「逃走は闘争か…」逃走 Rosalindさんの映画レビュー(感想・評価)
逃走は闘争か…
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“当局からの逃走”のはずが、いつの間にか“逃走する理由からの逃走”へと変わりゆく桐島の様子がうまく描かれている。
終始モノローグによる自家撞着に陥っていた桐島、そして“逃走することが闘争なのだ”という信念で矛盾を止揚していた桐島は、死をもってして本当の逃走を(堂々巡りからの逃走を)完遂する。
(ピアノのジャカジャカした演奏は映像にマッチしてなくて耳障りだった)
(桐島:マルクスは何を読めばよいか?
先輩:無理に読む必要はない。俺も1~2冊しか読んでない
→これが本当のやり取りかどうか分からないが、桐島とその仲間たちに思想的動機が希薄だったことが想像できる)
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