アイミタガイのレビュー・感想・評価
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優しい映画でしたが、私はツボらなかった。。
映画館で何度か予告を見ていたのと、口コミサイトの評判が良いのを見てしまい見に行ってみた。
優しい映画でした。
突然、親友を失ってしまった女性の話。
その親友との出会いや、彼女を取り巻く周りの人達が自然につながっていく。
ちょっとした好意が重なり合っていく様子が描かれていく。
涙なくして見れない的な書き込みを見て、感動する準備をして行ったのだけど、私はイマイチ、ツボらなかったかな。。
この辺は人によって心の琴線は違うから仕方ないでしょう。
号泣する人もいるんだろうなという内容でした。
嫌な人は一人も出てきません。
今年見た『夜明けのすべて』を思い出した。
こういう後味の良い映画はインパクトが薄いので、人によって大きく評価は変わるんじゃないですかね。
印象に残ったのは、冒頭の小銭で払おうとして足りなかったシーン。
あれは何を言いたかったのか分からなかった。。
あとは、草笛光子の存在感と、叶海(かなみ)の中学生役の女の子が良かったかな。
それと、奇跡的な繋がりを描きながら、特にそれをクローズアップするわけではない。。
意外な繋がりを感じる事はたまにありますけどね。
あっさりとした描き方が気になった。
アイミタガイの意味は、
『誰かの事を思ってしたことは巡り巡って見知らぬ誰かを救いそれはやがて自分にも返ってくるという意味』との事。
良い言葉ですね。
いつまでも繋がっている
幾度も人々が結ばれている様をを見ているのに、自身はなかなか繋がりを掴みにいけない主人公。唯一強い絆を結んでいた親友の死。
娘という強烈な繋がりを失った両親が娘の繋がりを伝っていく
それぞれをメインに主人公の姉、彼氏とそこから繋がった縁がさらに見えていなかった繋がりが姿を現してお互いに背中を押し合うという素敵な構成を見せている。
アイミタガイ。困った時はお互い様。だけではなく、自分だけいつも与えてばかりと思っていても実は遠くから繋がった優しさや善意が自分の元へ来て助けられている。見えていないだけで人は繋がっているんだということを学んだ。
映画的にもほぼ全てが綺麗に繋がっていて、また伏線の張り方も自然で違和感がないので気持ちよく見れる。
ただ、本当に全てが繋がり過ぎているので、あくまでこれは理想の物語であって、現実はそんなんじゃないよね。という感情を観客に与える余地があるのが少々切ない部分ではある。
作り込まれたお話をしっかり映像化
ジャンル的にはあまり好みのタイプの映画ではないです。
しかし、登場人物やエピソードがやたらと多く、とっ散らかった印象の前半を見事に一つの結末に丁寧に結びつける作劇は見事ですし、それをしっかり押し付けがましくなく映像化したのは評価せざるを得ません。
黒木華さんや藤間爽子さん、中村蒼さんも各キャラクターを魅力的に演じきっていたと思います。
加えて脇を固める役者陣の素晴らしさ。
「90歳、何がめでたい」に続いて草笛光子さんの品のある存在感。田口トモロヲさんと西田尚美さんの夫婦役もお二方を若い頃から知る身としては、非常に感慨深く拝見しました。画面に出てくるだけで視線を釘付けにする安藤玉恵さんも良かったです。
ただ一つ注文をつけるなら、映像全般に季節感や時間帯感(?)に違和感がありました。「こんな明るい時間に会社員が帰宅するの?」とか「宝石屋行くには暗すぎるだろ」とか「寒い時期のはずだけど薄着だよね?」とか。気にしすぎですかね?
「アイミタガイ」って何だ?? 独りで悶々と悩む全ての人に贈る、静かで温かかな"次の一歩を踏み出す勇気"を届ける物語。
金曜の夜、「さて何を観ようか」。
上映中の映画リストを見ていて、ふと目に留まった「アイミタガイ」。
「これは何だ??」読み方が合っているか、思わず再確認してしまったが、やはり「アイミタガイ」で間違いはないようだ。
当初他の映画を鑑賞予定だったが、結局、気になって観てしまった。そして、とても良かった。
物語のあらすじは、こうだ。
担当のお客様から信頼の篤い女性ウェディングプランナー・梓(黒木華)は、長く付き合っているがいる彼氏がいるが、幼くして両親が離婚し寂しい思春期を送っていたことから、幸せな未来を描けずにおり、自分の仕事にもどこか他人事のような思いでいる。
唯一の相談相手が、中学時代以来の親友・叶美で、自分とは全く逆の性格。自分に真直ぐで、明るく他人の笑顔をつい撮ってしまう、カメラマンだ。
撮影の仕事でパプアニューギニアに行くんだと嬉しく語る親友だったが、現地で事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。
叶美の死を受け入れられない梓は悲嘆に暮れ塞ぎ込んでしまうが、叶見の両親もまた、生きることに見いだせない状況であった。
そんな中、予期しない形で、少しずつ小さな変化が訪れる。
とある児童養護施設から手紙が届き、叶見が生前、児童養護施設で子どもの写真撮影をボランティアで携わっていたことを両親は知る。
一方、梓は彼と一緒に、離婚した父方の祖母に会いに行くが、そこで「アイミタガイ」という言葉を教わるとともに、彼の新たな一面を知る。「相見互い」と読み、お互い様のような意味合いであるが、恩の貸し借りのようなものではなく、人知れず互いに支え合っている様をいう。
叶見を巡り、実は色々なつながりがあることが徐々に見えてきて、そして小さな優しさが、かけがえのない出会いを紡いでいくことになる。
派手なストーリーではないが、現代のリアルを活写した、地に足を付いた心に響く物語。
思うに、私たちが社会で生きる、ということは、まさに「アイミタガイ」を紡いでいくことなのかもしれない。自分で思っている以上に、他者から支えられており、それと同じように、他者の支えになっている。それが回りまわって、誰かの幸せに、そしても自分の幸せにつながっていく。
物語も響いたが、演者も良かった。
円熟味のある実力者が、静かで温かなストーリーに、人間味ある情感を注いでくれている。
こうした映画は流行にはなりにくいかもしれない。
だが、鑑賞した人の心には、きっと深く届くと思う。
自己責任がうたわれ、将来が見えにくい現代において、独り悶々悩む人に是非観ていただきたい。
偶然が過ぎるけど・・・
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華は高校時代からの大親友を事故で亡くす。
それが受け入れられず、ずっと親友にLINEし続ける。
それをずっとROMってたその両親との関わりも生まれる。
その励ましもあり、恋人との結婚を前向きに考える。
子供時代の両親の離婚が原因で、二の足を踏んでたのだった。
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ストーリーを書くと上記だが、他に色んな肉付け要素がある。
そして各登場人物同士が、実は知らぬ間に関わりを持ってる。
この作品では草笛さんがまた元気な姿を見せてくれるのだが、
華の叔母とも幼少期の華や親友とも実は関わりがあった。
華の恋人と親友の父も実は関わりがあった。
恋人が指輪を探してた店の店主も草笛や華と関わりがあった。
華以外は気付いてないけど、華だけがそれを知ってる。
いやいや、世間は案外狭いと言うけど、狭過ぎるやろw
映画にすごい偶然はつきものってことは分かってる。
でもさすがにそこまで偶然が過ぎると冷めるわ~。
それさえ無ければ5点つけてたかも知れんのになあ。
登場人物の心理がしっかり描写されてて、何回も涙ぐんだ。
それだけに、偶然の盛り過ぎがホンマに残念。
ちなみにアイミタガイは、お互い様みたいな意味らしい。
素直に感動できる良作
エンディングで往年の名曲 荒木一郎の「夜明けのマイウェイ」を黒木華が伸びやかに歌っていた。悲しみを乗り越えて前向きに生きていくその歌詞がこの映画にぴったりハマっていました。
アイミタガイ、、。誰かを想ってしたことは巡り巡って見知らぬ誰かをも救う。
それをこの映画では小さな奇跡の連鎖で表現していく。叶海がイジメにあっていた梓を連れ去りたどり着いた先の古い一軒家から流れてきたピアノの音色が時を超えて甦ったり、梓のひょんな一言が叶海と父を(最後に)会わせることに繋がり、その裏に澄人の小さな優しさが絡んでいたり、そして何より叶海がひそかに続けていた児童養護施設との交流をしていたこと知りそこを訪ねた両親がトイレ内に掲げられている叶海が撮った写真を見つめるシーンと叶海の保険金を「叶海が生きていれば無かったお金であり、それを食っていきたくはない。施設の為に使って欲しい」と施設長に差し出すシーンは特に涙を抑えることができませんでした。
「叶海(かなみ)」という名は直ぐには読めなかったが、海のような大きな愛情を持ち夢を叶える人生を送ってもらいたいと思い両親が名付けたのだろう。思いは梓をはじめ多くの人々に繋がりいつまでも心の中で生き続けるでしょう。
どちらかというと普通な内容
優しい温かい世界
脚本が秀悦。
エピソードが交差して行き繋がり、柔らかい
一つのシャボン玉になるような作品。
知人が亡くなってもLineで今、実家の前を通ったよ
は涙腺が緩んだ。手を繋いで走るシーンは素敵だよね。
人の縁と優しさ、思いやりが繋がり優しい
世界に所々でスポッと入っていくのは格別。
浄化される。
エンディングの黒木華さんの『夜明けのマイウェ
イ』は心がほっこりする。
草笛光子さんは凄いなぁ。
色々な人が巡りめぐって紡いだ
優しい温かい雰囲気の作品でした。
悲しみをいくつかのりこえてみました
大切なものがなくなってから初めて気づくこと
そのものだけじゃない、あらゆるものが連鎖して巡り巡っている
「情けは人の為ならず」昔からある言葉です
私はなんだかあまり好きではない言葉です
良いことをすると巡り巡って自分へ帰ってくる
そんな意味ですが帰ってこなくてもいいんです
そんなつもりで人と関わっているんじゃないから
だから、この「アイミタガイ」がとても腑に落ちる
相手を信用しているからこそ身を委ねられる
どちらが先とか後とかもない
大きい小さいもの何も、比べることじゃないし競うものでもない
自然に湧き上がる感情なのでしょうから
亡くなられた方へのメッセージ、私も経験あります
心から搾り出すような誰にも言えない
時というのは残酷で素晴らしい
深く大きな悲しみもスッキリさせてしまうのだから
忘れはしませんがあの悲しみはどこへ行ったんだろう
目に見えるようにアイミタガイを体験できました
今の私達にも大なり小なりこんなことがあるのだと思えます
ロケ地にポスターが貼ってありこの映画を知り
それがひと月、今こうして映画を観れたことも何かの繋がりなのでしょうね
ありがとうございます
心温まる作品
ほぼ地元の作品。「アイミタガイ」という言葉は、この地方の方言かと思っていたが間違いでした。😅黒木華、中村蒼、西田尚美、田口トモロヲ、藤間さん他出ている人が、とても良かった。草笛さんもパワー有り。キャスティングがはまっていると思う。後、いろんなところに伏線があって、それがうまく繋がっていたので、ストーリーの展開にも無理がなかったと思う。映画のストーリーのように、すべてが良い方に繋がっていけば、みんなハッピーになれるますよね。この作品が、三人の監督によって繋がっているということもある意味アイミタガイかもしれない。逆の意味ではないが、私は会社の部下たちに「ツケは必ず何らかの形で払う。自分ではツケ払いに気づいてないだけかもしれない。だから手抜きしないで、仕事してね」と説教しています。自分も反省しなくちゃね。
アイミタガイ
心の洗濯
ジーンときました、今年見た映画のベスト1です
終始ジーンとくるドラマでした。俳優陣、特に草笛光子と黒木華の演技が素晴らしかったです。映画好きにはたまらない伏線がいっぱい散りばめらていましたね。
忠犬ハチ公の話は本当なのかなと疑ってしまって、調べたら本当でした。しかも、なんと除幕式にハチ自身も参列していたのですね。
なお、エンドロールで歌っているのは黒木華自身で、作詞作曲はなんとあの荒木一郎でした。
一言「口コミをUPしてくれた方々に、感謝」。
ハチもハチ公の銅像の前で待ち合わせしてたんだ
地元三重県でのロケ。
黒木華が主役。
最近よく見る、ちょっと好みのタイプの藤間爽子も出てる。
でもなんだか食指の動かない予告篇。
でもでもなんだか、嘘くさいとは思ってないけど出てくる人が皆んな良い人ばかりの物語、今はそんなものが観たい気分(DOG DAYSを観て心が優しくなったからかな)だったのと、さすがロケ地の桑名のイオンシネマは終日一番大きなスクリーンで上映してたので、遅ればせながら観てきました。
いやぁ、まさか吉岡陸雄(車屋さん)で泣かされるとは思ってなかった、そのあたりから最後の方は主人公と同じように、なんかいろいろわーってしていっぱい泣いちゃった。あれも、これも、それも。いい涙だ。
女優さんみんなよかった。
中学生時代を演じた少女たち、観たことあるなと思ったら叶海は更紗で、梓は元気ハツラツ○○○○まんまんの子だ。
西田尚美は坂井真紀に続くお母さん女優になりましたね。
まさかの主題歌も黒木華、きれいな、心に響く歌声。
ハチ公もハチ公の銅像の前で待ち合わせしてたなんて知らなかった。そしてあのネジのフック🪝の名前も。あれ?なんて名前だったっけ。もう忘れちゃった。
亡くなった佐々部清監督があたためていた企画だそうな。なるほどな。良い映画を観た。
草野翔吾監督作品、今後要チェックだ。
今度の休みはロケ地巡りしてこよう。
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