アイミタガイのレビュー・感想・評価
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こういう地味な作品が心に染みる。
喪失感に苛まれた人たちが葛藤しながらも、少しずつ前に進んでいくお話。人と人との縁がRingのような繋がりをみせて観客を魅了するとこはツボを上手く押さえているなと感じる。人間の不器用さ、機械のように割り切れないモヤモヤ感は実に共感できた。
蛇足ながら、結婚は結局勢いだと、この歳になっても個人的には思います。シチュエーションとかそういう細かいことは関係ないです 笑。
心が洗われるとはこのこと
泣かそう、泣かそうとしてくる。 そして泣かされます。
ここ何年か「自己責任」が世間の風潮になっています。電車の中、駅、街中でなるべく人と関わらない様に過ごして来ました。関わってもそれは仕事ビジネスとしての事。お仕事ですから。
基本的に人の尊重を第一に考えます。また自分も尊重されたいと望んでいます。
頼られてばかりの人、間の悪い人、空気の読めない人、都合の良い人、要領の悪い人、
他人は他人という世の中で生き辛さを感じる時もあります。
そんな時代を前提に夫婦、親子、家族、親友、恋人との間柄をもっと密に、素直にしようよというのがテーマかなと受け取りました。
長い人生の中でささやかな事が知らずに誰かの心の支えになっていたなんて人生観が一変するよね。
でもなぁ 人の人生に
「行っちゃえ!」
ってのは、ちょっと言えないかなぁ~。
善意のピタゴラスイッチ
善意人の為ならずと言うけれど、本当にそうだなぁと思わせてくれる映画。「善人ばかりの小説はつまらないと思っていたけど、それもいいもんだ」まさにその通りだ。登場人物がみんな精一杯生きているけど、なんか、不器用でうまくいかなかったり、一歩を踏み出せなかったり、それでも人生何とかやっていけるのは、自分の知らないところでアイミタガイしてるからなんだ。優しい気持ちになれる感動で涙した。
この世に絡み合う無数の糸の奇跡
禿げたオッさんとアイミタガイ
映画『アイミタガイ』を鑑賞してきました。
ーー『アイミタガイ』(=「相身互い」)は、事故で大切な友人を失った主人公(黒木華)や、様々な背景から立ち止まっている登場人物たちが、周りの人々とのほんの小さなつながりや想いに支えられ、それぞれが前を向いていく姿を描いた物語ーー
邦画は映画館ではあまり観ないのですが、映画.comでの皆さんの評価が高かったので観に行ってきました。
大好きな黒木華さんが可愛くて惚れ直したのはもちろんで、それはそれで良かったのですが、映画的にはTOHOシネマズのギフトカードをもらっていなかったらわざわざ観に行かなかったかも。良作ではありますが・・・。
皆さんの感想では、涙が出たとか、何度も目頭が熱くなったとかありましたが、うーん、それほどでもなく・・・。私はココロが汚れてるのかなぁ・・・。
金曜日の19時30分からの上映で
観客は私ともうひとりだけ。
3つか4つ前の席に禿げたオッさん。
これもアイミタガイになるのかな?
あっ、そうそう。
エンディングロールの黒木華さんの歌がすごくよかった。彼女、歌も上手いんだなぁ。で、星半分追加。
書(本・書きもの) ⇒ 映画化は上手く行ってないかなぁ
私の評は表題の通り残念ながら高くはならない。
原作未読ですが、調べると5話オムニバス形式とのこと。なるほど。
きっと本で読んだら、時間軸や、人の心の動きを、ジグソーパズルを仕上げるように、自分自身の取り込みたい手順と速度で取り入れられ面白かったと思う。
本作(映画)は、なんというのか「映画という四角い箱に、物語(書)を小さく正方形に切りそろえて、キッチリ整えて収納した」という感じで、感情が揺さぶられない。
うまく言えないが、私としては整いすぎて趣しろさが半減したのかなと。
ここで言う「整いすぎ」というのは、脚本だけではなく、画の作り方も手伝ってのこと。なんというのか画づくりは教科書的というのか・・・。
整えるなら、小さく正方形ではなく・・・万華鏡を覗いたように華やかで繊細で美しく整えて欲しかった。
映像 ★★ 教科書的でつまらない、監督の個性・拘りが全く伝わらない
音 ★★★ 可もなく不可もなく
物語 ★★ 原作ではなく脚本化が上手く行っていない
役者 ★★★+0.5 中村蒼の空気感が良かった、
編集 ★★ 小さく正方形に切って、小さい箱に詰めないで
粗さ ★★ もともとが出来過ぎ物語、でもそれを上手く包んで欲しい
総合 ★★★ 個別評価は低いが総合では次第点かな
本作において、準主役の中村蒼は良かった。演技なのか素なのかは?
演技が上手いというよりも、何故か、この映画にうまくハマっており、彼が画に映り言葉を発することで、不思議と調和を生んでいたと思う。
そうだ、最後のシーンは好き!
ホッコリ
丁寧な日常の積み重ね大切にしたい
中村蒼さん演じる澄人の存在がステキでした
主人公「秋村梓」の恋人「小山澄人」の人としての魅力と柔らかな存在感がむちゃくちゃ良かった。セリフの言い方や梓に向ける眼差しや表情が穏やかで思いやりがあって心に沁みました。
澄人の「普通」な人としてのあんばいがとても良くて..。気づかれないけどいつもどんな時もちょうど良い優しさで寄り添ってくれている人。決して派手には笑わない小さな微笑み、澄人の伝えようとする言葉や行動は、梓にとって必要な人として説得力がありました。
タイミング悪いけどチャーミングな男を演じた中村蒼さん最高!他の出演作品も探して鑑賞します!
傷ついた過去があっても前を向き生きるチカラや優しい善良な人たちだけの物語(世界)を信じる時間があっても良いなって思える映画でした。観て良かった。
話す澄人に向ける梓の表情や視線だけでも気持ちや言わんとすることは伝わったんじゃないかな(..黒木華さんの演技だし!)と感じたセリフほんの少し気になった。
愛の世代の前に味わっておこう
同じ時を生きた心友に、生きる希望を与えられる女性
主人公を中心に相身互い(あいみたがい)な関係にホッコリさせられた
恋人の中村蒼くん 存在だけで嬉しい素朴ぶり これからこの分野でダントツになってほしいな
三重県のロケ地巡りも行きたいです
素晴らしいインスピレーションありがとう
ほんのちょっとの社交性と勇気
平日朝イチの回。
観客は9割女性。
あまり話題になっていない割にお客さんは入ってる印象かな。
「ひとの『ご縁』って、繋がってるよね」
という話。
ここでは分かりやすく小さい輪の中で繋がりが描かれているけど、現実には当事者には知覚できないレペルでもっと大きな輪が繋がっていたりするんだろう。
メッセージとしては「人は、ほんのちょっとの社交性と、ほんのちょっとの勇気で、みんな幸せになれる。」っことなのかな。
出てきたみんな、ちょっとだけ一歩を踏み出して、他者とつながってる。
現実にはその「加減」が難しいんだけどね。
このお話で言えば、カメラマンの女性の生前の交遊関係や社交性が大きなトリガーで、彼女の存在がなかったら成立しないワケで。
おいおい、勇気も社交性もない私は幸せになれないって話か?
…なんて悪びれてみるが、いやいや、わかってますよ。
だからこそ、この話は胸に来るのかもね。
そう。彼女がいなかったら、この「ご縁」がすべて繋がることはなかった。
今、私たちの目の前にあるものが小さいながらも幸せなのに、あなたはもういない。
「善良な人」しか出てこない話で、個人的には鼻白む感じもあるけど、役者さんがしっかりしてるので、ちゃんと飲み込める。
草笛光子さんって、(年齢のこと言うのは失礼だけど)今91歳なんだって!
すごいよ。シャンとしてて「艶」もちゃんとある。
私が草笛光子という女優を知ったのって「熱中時代」辺りだから、ホントに長く現役で頑張っていらっしゃって、頭が下がる。この前も主演映画あったよね。
群像劇に近いので、主役の黒木華さんがメインにはなってはないけど、あのふんわりとした、でも確実な存在感で全体を締めてる。
エンドロールの歌(これも黒木華さんでしょ?)もすごくいい。
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