アイミタガイのレビュー・感想・評価
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草笛光子が主演?(笑)
「相身互い」という言葉は「情けは人の為ならず」と同じような意味かなと思っていましたが、ちょっと違うようです。
★相身互い 同じ境遇にある者どうしが同情し、助け合うこと。また、その間柄。
★情けは人の為ならず 人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。
こうして並べると、やはり全く違ってますね。
さて、この作品は一組の女友達の周りで起こる15年ほどの物語ですが、群像劇であるとも言えます。余り書くとネタバレになるので詳しくはかけませんが、一地方都市(と言っても舞台である桑名市は13万人住んでいますが)での狭い範囲で起こる心温まる偶然の連続です。ちゃんと伏線回収もでき・・・っていうか、「よくできた話」過ぎるという気もしますが、中学時代に転校生である梓をかばってくれた叶海との出会いが、多くの人の心を暖かくしてくれます。
この映画に悪い人はいません。。。転校生の梓をちょっといじめる3人の女の子以外は(笑)
それにしても・・・草笛光子はすごい!
善人ばかり出る小説は嘘くさい
2024年劇場鑑賞278本目。
黒木華が出るくらいの情報で鑑賞。
この映画に出る人みんないい人で、その人たちのそれぞれのちょっとした行動がどんどんつながってさらにちょっといいことがあるみたいな感じの話です。
このレビュータイトルにあるのは劇中登場人物の一人が言うセリフの一部なので、先に言われちゃったとは思いましたが(一部なのでこの後セリフは続きます)、そんな悪い人実際そうそう周りにいないでしょう、いいんじゃないかと自分は思います。
とんでもない奇跡が起きる映画ではないので号泣という感じではないのですが、ずっとじんわり涙があふれる映画でした。
エンドロールの黒木華が歌う主題歌も歌詞を聴くと映画にあっていて沁みます。
やさしい繋がりの連鎖
風邪をひいて?
鼻水が止まらない状態。
熱など他の症状はないのでしっかりマスクをして出かけた。
観賞中涙と鼻水が混じってマスクはぐしゃぐしゃ、ティッシュの山ができた。
いや、これは風邪のせいで…と言い訳したいくらいの惨状だった。
そのくらい泣いた。
周囲の方々は危ないジジイに引いていたことだろう。
冷静に考えればそんなに涙するようなシーンはあったかなと思う。
事故以外はそれほど大きな出来事はなく、静かに流れていく。
だが、だからこそヒロインやその周りの方々の想いがじんわりと心を満たし、
これを書いている今もティッシュが手放せない(風邪のせい)。
さらには断片的だったシーンが最後に見事に繋がって、
思いをどんどん増幅してくれる。
現実に戻るためのエンドロールが短過ぎた。
黒木華はじめ俳優陣も素晴らしかった。
何も引っかかることなく、映像に没頭できた。
この映画に出会えたことに心から感謝したい。
つまらない作品ばかりと思うこともあるが、
やっぱり映画館通いはやめられない。
原作も是非とも読みたい。
偶然が重なり、伏線回収もちゃんとしてて面白かった
ウェディングプランナーの梓は、中学の時からの親友・叶海が事故で亡くなったことを知った。そのころ梓は、恋人・澄人との結婚に踏ん切れずにいて、叶海は亡くなったが彼女のスマホへメッセージを送り続けていた。同じ頃、叶海の両親のもとに、児童養護施設から叶海宛のお礼のカードが届いた。仕事で金婚式を担当することになった梓は、ヘルパーの叔母の紹介でピアノ演奏の依頼に行った家が、中学時代に叶海と一緒にピアノ演奏を聴いていたことを思い出していた。そんな話。
相身互い、という言葉、本作にピッタリだなぁ、なかなか味わい有るなぁ、と思った。
悪人の居ない話で、物足りないかとも思えるが、色々と偶然が重なり、それまでの伏線が回収されていくストーリーは良かった。
親の離婚で母子家庭となりいじめを受けてた過去が有り、結婚に踏み切れない主人公を黒木華が好演してたし、優しいがちょっと頼りない恋人役の中村蒼もほんわかしてて良かった。
亡き親友・叶海役の藤間爽子も良かったし、草笛光子、西田尚美、安藤玉恵、風吹ジュンもさすがだった。
梓と叶海の中学生時代を演じてた近藤華と白鳥玉季も可愛かった。
黒木華が歌ってたエンディング曲も良かった
気づいてない目に見えない繋がりの縁
いい映画だったなぁとしみじみそう思います。
何ものにも代えがたいかけがえのない友を失った悲しみに立ち止まる時間。
それは大切な娘を失った両親も同じこと。
そこからまた笑顔を取り戻して欲しいと願う人。
在りし日に力を貰ったと語る人。
過去の出来事に後悔を残し、好きだった事を封印する人。
交錯するそれぞれの出来事がやがて繋がり、点は線になりました。
相身互い。
知らず知らずのうちに人を助けたり助けられたり。お互い様と言う言葉の心地良さ。
それを自然に作り出すかのような桑名という街の持つ風情が素敵です。この作品にとても合っていると思いました。
キャストの方々が素晴らしいですね。誰がでは無く皆さんです。
中学生の叶海が梓の手を取って駆け出すシーンいいですね。ここから始まる未来・友情・希望が全部詰まっていました。
黒木華ちゃんの歌う夜明けのマイウェイに心温まります。
いい映画を見ました
⭐︎4.4 / 5.0
黒木華さんの苦しくて切ない演技に心打たれ、全編通しての空気感がとても優しく、後味が爽やかですごく気持ちのいい作品
ちらし寿司のような優しい映画
封切りの日に観てきました。
好きです、この映画。心がじんわり温かくなる、そんな映画です。小難しい表現や複雑な人間関係もなく、安心して最後まで観られます。洋食でも中華でも、ましてやファストフードでもなく、和食。しかもおばあちゃんの作ってくれるちらし寿司のような、優しい映画です。今の私が求めていた映画です。
ちらし寿司といえば、そう、主役が主張しすぎない、脇役もそれぞれが主役のような、そんな映画でした。主人公の周りの人間も丁寧に描かれて、みんな好きになります。嫌な人がほとんど出てきませんが、そこも良かった。
主人公の友人の死が映画の主軸なのですが、彼女を起点にいろんな人と人が繋がっていく、または繋がっていた、という展開には胸が熱くなりました。脚本にもいろんなピースがハマっていく爽快さがあります。これをご都合主義だと鼻で笑うような人は観てはいけません。これでいいんです、この映画は。
こういう映画って大当たりしないかもしれませんが、悲しいことがあったり、寂しかったり、悩んで前に進めなくなったり、ちょっと疲れていたり、そんな弱っている人に寄り添ってくれる映画を必要な人がいます。
タイミング
役者陣が素晴らしい👏👏👏
世間は狭いですね笑
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