劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
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本当にごちそうさまでした✨
わたくしは鬼滅ファンなので、映像化された嬉しさで、冒頭で泣きそうになりました。
ほんとうに感謝ですな✨💧
そして、鬼滅の刃のアニメ見てて思うのは、声優の表現力の凄さをいつも感じます💨
怒り、悲しみ、葛藤しているキャラクターの声に違和感なく、見ている方は感情移入しやすい。
声優ってすげーや💧プロですわ💦
批判的なコメント見ると、
・上映時間長い
・回想が多い
という感想が多かったが、それは確かにそうだと思う。
私は原作も読んでるので回想が多いのはわかってるし、上映時間長いのは嬉しいと思っちゃうので、そういうふうに感じる人もいるんですね💦
ただ、作品としてのクオリティは間違いなく高いです。
何度でも見に行きたい。
全編に慰安が吹き荒れる作品
「日々を慰安が吹き荒れて」
これは詩人吉野弘さんの詩の一部だが、これを作詞家の岡本おさみさんが引用して作詞し、吉田拓郎さんが曲をつけたのが名曲「祭りのあと」だ。桑田佳祐さんにも同名の曲があるが、二つの関連は知らない。桑田さんには「吉田拓郎の唄」(名アルバム「kamakura」収録)という曲があり、年齢的にも拓郎世代なので、それなりに意識しているはず。
ところでラスボス鬼舞辻無惨には、この慰安というものがない。自分で鬼とした者への慈愛が感じられない。彼らは自分が陽の下でも生きられる手段を得るための単なる道具に過ぎないのだ。
無惨は恐怖と恫喝で鬼を支配している。
これに対し、お館様の包み込む優しさとは全く違う。お館様は剣士らを子供たちと呼び、慈愛の対象としている。
「干天の慈雨」(辞書的には日照り続きの後の恵みの雨という意味)という型が水の呼吸にあるのは偶然ではない。
「鬼滅の刃」に通底しているのは、優しさとか慈愛といったものだ。
今回は副題にあるように、前作「無限列車編」で「逃げるな、卑怯者‼」と炭治郎に言われた猗窩座が主たる鬼だ。
猗窩座も大格闘の末に炭治郎らに敗れ、人として成仏する。成仏の過程で、彼の人としての生き方が描かれ、それが作品の基底である優しさになっている。
そうして慰安が全編に吹き荒れて、多くの人は感涙している。
上弦の参である猗窩座をたおすのにあそこまで苦労したのに、さらにこの上の上弦とラスボス鬼舞辻無惨とはどう戦うのかと暗澹たる思いになる(アニメのみフォローしているので、コミックでの最終結末は知らない)
もう一度、吉野弘さんの詩から。
「ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。
自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう」
猗窩座がそうであったように、まさに鬼が生まれる過程がここに書かれてある。
内田樹さんは「「鬼滅の刃」の構造分析」(ネットで読めます、ファン必読)で、「鬼滅の刃」の混沌について言及しているが、その混沌さが物語の重層化を生み感動を深くさせている。
前日に「スーパーマン」を観た後、館内のトイレで用足しをしていると、1人の少年(小学1年位だろうか)が走り込んで来た。「間に合った‼」と大きく声を出したので、思わず少年を見たら、彼と眼が合った。用足しを終わって手を洗っていると先程の少年(夏らしい黒い肌をしている)が近寄ってきて、「今日は何を見ましたか。僕は鬼滅の刃を見ました」と丁寧だが屈託なく尋ねてきた。私はなんだか嬉しい心持ちになり「君は炭治郎を観たんだね。おじさんはスーパーマンを観たよ。」と答えた。それを聞くや少年はその場から弾むように消えた。
少年には、炭治郎の持つ強い優しさを持ち続けて欲しいと思った。憎悪は伝播するが、優しさもきっと伝播し憎悪を凌駕し駆逐するはずだ。少年がこれから生きる時代が美しいものであれと願う。
公開が夏場以外だったらまた違った感想に…
上映開始からわずか10分。気がつけばスクリーンの世界に引き込まれ、まるで自分自身も無限城へ突入しているかのような錯覚に陥るほどの没入感に圧倒されました。これは映像、音楽、演出のすべてが高いレベルで融合している証拠だと思います。
ufotableさんの制作陣が原作をいかに大切にしているかが伝わってくるほど、原作への忠実な再現も印象的でした。細かい表情や背景、セリフの間合いにまで“原作愛”が滲んでおり、ファンとしては嬉しい限りです。
ストーリーの流れ自体は原作通りで、ある程度予想はしていましたが、その再現度に納得。各キャラクターの生い立ちや想いに焦点を当てる描写は映像作品としてのテンポをやや落としているようにも感じられましたが、それも原作の雰囲気を大切にしている証かもしれません。
また、個人的に興味深かったのは劇中時間の忠実さ。おそらく物語の時期は冬。無惨が産屋敷邸を訪れた際に雪が降っていたことから、夜明けは冬場の7時頃と仮定できます。そこから逆算すると、無限城への突入が夜中の12時だとすれば、夜明けまでの猶予は約7時間=420分。そのうち今回描かれたのは155分。若干のタイムラグがあったとしても単純計算で残り時間は約265分、次作・完結編が残り2部なので1本あたり135分前後になるかも……と、時間経過までも緻密に意識されている可能性を感じてワクワクしました。
余談ですが、夏だったにも関わらず、劇場内のクーラーが異常に効いていて途中から寒さとの戦いに。気が散ってしまい、終盤はトイレの心配で別の意味でもドキドキする羽目に……。こればかりは作品のせいではありませんが、観に行かれる方は上着とトイレ対策をお忘れなく。
次回、主題歌「MAN WITH A MISSION」来てほしいなぁ
鬼滅の刃はやっぱりスゴイ
満席デーの隙間に席を確保できたのでやっと観てきました。
無限城に堕ちていくところにAimerの曲がかかり、ワクワク感がたまらなかったです。
さあ、はじまる
そんな気分!
無限城の中を自分も浮遊してるような錯覚を起こすくらいに映像がすごかった。
そして、今まであまり気に留めていなかった義勇さんがかっこよくて、なんか好きになったし(笑)
今回は無限列車のような目はらすほど泣くというよりは、みんなで鬼舞辻無惨を倒す手前まできているという緊迫感を楽しむ感じ。
でも、善逸、猗窩座のとこで泣いちゃったけどねw
わりと(笑)
善逸の想いがほんとに切なくて涙バカ溢れたわ。
炭治郎も善逸もみんなみんないつの間にか強くなってるのが見れるのも何だか感慨深かった。
煉獄さんの敵討ちの場面がとうとう来たのも興奮した。
みんなそれぞれの想いを胸に闘っている
そういうところが見えてくるのが鬼滅の刃の好きなところ。
存分に楽しめたし、もう一度観に行きたい。
無限城に堕ちていく感覚が好きすぎた。
これだけの映像を作るのにそりゃ時間かかるよね。
続きはいつになることかなと気が遠くなるけど、制作に関わられている方全てに感謝です。
まさか自分がこんなに鬼滅の刃にはまるなんて、思ってもいなかったな。
※ちなみに原作最後まで読んでいるのでストーリーは知っています。
それでも映画館で観ることをオススメします!
絶対見てほしいです!
まず映像がすごく綺麗でした!
確かにちょっと長いとは思いましたが、私は全然余裕で見れました!
漫画で内容は分かってたけど、実際に映像化されて声が聞けるのがめっちゃ嬉しかったです🫶どの声優さんも役にピッタリすぎて残念だなって思う声優さんがまったくいませんでした!!鬼の声も良すぎて、特に童磨は私の大好きなしのぶさんを殺したのはほんっとに許せないし、嫌いなのにビジュと声が良すぎて完全に嫌いになれないんですよね🥹でもやっぱり許さない😤
それで猗窩座の過去はまじで泣きました😭善逸とおじいちゃんが再開するとことか、しのぶさんが吸収されるとことか泣くの我慢したんですよ!!(チョットナイタケドヒミツデス🤫)
なのに小雪ちゃんとハグとかもう泣いちゃうじゃないですか!!最後あなた呼びになってました🥰映画後は水分無くなっちゃってカラカラでした(笑)
あ、あと個人的に好きだったところはさっき言ったところはもちろんなんですが、いつも弱虫な善逸がめっちゃ真剣な表情しててかっこよかったのと、ちょっとだけでてきたおばみつが尊かったです🥰️
はやく続きが見たいな〜💭
史上最高の映画
原作を決して損なわず、グレードアップし、スタッフさん達が作品への敬意を込めて作りあげた作品です。想像以上なんてもんじゃない、はるか上を行く出来で、美しい画面から目が話せない。初回の鑑賞は、2時間半が30分のように感じました。そしてすぐに『また見たい』と思う感情が芽生えます。この映画を映画館で見られず時代に生きていて良かった。本当にそう思います。4回行きましたが、まだ何回も行くつもりです。
バトルシーンと回想シーンが言ったり来たりしますが、それも原作そのままです。本当に原作を大切にしているのです。また、この作品の価値を押し上げているのは、卓越した声優さん達の努力の賜物です。魂を揺さぶる画面にきざまれる、心にしみる声優さん達の声です。
最後に⋯首が飛び、血飛沫が舞う作品です。小さなお子さん向けではありません。『飽きた〜』とずっと騒がしくする子供の横で、両親は画面にくぎ付け、という場面がありました。授乳しながら、というツワモノもいたらしいです。これらは絶対にやってはいけない事です。
煉獄さん超えならずかなあ??
やっぱり、話として完結してない事もあるのかもだけど、そもそも、ストーリーが面白くない。複数の戦闘と回想の繰り返し。
まあ、原作通りだから仕方ないんだけど、2時間半を超える映画のストーリー展開としては、どうだったのかなあ??
まあ、映画だからこそ、予算と時間をふんだんにかけて、あの素晴らしい作画が実現したのも事実なんだけど。
私の感想としては、
無限列車編のほうが全然面白かったし、感動したし、号泣したなあ。
もう1回ぐらいは、仕事終わりじゃなくて、体調万全な状態で、休日の午前中にでもIMAXで見るかもだけど…。
前作のように5〜6回繰り返して見る事はなさそう。
猗窩座の人間時のエピソードで全然泣けなかったのは何故だろう??
原作では、めっちゃ感動したのに…
🤔🤔🤔
あと、童磨との決戦は、最後まで見せて欲しかったかな。善逸のエピソードは外して、次作で描く事にするとかして。
あの、終わり方だと、
しのぶさんがあまりにも不憫すぎる😰😰😭
素晴らしいアニメーション!
作品としては素晴らしいけど
映像や声優さんのお芝居も素晴らしいけど
無限城のクオリティよりキャラの掘り下げや
アニオリやギャグをもっと見たかった。
ほぼ原作どうりでドキドキ感がなかった。
最高の時間でした!
先ずは何と言っても美し過ぎる映像。
ufotableさんの作画と演出は昔から好きで、冒頭から少し経ち無限城に描写が変わり柱達が移動してる時の疾走感と、漫画では伝わりにくい無限城の迷宮感を見事に表現しているなと感嘆しました。
その時にOPも流れて見事にマッチしていて恐らく誰でもワクワクし興奮する瞬間だったのではないだろうか。
色んなレビューを見ていて今回の映画で回想シーンが多くテンポが悪いと仰る方も居ますが、鬼滅の刃の醍醐味であり大事な部分なので致し方ないと思います。
じゃあ戦闘は少ないかと言えばそうでは無く、アニメを見ていて楽しめてる方であれば最高に幸せな時間を得られるでしょう。
ハッキリと断言出来るのは映画を観ないと言う選択を取るのは後悔すること間違い無し!
31日にスクリーンサイズの大きいIMAXレーザーが有る映画館でまた観に行かせて貰いますが凄く楽しみなぐらいです!
末筆になりますが無限城編の始まりとしては最後の終わり方も良く、いつも以上に泣いたり興奮したり少しコミカルな場面が混じって癒されたり終始あちこち感情が動き回って大変でした(笑)
原作未読者は微妙な結末
テレビシーリズの「柱稽古編」ラストから続く展開。当然、テレビシーリズを押さえてなければ面白さは半減してしまいます。無限城に落とされた鬼殺隊、鬼舞辻無惨以下鬼達との最終決戦となります。
鬼滅の刃一番の肝は、登場人物の過去にまつわる話。その体験を抱えながら現在を過ごしている。この過去のエピソードにより、ただのバトルシーンに重み、深みがでます。胡蝶しのぶ、善逸、それぞれの過去のエピソードからの因縁。前半は十分盛り上げてくれます。そしていよいよ猗窩座の登場。煉獄杏寿郎の敵です。ど迫力と鮮やかな映像となります。そして猗窩座の過去エピソードとなります。しかし、しかしこれが何分微妙。原作読者は知っているエピソードなので受け入れるでしょうが、未読者からすると残虐な鬼、猗窩座が病の父親を支える為に悪さをしていたというのは少々弱い。更には、善人とめぐり逢い、女性からも慕われる。それを全て失くして鬼となった。うーん。「遊郭編」堕姫のエピソードと比較してもインパクトが無い。そして、結末は自己破壊。これは盛り上がった分、盛り下がり感は否めません。原作ありきなので仕方ありません。次回作に熱い展開を期待。もしかすると劇場版終了後、テレビシーリズの展開でもう少し深めるかもしれません。
鬼滅の刃【無限城編】アカン!最高!
戦闘シーンは呼吸すら忘れるほどの迫力!
「俺はしゃべるのが嫌いだから話しかけるな」
▼感想
映画館で鑑賞!
鬼滅の刃は原作漫画は全部読んでいて、無限城編は特に好きだから楽しみにしていた!
冒頭から作画がすごい!無限城で柱達がモブの鬼を切り捨てるだけでもずっと見てられるような神作画。この後の上限達との戦いはどうなってしまうんだろう…!と期待がどんどん高まっていった。全編通して無限城の映像がすごくて、物語を大いに盛り上げたし、終盤とかは別のSF映画を見てるかのような没入感だった。
今作の一番の盛り上がりは炭治郎と義勇VS猗窩座。まず、主人公と兄弟子が力を合わせて宿敵と再戦するというのが少年ジャンプしてて最高!このシーンの作画は期待以上で特に義勇がかなりカッコよかった!無限城を縦横無尽に駆け回り戦う三人は、思わず呼吸を忘れるくらい迫力があった。
作画だけでなく、声優もすごい!鬼滅の刃は声優陣の熱量にいつも驚かされるけど、今作で特にすごかったのは胡蝶しのぶ。しのぶの声からこの戦いにかける思いがビリビリ伝わってきた。しのぶと戦う童磨もサイコパスな感じで声がぴったりだった。漫画を読み直しても童磨のセリフは宮野真守の声が脳に流れてくる。
回想シーンが多くて少しテンポが悪くなったのは否めないが、鬼滅の刃は回想シーンも大切だから仕方ない。過去や軌跡が鬼殺隊の力になり、鬼の救いになる。むしろ、テンポを重視するために回想シーンを省いたりしなくて良かったと思う!
果ての見えない無限城…でも、物語の終わりは案外遠くはない。次の死闘もこのクオリティで見れるのが楽しみ!
▼お気に入りのシーン
義勇と猗窩座が戦うシーン!
義勇は特に好きなキャラクターの一人だから、今作では見せ場が多くて嬉しかった!
めちゃくちゃよかったです
シートジャックで家族で観ました
あっという間の時間でした
たくさんの人がいすぎてポップコーンに30分も並んでびっくりな人の多さ
内容はすごくよかったです
映像
音楽
展開が好きでした
なんだかドキドキしながら見ていてポップコーン食べる暇なかったです
1番最後のところ猗窩座の思い出すところが好きです
とにかく面白かったです
鈴なりの映画館を作ったこと、そのことが価値。鬼滅の勝ち!
3連休最終日にIMAXで鑑賞。公開初日の予約が始まった朝、IMAXの空き状況をチェックしたらもう前方の3列にいくつか空きがあるくらい。どのシネコンも4つか5つのスクリーンを使って30分~40分おきには上映が…。そして、飲食売店は見たこともないような長蛇の列!
こんな現象を創出したことそのものが「鬼滅の刃」という作品の価値。
評価も上乗せせざるを得ないので、鬼滅の勝ち!
実際、終盤に入るまでの展開は時間を感じさせないくらいに面白くて、体感90分が45分でちょうど半分くらい。だけど、原作リスペクトが過ぎるのかな?って思うくらい猗窩座の回想シーンは長かった。
(原作リスペクトの真偽はわからない。アニメは1期の初回からリアタイではなくてもいの一番に観ていて、アニメから入って好きになった作品は、原作は読まずにアニメを待つ派なので、読んでないからわからないのだ)
テレビシリーズなら、その回1回とか2回を丸々回想にされても気にならないし、物語に深みが出るからそれがいいし、それが鬼滅の特長だし鬼滅らしさだと思っていて…。おそらく原作もそういうパートが長いとしても、3週とか4週(もっと?)は漫画の連載っぽいし、読み手が好きに間を取れるので、それでいいんだと…。でも、それを映画で再現されてしまうとちょっとキツイ。原作を少し変えてでももう少し映画らしい構成にできたんじゃない?との思いはどうしても拭えないのです。
無限列車編のように、フジテレビがテレビ用に分割して放送したら全然気にならない気がしています。(無限列車編は話がシンプルだったので、映画としても最高!☆5っす)
何はともあれ、このクオリティで仕上げた制作陣は本当に素晴らしい仕事をされたと思う。次回次々回も楽しみ…ですが、完結まで、どのくらいの月日がかかりそうですか?
原作読まずにアニメでの完結を見届けたいけど、こちらの寿命との戦いにならないことを願っています。
泣いた、ただ無限列車は越えられない
『鬼滅の刃 無限城編』を観て――
映像クオリティは間違いなく最高峰。アクションの迫力、映像美、グロテスクさや不気味さの表現に至るまで、やはりufotableの実力は圧巻でした。冨岡義勇 vs 猗窩座 の戦闘は、バトルも演出も完璧で、猗窩座の過去回想も重みがあり、人間としての背景が深掘りされたことで
まさに映画の見せ場として100点の仕上がりでした。
しかし一方で、全体構成としてはかなりバランスが悪い印象を受けました。特に残念だったのが、しのぶさんと童磨のパートです。しのぶの覚悟、胡蝶の死、毒の策略…ここぞ、深く丁寧に描いてほしかったのに、物語の中ではさらっと流された印象で、カナヲによる決着までが描かれなかったことに強い物足りなさを感じました。
個人的に残念だったのは、冨岡義勇との関係性もあまりに軽く処理されていたこと。
アニメでは繊細な距離感ややり取りが積み重ねられてきたからこそ、
彼女の死に対する“義勇の思い“には大きな期待と覚悟がありました。
この関係性を簡単に受け流して次へ進むには、あまりにもあっさりしすぎていて、心の置き所が見つかりませんでした。
しのぶもまた、鬼殺隊の柱であり、鬼滅の刃という物語を支える重要な主人公の一人です。
これはCPとして好きという私情もありますが、それ以上に、“彼女の死”物語にとってどれほど重要な出来事かを思うと、あまりにも軽く処理されてしまったのは、本当に惜しかったです。
【 回想シーン 】
さらに気になったのは、その他のキャラクターたちの回想シーンがとにかく多く、長く、結果的に全体がごちゃごちゃしてしまったことです。ひとつひとつのエピソードが悪いわけではないのですが、エピソードを無理やり1本の映画に詰め込んだことでテンポが悪くなり、感情移入しきれない場面もありました。
原作を知っているからこそ、もっと感動したかったし、もっと泣けるはずのシーンが多かった。でも、焦点が散っていて、ピークがどこなのか見えにくい。その結果、映画としての完成度はどうしても無限列車編には及ばなかったと感じました。
個々のシーンのクオリティは申し分ない。でも映画としてひとつにまとめたとき、やや雑然としてしまったことが本当に惜しい――そんな感想です。
…などと色々言いましたが、それでもあと5回は映画館で観たいです。特に猗窩座と恋雪のシーンは、何度でも堪能したいと思わせてくれるほど美しかったです。
全1632件中、1041~1060件目を表示
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