アイミタガイのレビュー・感想・評価
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海苔しなしなになってる…
タイミングの悪い人、いるー!しかしあそこまで悪いと本人には悪いけど逆に笑えてしまう(^^)
劇中のセリフ「悪い人が出てこない小説は嘘くさくて嫌いだったけど今はそういうのを信じように思います。」そのままの作品。
周りまわって誰かの役に立っている。そしてそれはいつかジブンに返ってきて彩りを加えてくれる。ということをぎゅっと詰め込んで感じですね。
信頼の証…うちのパートナー受け止めてくれるかな…
にしても草笛光子さんの存在感…立ち振る舞いが絵になる。
そして無駄なことだけはよく知ってるもいる(๑˃̵ᴗ˂̵)
優しい涙が溢れました。
タイトルの意味を分からないまま黒木華さんが好きだからって理由で見に行きました。途中から泣きっぱなしで久しぶりに映画みて泣きました。エンドロールの黒木さんの歌でダメ出しの号泣。
優しい人しか出てきません。日常生活で疲れきってる私には心地いい映画でした。誰かに背中を優しくさすってもらった、見終わったあと元気が出ている、そんな映画でした。
久々の大当たり作品。 唯一無二の親友の死を受け入れられない女性と彼...
久々の大当たり作品。
唯一無二の親友の死を受け入れられない女性と彼女を取り巻く人たち。当時人物たちが織りなす出来事が優しさでつながっていくたびに暖かい気持ちになり、何気ないシーンにとても感動した。
良い人しか出てこない作品だからこそ、観ていて心穏やかになるし観てよかったなと思えた。
こんな涙なら!
思いっきり泣きました。悲しいからでもなく、辛いからでもなく。
何か探しに行く事も、思いを巡らせる事なく、ただ身を任せて観ていればその涙は出てきます。人への優しさを実感できる映画でした。こんな涙は人生には必要です。
情けに刃向かう刃なし
「情けは人の為ならず」の本来の意は、
「人に親切にすれば、それは巡り巡って自分に戻って来る」だが、
「人に親切にすると、その人の為にならないので、止めた方が良い」
の意と思っている人の存在を知ったのは、
自分が高校生の頃。かれこれ四十年以上も前になる。
直近の調査では、
後者が正しいと考えている人の割合が上回っているようで、
これも時代かなぁ、と
思ってみたり。
本作のタイトルは漢字では「相身互い」と書き、
「同じ境遇や身分の者は、
互いに同情し助け合うべき」が、その意のよう。
が、鑑賞後に感じたのは
「情けは人の為ならず」に近しい印象。
ウェディングプランナーの『梓(黒木華)』は
長い付き合いの『澄人(中村蒼)』から婚意を告げられているが
離婚した自分の両親の姿が記憶にあり、
なかなか一歩を踏み出せないでいる。
そんな折り、親友の『叶海(藤間爽子)』が突然の事故で亡くなる。
心の整理が付けられない『梓』は、
亡き友のLINEにメッセージを送り続ける。
『叶海』の両親も、娘を亡くした深い喪失感を抱えている。
そんな二人の元へは、思いもかけぬ場所からメッセージカードが届く。
脚本の練り込みが素晴らしい。
元々の原作は連作短編と聞く。
それも、三重県桑名市と、ごく狭い場所を舞台とする。
最初は、複数の人物の物語りが、
過去のエピソードを含め散文のように描かれる。
それが終章に向かい、どのように収斂するのか、
見当も付かない。
シャッフルされたジグソーパズルのピースのよう。
が、次第に納まる所に嵌り出すと、
全体像が薄っすら見え出す。
しかし、それでもまだ全容は見通せない。
叔母の紹介で、自分がプロデュースする金婚式のピアノ演奏を
『こみち(草笛光子)』に依頼しに行ったことが大きな曲折点。
その家はたまさか『叶海』との
中学時代の思い出の場所だった。
そこからストーリーは、大きな動きを見せる。
最後は、細かく張り巡らされた大小の伏線が全て回収され、
綺麗な円環が完成する。
これでもう終わりだろうと思ったところに
また新たなエピソードも披瀝され、
仕掛けの広がりに思わず仰け反る余禄まで付けて。
登場人物は皆々が良い人たち。
他人のことを慮り、それが回りまわって自分に返って来る。
まさに胸がすく思い。
強烈な印象を残す描写は無く、
淡々とした語り口でも
十分に人を感動させるチカラがあるとの
見本のような一本。
撮影と編集にも抜群の力量を感じる。
わけても『叶海』の両親が或る施設を訪ねるシーンは
科白は無く、音楽と役者の演技だけで構成されているのに
胸アツになり感涙すること必至の場面。
いい人しか出てこないけどいい映画
いい人しか出てこないのに面白い映画です。
泣けそうな予告でしたが泣けました。
無理のない奇跡という感じで観ていてとても心地が良い。彼氏がホッコリする。
いろいろな導線がわかりやすぎるような気もしますが。その分頭を使わない良い映画でした。
相身互い、いい言葉ですね。
方言かと思ったら普 普通の日本語らしい。
心が洗われる名作
久しぶりの心地よい余韻映画…見終わって車に乗ったら「いい映画だったなぁ」と呟いてしまいました。
予告は見ていたはずですが、印象に残っておらず、ほぼ情報なしで観て来ました。
伝えたい事は色々あるのですが、とりあえず観て!と言いたいです。
そして脚本の妙!言葉選びが非常にセンスがあり、スッと頭に入ってきます。(表現しにくいですが、バックボーンというか背景を感じさせるセリフ回し?)
個人的には、終盤の施設のシーンが秀逸!!
また、俳優陣も最高!!もう皆んな凄い!有名どころは言わずもがな、失礼ながら知らなかった中村蒼が良かったと思いました。ラストマイルでも、完全に役になりきっていた安藤玉恵が本作も爆発しております笑
カットの情景も美しく、地方出身の私は“あるある”と納得しかなかったです。
ストーリー展開も素晴らしく、まだ気付いていない暗喩がありそうです。
最後に、監督チャーミングだなと思ったシーンもありました。最後に梓がカメラに目線を飛ばすのですが、本作をアイミタガイにするのか、アイミタガイ精神を忘れんなよ!なのか…感じ方はそれぞれでしょうね!
本作命題のアイミタガイ、若い方に観て頂きたいんですが響くかなーと思う気持ち半分。多分、アイミタガイが無い人は孤独(悪い意味で)な人生になってしまうので。
映画好きな方、邦画をあまり見ない方、是非ご観賞ください!
叶海、ちひろさん、メリー・ポピンズ
日本映画の群像劇としては、自分が見た中ではベスト級の作品。
思い出せる中では伊坂幸太郎さん原作、今泉力哉監督の『アイネクライネナハトムジーク』以来の感動と涙をいただきました。
冷静に振り返ると、なんといっても叶海さんの人柄と感受性がすべての原点。
決して他の人には真似ができないほど何かの才能が際立っているというわけではないけれど、どんな人間にも分け隔てなく率直で誠実な人。
叶海さんの人柄は黒木華さん演じる梓や両親や福祉施設の子供たちとの交流を通じて間接的に描かれるが、そこにいるのはいつも自分のことは二の次で相手のことばかり考えている叶海なのです。
と、ここまで書いて急に私の頭に降ってきたのがちひろさん。
覚えてますか?
有村架純さん主演の『ちひろさん』
自分だって壮絶な過去(映画では具体的には描かれない)を持っているのに、軽やかに、だけどしっかりと出会った人たちに自己肯定感をもたらして去って行くメリー・ポピンズのような人でした。
もちろんメリー・ポピンズのような魔法は現実には使えないけれど、自分にはできないことを軽やかにやってしまう(たとえば、ちょっとした機転でイジメから救ってくれるようなこと)人っていますよね。
ちひろさんがそうでした。
家族関係で悩む高校生のオカジに向かって、
「家族揃っての食事が一番美味しい、なんていう人がいるけど、ひとりで食べたって美味しい時は美味しい」と当たり前のはずのことを気付かせてくれるのです。
友だちを信頼して無防備に後ろに倒れる叶海。
突然手を取って駆け出し、新しい世界へ導いてくれる叶海。
いつも自分以外の誰かにレンズを向けて、その誰かの輝く瞬間を捉え続けた叶海。
風向きが変われば、叶海はきっとまた来てくれる。そして、いつでも誰かの背中を押してくれる。
思い遣りの生き方を後押ししてくれる希望の映画‼️❓
これまで、損しても自分に恥じない生き方をしてきました。
それでも、後悔することもあります。
この映画は、思い遣りを自分より優先する人が、いろんな繋がりで、そんな生き方が良かった、そんな感じです。
黒木華の高校時代が、あの近藤華です、似てるし、どちらも名女優です、もう一人の友人も引けを取らない名女優です、死ぬ時も、高校の子も。
何気ないシーンでも涙が溢れます、施設のトイレの写真展、スマホのやりとり。
近鉄の駅は見慣れた場所です、余計に身近に感じます。
どんな運命でも、思い遣りの気持ちで生きていきたい、そんなふうに信じさせてくれる、奇跡も凄いこともありませんが、真面目に生きる希望をくれる映画🎞️🎟️ありがとうございました😊😭
ベタですが何か?
みーんな善い人。イジメっ子を除き(笑)
丁寧に書かれたシナリオを実力あるキャスト達が描く、奇跡の連続のような心温まる群像劇。
場面を細かく散りばめて、少しずつ全体の繋がりを見せていく演出は見事。そしてじんわり涙。
封切り直後の土曜なのに… 観客ガラガラだったのが不思議なくらい、とても素晴らしい作品です。
なんかほっこり
黒木華が素敵。普通にその辺にいそうな感じが素晴らしい。歌もなんか柔らかくてよかったな。
人とのつながりというかがなんか優しい世界、不思議な縁も含めて、ちょっと周りに優しくしながら周りまわって返ってきて自分も幸せにならないかしらーみたいな感じで少し元気出る。
白鳥ちゃん好きです。どんな大人になっていくか楽しみ。
草笛光子が主演?(笑)
「相身互い」という言葉は「情けは人の為ならず」と同じような意味かなと思っていましたが、ちょっと違うようです。
★相身互い 同じ境遇にある者どうしが同情し、助け合うこと。また、その間柄。
★情けは人の為ならず 人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。
こうして並べると、やはり全く違ってますね。
さて、この作品は一組の女友達の周りで起こる15年ほどの物語ですが、群像劇であるとも言えます。余り書くとネタバレになるので詳しくはかけませんが、一地方都市(と言っても舞台である桑名市は13万人住んでいますが)での狭い範囲で起こる心温まる偶然の連続です。ちゃんと伏線回収もでき・・・っていうか、「よくできた話」過ぎるという気もしますが、中学時代に転校生である梓をかばってくれた叶海との出会いが、多くの人の心を暖かくしてくれます。
この映画に悪い人はいません。。。転校生の梓をちょっといじめる3人の女の子以外は(笑)
それにしても・・・草笛光子はすごい!
善人ばかり出る小説は嘘くさい
2024年劇場鑑賞278本目。
黒木華が出るくらいの情報で鑑賞。
この映画に出る人みんないい人で、その人たちのそれぞれのちょっとした行動がどんどんつながってさらにちょっといいことがあるみたいな感じの話です。
このレビュータイトルにあるのは劇中登場人物の一人が言うセリフの一部なので、先に言われちゃったとは思いましたが(一部なのでこの後セリフは続きます)、そんな悪い人実際そうそう周りにいないでしょう、いいんじゃないかと自分は思います。
とんでもない奇跡が起きる映画ではないので号泣という感じではないのですが、ずっとじんわり涙があふれる映画でした。
エンドロールの黒木華が歌う主題歌も歌詞を聴くと映画にあっていて沁みます。
やさしい繋がりの連鎖
アイミタガイ。気づかないうちに人の想いや優しさは巡っている。時に人は、人によって傷ついたり、悲しくなったり、前に進めなくなったり…。でもその手を引いて一歩踏み出すきっかけを与えてくれるのも人であったり。たくさんの優しさの繋がりが連鎖していって、鑑賞後は心がほっこりする。エンドロールの華ちゃんが歌う「夜明けのマイウェイ」も身体中に沁み渡る。久々に出会えた素敵な作品!
風邪をひいて?
鼻水が止まらない状態。
熱など他の症状はないのでしっかりマスクをして出かけた。
観賞中涙と鼻水が混じってマスクはぐしゃぐしゃ、ティッシュの山ができた。
いや、これは風邪のせいで…と言い訳したいくらいの惨状だった。
そのくらい泣いた。
周囲の方々は危ないジジイに引いていたことだろう。
冷静に考えればそんなに涙するようなシーンはあったかなと思う。
事故以外はそれほど大きな出来事はなく、静かに流れていく。
だが、だからこそヒロインやその周りの方々の想いがじんわりと心を満たし、
これを書いている今もティッシュが手放せない(風邪のせい)。
さらには断片的だったシーンが最後に見事に繋がって、
思いをどんどん増幅してくれる。
現実に戻るためのエンドロールが短過ぎた。
黒木華はじめ俳優陣も素晴らしかった。
何も引っかかることなく、映像に没頭できた。
この映画に出会えたことに心から感謝したい。
つまらない作品ばかりと思うこともあるが、
やっぱり映画館通いはやめられない。
原作も是非とも読みたい。
全168件中、121~140件目を表示