技。
無限城に大輪の花火が咲く。
氷、蟲、花、水、雷、花火、雪の結晶。
この映画は本当にてんこ盛りだ。
炭治郎が無我の境地を会得したからか、
羅針が反応しなかったのだろう。
脅威を取り除いたと勘違いした猗窩座が背後の炭治郎に気づかづについに義勇へ「鬼になろう」と勧誘を始める。
鬼になっても、命を奪われる運命の一撃には気づけないのか。と、ここに書いていて思ってしまった。
勧誘を受けている当の本人は猗窩座の後ろの炭治郎の動向に夢中なので、猗窩座の台詞はよーく聞かないとちゃんと聞こえない。ここらへん煉獄さんなら「ならない!」って返事してそう
煉獄さん譲りの実直さか炭治郎の真面目さか、その両方 か。猗窩座!お前の首を切る!と宣告。そして迎撃態勢の猗窩座の首をきっちり切り落とす。主人公、格好いい!切られた首をくっつけようと粘る猗窩座の頭を義勇の刀が貫く。猗窩座の首は身体を残し落ちて、ついに灰になって消えた。
束の間、首を切った猗窩座の身体が構える。咄嗟に刀を握る炭治郎の手を踏みつけ、蹴り飛ばす。頭がなくてもかっけぇ。
闘いはまだ終わってない!!!
まさかの開戦!!気を失った炭治郎を庇い、ひとり猗窩座に立ち向かう義勇。不屈の姿に、猗窩座はかつての師範の影を見る。鬼になったときに失った人間時代の記憶の影法師。そうして記憶を取り戻してしまう。思い出したくもない、救いたかった親と大事にしたかった人達と何の約束も果たせず何も成せなかった弱い自分。惨めで滑稽でつまらない話を…
文字数がいっぱいになったのでここまで。
本当に楽しい映画だった!何度でも見よう!永遠に語り合おう!
心が震えた、魂がぶつかる瞬間 ― 無限城編 第一章 猗窩座再来
映画『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』は、まさに心を震わせる体験でした。
圧倒的な映像美と緊迫感あふれる戦闘シーンに息を呑み、スクリーンから目が離せません!猗窩座と炭治郎たちの戦いは、ただのバトルではなく“生き方”そのものをぶつけ合う魂の衝突で、胸が熱くなります。猗窩座の信念や過去に触れるたび、敵であるはずの彼の人間らしさに心が揺さぶられ、音楽と演出が完璧に調和し、ラストでは涙が止まりませんでした。
この感動は言葉だけでは伝えきれず、思わずnoteに書き残したくなるほど…。
シリーズの中でも特に心を掴まれた、圧巻の一作です。第二章も楽しみです!
5年ぶりの鬼滅劇場
6年前の2019年(コロナ前)、サブスクでテレビアニメを観たのが初めての鬼滅との出会いでした。
そして2020年、息子と無限列車編を(コロナ禍でマスクをしながら)鑑賞し、それ以来5年ぶりとなる鬼滅劇場の鑑賞でした。
21時〜のレイトショーだったので、大人しか居らず、その年代も20代〜70代と幅広く、それでも一番広い劇場でも3割ほど埋まっていて、興行売上最高の秘訣は、ここにあるのかな?と感じました。
 私は原作を最後まで読んでいるので、ストーリーは頭の中にあるものの、ここまでの「躍動感」は、想像していませんでした。
劇場入口で、猗窩座のブロマイドを貰った瞬間に鬼滅の刃の世界へ再度引き込まれ、動く無限城やバトルでさらに引き込まれ、どんな上限の鬼にも悲しいストーリーが存在する世界に引き込まれ、あっと言う間の3時間でした。
 猗窩座の最期のシーンでは、すすり泣きも聴こえてきて、煉獄さんの最期のシーンと似たような状況だったのを想い出しました。
やっと見れた!
漫画は読んでいたので内容は把握済みでした。単行本では表現しきれない無限の城。劇場で見た感想は絶対無惨に辿り着けないやん!!って思ってしまうほどのスケール、圧感でした。回想は多いけど猗窩座戦は回想ありきなので全然気にならない。漫画読んでても感動しました。
音楽がすごい!
こんなにヒットしているんだから!
前作は映画館で観ておらず、その前に漫画さえも読んでいなくて、日本を沸かせたこの作品を見てみたいと漫画を手に取ったところめちゃハマった!
映画化したら次は行こうと決めててようやく!
猗窩座編は絶対観たいなと!
3部作だからいい感じに2部にずれ込んでいたりするのかなと思っていたけど、しっかり1部で猗窩座編は終わっていた!
結末知ってるから泣かないと思ってたけど、猗窩座の最後はうるっときてしまった。
それぞれの戦闘シーンで、バックの音楽が違っていてよかったー!
童磨としのぶさんの戦いは辛かった😢
しのぶさんの逆転も見たいから2部も観に行こうかな、、。
獪岳の話はただ獪岳が悪者に見えなくて、、。
彼だけ救いがなく消えてしまって😔
結構グロかった所も多いと思うけど、小さい子見れるのすごいな!
仕事終わり、何も考えずにポップコーンをむしゃむしゃ食べながらいい映画時間になりました😋🍿
刹那の戦いに刻まれた魂の叫び
数年前、社会現象ともいえる大ヒットの際に、原作を読み込み、アニメを追い、映画館に足を運びました。
そして今回、心待ちにしていた新作をようやく観ることができました。
物語は冒頭から引き込まれ、戦闘シーンの迫力に圧倒されつつも、ただのアクションにとどまらず、深い人間ドラマとして胸に迫ってきます。
胡蝶しのぶの過去――愛する姉の仇討ちに挑む静かな決意。
上弦の鬼の中でも異彩を放つ猗窩座の、哀しくも切ない過去。
そして炭治郎と父の物語が重なり合い、運命のように紡がれていく。
それぞれの登場人物が背負う痛みや願いが鮮やかに描かれ、ひとつの物語として凝縮されていました。
観終わったあとも胸に余韻が残り、ただの娯楽ではなく「心を震わせる体験」として深く刻まれました。
賛否分かれる…の否
映像のクオリティ、音楽、声優さんたちの演技は文句無し。また、多くのファンにとっては「あのシーンがこんなふうに描かれている!」「想像以上のクオリティ」と感動するのだと思う。
ただ、一つの作品としてみたときに、やはり完成度としてはイマイチ。第一章ということはわかっているものの、あまりにも長く、そして童磨戦は消化不良。あれを全部受け入れる人もいれば、長い、冗長と感じる人もいる。次の作品を何年越しでも待ってくれるファンありきで作られているため、今後は映画ではなくレンタルや配信待ちの人も増加すると思われます
面白いけど...
ヒューマンドラマを詰め込みすぎ。しのぶの過去童磨の過去急に出てきたやつの過去善逸の過去炭治郎の過去猗窩座の過去...
多すぎだって。遊郭編いい感じだったじゃないですか。色々駆使して戦って最期に鬼の過去が明かされる。見ていていい意味で悲しい気持ちになれました。でも今回多すぎるよ。7話で切らずに12話までやって獪岳倒して猗窩座来たよ!で切ればよかったじゃん!猗窩座の過去めちゃくちゃ泣けるのに!そこまで色々多すぎて疲れちゃってた!あとお館様の「無惨が来る...」から始めんな!知らん人向けなのかもしれないけど知らん人そこから見ても別にわからないだろ!猗窩座はマジで良かった!いままでにないキャラクター性でまた悲しい過去...みたいなマンネリ化防いでたよ!なのにさ!長すぎるよ!ねえ!猗窩座はよかった!だから三星です!
戦闘・回想・戦闘・回想・・・
漸く観ました。
話題もあり、歴代興行成績も塗り替え、アメリカでも大ヒット!、世界で大ヒット!
・・・何故!!
と書くと、「オマエは、分かっていない」「じゃあ観るな」等々言われてしまうのでしょうね。(苦笑)
この映画を観るにあたり「TVシリーズ」、「無限列車編」をNetflixなどで観ました。
過去「無限列車編」でのレビューとほぼ一緒なのです。(観た時、予想通りでした。)
映像、アクション流石です、見応えあり!
鬼滅の刃好きなら感涙の映画でしょう。
TVでやってください!!(笑)
(いずれ、TV編集版とか言ってやるんでしょうが。)
完全な続きじゃないですか。(分かってはいたんです、分かってはいたんですが。(笑))
一本の映画としてレビュー出来ない(笑)
面白いっす、ハマってきてます(笑)次も観ます!(笑)
海外の人観て判るの?海外でも「ANIME」として浸透してきてはいるのでしょうが、初見で観て分からないでしょう。
「絵がキレー」「アクション凄い」「Oh、JapaneseAnime」「内容分かんないけど」って感じ?(笑)
それとも、何?皆、シリーズ観て、内容把握してるほど世界で人気あるの?イヤイヤイヤ
この勢いって次作まで続くんでしょうか?
「鬼滅の刃」の人気も落ち着いて「無限列車」ほどはヒットしないのでは?なんて言われててのコレですから、何とも言えないですね。映画会社は、ウハウハですから、何とか維持しようとあの手この手してくると思いますがね。
感想として、善逸シリアス過ぎ(笑)
伊之助、禰豆子出番少ない(笑)特に禰豆子喋ってもいない。
猗窩座の回想長過ぎ!以上(笑)
究極化が生んだ過剰さ──鬼滅の刃・無限城編の光と影
率直にいえば、作画と映像の力はやはり“圧倒的”であり、アニメーション表現の一つの到達点を見せつけられた作品であると感じた。無限城という異空間を立体的に描き出し、キャラクターの呼吸や斬撃の軌跡までもが観客を巻き込む。これほど徹底した密度を2時間半にわたって維持できるのは、世界でも限られた制作体制をもつufotableだからこそ。大スクリーンで映像を浴びた体験としては、疑いようもなく成功している。
しかし、問題は“構成”にある。鬼滅シリーズの特徴である「戦闘と回想の交錯」は、原作に忠実であるがゆえに映像化するとリズムの停滞を招きやすい。今作では猗窩座の背景を丁寧に描くことに力が注がれたが、その長尺の回想は戦闘の緊張感を分断し、観客を二つの別作品を観ているかのような感覚に陥らせる。制作側は戦闘の一部として回想を溶け込ませるつもりだったのだろうが、観客に伝わったのは“融合”よりも“乖離”だったのではないだろうか?映像が完璧だからこそ、この構成上の歪みがより目立ってしまう。
一方で、声優の演技は映像以上に観客を引き込んだ。石田彰の猗窩座は、鬼としての獰猛さと人間としての哀切を声だけで往還し、観客を泣かせにかかる。花江夏樹の炭治郎の怒りと悲しみの叫びは、映像の洪水を突き抜けて心に刺さる。もし声優陣の芝居がここまで高水準でなければ、長い回想を観客に耐えさせることは難しかっただろう。まさに演技が構成上の弱点を補った作品と言える。
さらに言えば、ダブル主題歌の採用も話題を呼んだが、これも「三部作開幕の祝祭性」を強調する演出以上のものではなかった。作品の二面性を音楽で表現するというこだわりは理解できるが、一本の映画としては主題歌の焦点が散漫になり、結果として統一感を弱める副作用もあったように感じる。
総じて、『猗窩座再来』は作画と演技の圧倒的クオリティで観客を席巻する一方、構成の問題で評価が分かれる作品と感じた。興行的には大成功し、国際市場でも高く評価されるだろう。しかし「映画」としての完成度を問うならば、三部作第一章としての位置づけと、戦闘と回想の統合をどう処理するかという課題が浮き彫りになったのではないだろうか?第二章、第三章でこの歪みを解消できるか否かが、『鬼滅の刃』というシリーズ全体の総括に直結すると考える。
思っていたより良かった
原作最後まで読破済み
奥さんが観たいというので同行した、いわゆる『付き合いで観に行った勢』
3時間ある映画なので、むしろ観に行きたくない派
レビューでも、いまいちという意見をちらほら見ていたのであまり期待していなかった。
が、意外とそこまで飽きずに鑑賞出来た。
映画そのものについて
・3時間はやはり長い。途中でちょっと寝た。
・他レビューにて、『回想→戦闘の繰り返しでしんどい』といった意見がちらほらあったが、そこについては思っていたほどストレスなく違和感なく
・どちらかというと終盤の猗窩座消滅までが長くて退屈だった(でも本作の肝だし仕方ないのか?)
・絵がキレイ(特に善逸の必殺技がアニメでどう描かれるのか?そこは気になっていた部分であり、それがカッコよく描かれていて迫力あった)
・結果的には長かったし寝た時もあったし退屈に感じるシーンもあったし、興味ない組ではあったが、全体通して振り返ると終始退屈したわけじゃないし3時間の体感はなくそれなりに楽しめた。
ストーリー的に
・善逸が兄弟子に対して怒ってたのが違和感
そら兄弟子からしたら、いつもメソメソして根性なくて技も一個しか使えないのに自分と同格(2人合わせて後継者扱い)みたいにされてるのは嫌だろうし、自分の努力が評価されてないと感じてしまうだろうなと思った。
鬼になったのは本人の性格もあったろうが、師匠や善逸との確執も彼をそうさせた一因だったのでは?と思った。
彼の心情を慮ると、『自分が不甲斐ない弟弟子だったせいで兄弟子が歪んでしまった。ひいては師匠が自害してしまった』とも考えるはずでは?一方的に兄弟子を裏切り者扱いにするのは変じゃないか?と疑問に感じた。
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