「信念としての闘争」逃走 Satoさんの映画レビュー(感想・評価)
信念としての闘争
約半世紀に及ぶ逃走。たった1人で自分自身や仲間の亡霊と対話しながら逃げ抜く人生。後半は時代も変わりどこか滑稽になっていく様を表現するようなコミカルな音楽が流れる。しかし主人公はずっと変わらず真面目に真摯に思想や仲間との絆と向き合っている。最後に警察と対面して「やっと来たな」からのセリフは痛快そのもの。人は一つの信念を大事にして生きていくことができる…それは美しいことだと私は思う。
あと、古舘寛治という役者がやっぱり好きだなと改めて思う。
コメントする