アイミタガイのレビュー・感想・評価
全206件中、41~60件目を表示
善意のピタゴラスイッチ
善意人の為ならずと言うけれど、本当にそうだなぁと思わせてくれる映画。「善人ばかりの小説はつまらないと思っていたけど、それもいいもんだ」まさにその通りだ。登場人物がみんな精一杯生きているけど、なんか、不器用でうまくいかなかったり、一歩を踏み出せなかったり、それでも人生何とかやっていけるのは、自分の知らないところでアイミタガイしてるからなんだ。優しい気持ちになれる感動で涙した。
この世に絡み合う無数の糸の奇跡
その奇跡がたどる軌跡そのものが人生なのかもですね。
主人公がだんだんと自分に向き合って素直になるのをみつめながら、誰かとかかわりあえる時間の積み重ねを大切にしていきたいなと思いました。
やっぱり私は、人が人を思いやる世界が好き。
そんな世界を信じて生きていたい。
優しい温度に触れ自分を感じ、気がつけばあたたかい涙が滲んでいました。
冷えてきたこの季節におすすめの作品。
⭐︎訂正あり
禿げたオッさんとアイミタガイ
映画『アイミタガイ』を鑑賞してきました。
ーー『アイミタガイ』(=「相身互い」)は、事故で大切な友人を失った主人公(黒木華)や、様々な背景から立ち止まっている登場人物たちが、周りの人々とのほんの小さなつながりや想いに支えられ、それぞれが前を向いていく姿を描いた物語ーー
邦画は映画館ではあまり観ないのですが、映画.comでの皆さんの評価が高かったので観に行ってきました。
主役の大好きな黒木華さんが可愛かったのはもちろんで、それは良かったのですが、映画的にはTOHOシネマズのギフトカードをもらっていなかったらわざわざ観に行かなかったかも。良作ではありますが・・・。
皆さんの感想では、涙が出たとか、何度も目頭が熱くなったとかありましたが、うーん、それほどでもなく・・・。私はココロが汚れてるのかなぁ・・・。
金曜日の19時30分からの上映で
観客は私ともうひとりだけ。
3つか4つ前の席に禿げたオッさん。
これもアイミタガイになるのかな?
あっ、そうそう。
エンディングロールの黒木華さんの歌がすごくよかった。彼女、歌も上手いんだなぁ。で、星半分追加。
書(本・書きもの) ⇒ 映画化は上手く行ってないかなぁ
私の評は表題の通り残念ながら高くはならない。
原作未読ですが、調べると5話オムニバス形式とのこと。なるほど。
きっと本で読んだら、時間軸や、人の心の動きを、ジグソーパズルを仕上げるように、自分自身の取り込みたい手順と速度で取り入れられ面白かったと思う。
本作(映画)は、なんというのか「映画という四角い箱に、物語(書)を小さく正方形に切りそろえて、キッチリ整えて収納した」という感じで、感情が揺さぶられない。
うまく言えないが、私としては整いすぎて趣しろさが半減したのかなと。
ここで言う「整いすぎ」というのは、脚本だけではなく、画の作り方も手伝ってのこと。なんというのか画づくりは教科書的というのか・・・。
整えるなら、小さく正方形ではなく・・・万華鏡を覗いたように華やかで繊細で美しく整えて欲しかった。
映像 ★★ 教科書的でつまらない、監督の個性・拘りが全く伝わらない
音 ★★★ 可もなく不可もなく
物語 ★★ 原作ではなく脚本化が上手く行っていない
役者 ★★★+0.5 中村蒼の空気感が良かった、
編集 ★★ 小さく正方形に切って、小さい箱に詰めないで
粗さ ★★ もともとが出来過ぎ物語、でもそれを上手く包んで欲しい
総合 ★★★ 個別評価は低いが総合では次第点かな
本作において、準主役の中村蒼は良かった。演技なのか素なのかは?
演技が上手いというよりも、何故か、この映画にうまくハマっており、彼が画に映り言葉を発することで、不思議と調和を生んでいたと思う。
そうだ、最後のシーンは好き!
“とある喪失感から立ち直るための青春映画…”な映画
泣くな!というほうが無理な映画でした…なので、泣きたい方は、どうぞ!笑
登場人物にまつわる各エピソードは、どこか既視感のあるお話ばかりなんですが、脚本が良いのかあるいは監督の手腕のせいなのか、人々の心情が上手く描けており、観ている側も感情移入がしやすく、後半へと行くにつれ、徐々に説得力のある物語へとなっていきます。
出演者たちはみな名演なんですが、特に主演の黒木華は見事でした。この作品がキネマ旬報のベストテンに入ることは多分ないでしょうけど(すいません!笑)、この作品で黒木華が主演女優賞を獲ってもおかしくはないでしょう(あくまでも個人的意見です)。派手な役どころではありませんし、どちらかといえば淡々とした物静かな役柄なんですが、彼女の所作や細かい表情の変化など、嫌味なくとても自然な感じがしました。
良い物語、良い作品だったと思います。
*ラスト、宝石屋の主人と孫のエピソードは、とってつけたかのような演出で、ちょっと“やり過ぎ”かなと思いました。もっとさらりとした偶然を装えばスマートだったかも知れません。あと、施設に保険金を寄付するエピソードも不要だったかなと思いました(トイレの写真だけで十分でした)。
*主人公と親友の高校生時代のエピソードだけで、1作品出来そうですね。この2人に纏わる“お話”がとても素敵な映画作品でした。
*脚本の市井昌秀は、私の大好きな映画『僕らのごはんは明日で待ってる』を監督した方だったんですね!どうりで…笑
*女優・藤間爽子さん、初めて知りました。
ホッコリ
心温まるホッコリした映画でした
最近歳のせいか、映画館が暗くなると睡魔に襲われ寝ちゃう事が有るのですが
この映画では襲われることなく
エンドロールで流れる曲が
あれーなんか知ってるなーと思い途中から口ずさんじゃったりして エンドロールの中、曲名探して
あ〜 っと思いました。
何十年ぶりかに聴いたけど良い曲だねー
人の背中を押したいと思いました。
親友を亡くした主人公がさまざまな人との出会いや気付きで、一歩前に進もうとする映画。
少し出来すぎの気もしますが、「お互い様」という気持ちで、隣人に親切にしたり、できる範囲で気遣いをしたり、ほっこりする場面が多かったです。
娘を亡くした両親が児童施設のトイレに貼ってある娘の写真を見て涙する場面ではついもらい泣きをしてしまいました。
人は信じられる、信じて前に進むしかない。そんな気持ちにさせられました。
出演者、特に草笛光子さん、風吹ジュンさん、そして中村蒼さんが素敵でした。
丁寧な日常の積み重ね大切にしたい
友人の遺志が、偶然の小さな連鎖を導き、縁を紡ぐことで、
それぞれが次の一歩を踏み出すまでを描いている。
過度にセリフで説明せず、気持ちの多くを画に託し、
日常的な会話や食事のシーンなどを積み重ねて
関係性を徐々に深めていく様を丁寧に辿っていく。
さらに主役の黒木華さんや、恋人役の中村蒼さんを始めとした俳優陣の
印象的で素敵な表情を捉えたクローズアップが効果的に挟まれて
自然に映画の世界に引き込まれていくので、
普段なら一歩引いて冷静にみてしまう偶然の連鎖もしっかり心に響き、
幸せな涙に思わず目頭が熱くなりました。
素敵な作品
泣くけど悲しい涙ではない、みたいなレビューを見てましたがその通りでした。心が温まる、そして伏線がたくさん描かれている映画でした。繋がりが人の心を前向きにしてくれます。時間も短めで見やすいです。
アイミタガイ=相身互い≒I meet a guy
11月5日(火)「ゼンブ・オブ・トーキョー」に続いてハシゴ。TOHOシネマズ日比谷で「アイミタガイ」を。
梓(黒木華)は、ウェディングプランナーだが、結婚していない。
梓には両親が離婚したトラウマから結婚に対して積極的になれない思いがある。
「プランナーさんが結婚してないの」と顧客の親から嫌味を言われる事もある。
梓には澄人(中村蒼)という彼氏がいるが、今ひとつ頼りない。そして、間が悪い。この間も家まで転倒防止器具を取り付けに来てくれたが、自分が転倒して小指を骨折した。
澄人はいい人である。いつも同じ電車に乗る知らない人が寝過ごしそうになるとわざと本を落として起こしてあげる。
澄人は梓と結婚したいと思っているが、踏み出せない。福永(升毅)の宝飾店を訪ねる。
「今すぐに買う訳ではないんですが、この店で一番高い指輪を見せて下さい」
出された120万円の値札が付いた指輪を見て
「ご、五番目位に高いやつをお願いします」(判るよ。私も給料3ケ月分に満たなかったって、何十年前の話だ?)
梓には転校して来た中学生の時に虐めから助けてくれた叶海(藤間爽子)という親友がいる。その頃近所の空家の裏手で二人で隣家の夕方6時のピアノを聴いたのだ。
梓を撮った写真で写真展に入賞した叶海はカメラマンになる。
梓と一緒に食事をした叶海は撮影で長期の海外出張に行くと言う。梓と別れて駅で父親(田口トモロヲ)と会った叶海は出張に行くから郵便を転送すると告げる。
叶海は、海外の車両事故で亡くなる。
梓と叶海の両親は叶海を失った悲しみから抜けられない。梓は叶海の葬儀にも行かない。
叶海の母親(西田尚美)は叶海のスマホを解約出来ず、梓は叶海にLINEを送り続ける。
梓には離婚した父方の祖母がいる。
梓が澄人と一緒に祖母を訪ねた時、隣人の老女がボヤを出し梓と澄人は火を消す。
老女の息子が謝りに来た。「アイミタガイだから」
アイミタガイ、この言葉を発するのは梓の祖母(風吹ジュン)である。
70ジジイの私は聞いた事かある言葉だが、確かに最近は聞かなくなった言葉かも知れない(相身互いと書くのは今回知った)。
澄人「初めて聞きましたよ。英語かと思った。I meet a guy」
叶海あての児童養護施設からのカードが転送で父親の手元に届く。施設に問い合わせて施設長と会い、叶海が行っていた行動を両親は知る。両親はある決断をする。
叶海のスマホを解約出来ない母は、パスコードを入れてスマホを開く。パスコードは梓を撮って入賞した写真展の作品番号だった。「そうだと思った」
梓からの数多くのトークが来ていた。
梓の叔母(安藤玉恵)は訪問介護ヘルパーをしていて、前任者に代わりこみち(草笛光子)を担当する。家にはピアノがあり、昔から弾いていた事を知る。
金婚式セレモニーのために高齢のピアニストを探していた梓は、叔母から小道の事を聞いてこみちの家に依頼に行くが、家を見た梓はある事を思い出す。
虐めから助けてくれた叶海に手を引かれて前に進んだ。
「叶海がいないと前に進めないよ」
LINEのトーク画面は「ゼンブ・オブ・トーキョー」でも上手く使われていたが、「既読」が付く瞬間をこんなに上手く使った事はないのではないか。既読が付くのを観た梓の驚き。
そして送られて来た「行っちゃえ!」
梓は、初めて叶海の両親と会う。
梓は、祖母に、叶海に、叶海の母に背中を押され前に進む。駅で渡された婚姻届の返事をしに澄人の元へ。背中を見せて倒れかかる梓、そしてそれを支える澄人。
二人は福永の宝飾店に向かう。(ここにも意外な出会いが・・。)
宝飾店に入って行く梓の笑顔は最高に輝いていた。
いろいろな出会いがラストに向かって収束して行く脚本が見事である。
澄人と叶海の父が出会った時、どんな顔をするのかな。
人生は色々な出会いとアイミタガイで生きて行くものなのだろう。私も誰かの背中を押し、預けられた背中を支えて行けたらなぁ、と遅ればせながら思う70ジジイなのであった。
クレジットタイトルで歌っている高い声の歌手は誰?と思ったら黒木華歌唱でビックリ!
曲が1979年の荒木一郎で2度ビックリ!!
見終わった後の幸せ感、半端ないっ💚
見終わった後の幸せ感、半端ないっ💚
ストーリーも秀逸だけど、実力派揃いの役者さん達の掛け合いが素晴らしいっ。
こうゆう感動に出会えるから…やっぱ映画大好きです❣️
人生って本当にアイミタガイだなぁ☺️
奇跡の夜明け?
公式サイトであらすじを予習?して鑑賞
(ただエンドロールであの曲が流れるのは知らなかったのです)
突然親友を亡くした「悲しみ」を「乗りこえていく」そんな分かりやすい物語
ですが人と人の繋がりは最後まで奇跡の連続です
答えをバラしながら進むミステリー?みたいな感じもします
いい人しか登場しない優しいストーリーに癒されました
嘘くさい話は苦手な方もいると思いますが
フィクションの中なんですからいいじゃないですか(笑)
そしてほんわかした余韻が残る中でいきなりの黒木華さんが歌う「ちょっとマイウェイ」じゃなくて「夜明けのマイウェイ」
やられました
全て説明しちゃうタイプの映画
何もかもを言葉に出して説明してしまっていて、わざとらしさを感じる映画だったので、個人的には感動しませんでした。
邦画(というより日本語)の良いところは、全てを言葉や映像で語らぬ「察し」の表現だと思っています。行き過ぎると芸術家気取りの独りよがりなものになってしまいますが、多くは語らず、あとで深く考えた時にやっと気づくような奥行きのある表現がこの映画には足りないように思います。それくらい全てを明確に描いてしまっています。良くいえば分かりやすいですが、悪く言えば単純で趣がないです。
そのくせ、説明した方がいい箇所は説明がないので、最初、主人公とヘルパーの関係性が全く分かりませんでした。
まず、日常を醸し出すために仕組まれた雑談が本当に日常すぎてつまらないし、縁を感じさせようとして語られる話は全て説明口調です。
冒頭で主人公はオチもクソもないハチ公の話を場に放り投げていますが、この会話はラストに別の親子の間でも話題に上がったという以外のギミックはなく、話の中身に意味はありません。忠犬ハチ公に重なるシーンもキャラクターもありません。
現実でも一往復で終わる程度の盛り上がらないどうでもいい話なのに、中途半端に楽しそうに話しているところが、リアルを追求し過ぎて、逆に作られた感が出てしまう典型的な例だと思いました。
主人公のおばがヘルパーとして派遣された初回の印象もかなり悪いです。指示されていない場所へ勝手に入った挙句、「そこは何もしなくて良い」と注意をうけたあと「うわ、怒らせたぁ?」と口に出すのはあまりにも品が無いように思いました。
途中で主人公の祖母が話す「相身互(い)や」を聞いた澄人が「I meet a guyって英語かと思いました」と言いますが、心の底からそんなわけあるかと思いました。一瞬英語みたいな発音だと感じたとしても、話の流れからして、「まぁ、お互い様的な意味かな」って大体わかるだろと思います。小ボケなのは分かりますが、別に面白くないですし、キャラクターの性質上、本気で言ってるようにしか見えないです。
たしかに聞き馴染みはない言葉ではありますが、耳に入ってきて「はて?」となるほど意味が分からない単語ではないと感じました。
叶海の両親が孤児院に向かうタクシー運転手との会話も若干噛み合ってない気がしましたし、わざわざ「あの子も一緒に来たのね(うろ覚え)」なんて口に出すのは何とも情緒がないです。黙って強く手を繋ぐ、等の見る側の想像に任せた演出ができない理由が知れません。
ラスト近くで主人公が叶海の両親に話しかけた時も、ずっと一方的に話し続けた上で「若者に助けられました」と呟きますが、田口トモロヲさんくらいの年齢で話し言葉で「若者」なんて使うか甚だ疑問です。「お兄さん」くらいが普通でしょうが、せめて「若い人」くらいで留めてほしかったです。
感動的な話を語らせようとすると口調が文語体になる作品は度々ありますが、どうにかならないんでしょうか。小説の中では良いですが、映像化した際に声に出すとおかしくなることに気付いてほしいものです。
また、ラストの孫を連れたおじ様が「子供が(バナナのキーホルダーを)飾りたいと言って聞かなくて」と言ったあと「子供ながらにピアノに感動したんですかね」と言いますが、どういうことですか?いつピアノの話題が出たんでしょうか。何ら関連性がなくて、ただ「主人公が担当していた銀婚式(金婚式?)に来てた人ですよ」と伝えるためだけの言葉選びとしか思えません。
主人公に気づかせたいのなら、式の途中に子供にバナナのキーホルダーを自慢されたとか、直接主人公が子供に手渡しただとか、あるいはその式でしか配ってないはずの特殊な見た目をしたキーホルダーであったとか、やりようは色々あったはずです。
最悪、ピアノのワードも出したいということであれば、子供に「ピアノ弾きたい!」とでも言わせれば、先程の「子供ながらに〜」に繋げられるはずなのに、全てが杜撰です。
そもそもの話になってしまいますが、叶海が明らかに無許可に他人のスナップ写真を撮っているのが、気になってしまいました。女子学生二人組を無許可で真正面から撮るって、あるあるなんでしょうか。「撮っていい?」の一言くらい挟んでも良かったのではないかと思います。
ただ、台詞回しのわざとらしさはしょうがないものの、草笛光子さんの演技が素晴らしかったです。
草笛光子さんが93歳設定は流石に歳が合ってないと思いましたが、ご本人が91歳と聞いてあまりの若さに驚きました。
中村蒼さん演じる澄人の存在がステキでした
主人公「秋村梓」の恋人「小山澄人」の人としての魅力と柔らかな存在感がむちゃくちゃ良かった。セリフの言い方や梓に向ける眼差しや表情が穏やかで思いやりがあって心に沁みました。
「普通」な人としてのあんばいがとても良くて..。気づかれないけどいつもどんな時もちょうど良い優しさで存在してくれている人。決して派手には笑わない小さな微笑み、伝えようとすることばや行動は、梓にとって必要な人としての説得力がありました。
タイミング悪いけどチャーミングな男を演じた中村蒼さん最高!他の出演作品も探して鑑賞します!
傷ついた過去があっても前を向き生きるチカラや優しい善人たちだけの物語(世界)を信じる時間があっても良いなって思える映画でした。観て良かった。
話す澄人に向ける梓の表情や視線だけでも気持ちや言わんとすることは伝わったんじゃないかな(..黒木華さんの演技だし!)と感じたセリフほんの少し気になった。
傷を負った人たちの、善意と思いやりの連鎖
死んだ親友のなんちゃら、だし、黒木華だし、「感動」「涙」の押し付けかもと警戒しつつ、観に行きました。
じわじわと涙腺が刺激されっぱなし、いい気持ちです。良い人しか出てこないです。
こういう映画があっても良い。
黒木華さん苦手。
演技派の女優と思うし脇役ならいいけど主演ともなるとずっと画面にいるのでツライなと思いつつ見ていて、梓が周囲の思いやりを貰うだけに見えて最後まであまり彼女に思い入れが持てず。でも、一途ないいヤツ、澄人を受け入れたところは、いやあ、よかったねえ、と心から思いました。
梓は今まで、叶海にも澄人にも思いやってもらってきたので、これからはせめて澄人に、思いやりを注いていくんでしょう。
「良い人しか出てこない物語は嘘くさいと思っていたが(違った)」というセリフの通りの話でした。
登場人物は皆、何かしら心に傷を負った人たちだが、その善意と人を思いやる気持ちが次々と連鎖してゆき、奇跡のような縁で思いもかけない方向から癒やしや救いとなって戻って来る。情は人の為ならず。
嘘くさいかもだが、受け手が同じように投げればあり得るのではないかと思えて、シラケも退屈でもなかった。
草笛光子さんが綺麗でびっくり。
中村蒼の頼りないけど優しくてのんびりしている澄人がとても良かった。
澄人みたいな彼氏からプロポーズされたら、速攻お受けします。私なら。
なんならこっちから求婚しちゃうかも。
この主題歌、聞いたことがあると思ったら、「ちょっとマイ・ウェイ」桃井かおりと研ナオコですよね、大昔見ていたような気がする、でもこの曲はしっかり覚えていて、歌詞も結構覚えていました。映画の内容にぴったりですよね。
全206件中、41~60件目を表示