「CIA上司とエージェントのファミリードラマ」マイ・スパイ2 永遠の都へ行く　odeonzaさんの映画レビュー（感想・評価）

CIAエージェントJJは監視対象者のケイトと再婚、連れ子のソフィーとは仲も良好、そんな愛娘にこともあろうにスパイ養成特訓を始めます、本作はその続編で成長したソフィーが父を助けて大活躍といったところでしょうか。ソフィーの同級生コリンの父親はJJの上司だから、まるでCIAの家族ドラマみたい、敵は学校の女副校長でテロリストと世間は狭いが舞台はイタリア各地の名所なので愉しめました。
ジュブナイル向けのアクション・コメディなので正統派のスパイものと違って学園青春ドラマやファミリードラマのような雑味がぎっしり、デイブ・バウティスタさんはドウェイン・ジョンソンと同じ元プロレスラーのアクション俳優だから格闘戦が見どころなのだが、お年のせいか抑えめでしたね。それにしても派手なタトゥーだらけ、こんなに目立ってはスパイは無理でしょう。まあ、正統派スパイアクション・エンタテインメントと比べて屁理屈を並べるのも野暮でしょう、そもそも作品のジャンルが違いますものね。