「ミツコ·ヘミング」アイミタガイ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
ミツコ·ヘミング
黒木華ちゃん主演。
絶対観ると決めていたのに公開から3週間経ってシネコンではもう掛けてない😭ヒューマントラスト渋谷に休みをとっておでかけ。
結果、
泣いた。
ヒューマントラスト渋谷が掛ける映画で涙が溢れたのは初めてだった。
あんまり人情映画やらないし、ホラーやサスペンスのほうが多いから。
ほかにも昼間から泣いてるオジサン、おにいさん続出。たぶん、リピーター。同志よ涙枯れるまで泣け!
トイレで個室のトイレットペーパーをカラカラして鼻かんでるオッサンもいた。
舞台は三重県。三重県の県庁所在地は津。
カメラマンの叶海(藤間爽子)のお父さん(田口トモロヲ)は 津図書館の資料室勤務兼物書きらしい。近鉄桑名で下車して自宅へ。
秋村梓(黒木華)はウェディングプランナーで、性格のよい彼氏がいるのに両親の離婚のトラウマのために結婚に躊躇しており、仕事は出来るにもかかわらずそんな自分に悩んでいる。
彼氏役は中村蒼。「この店で一番高い指輪を下さい!」給料の3倍が目安だった昭和を思い出した。電車でいつも一緒になる気になるオッサンが寝てて、乗り越さないさようにワザと文庫本を落とす青年。携帯の写メ、ラインの使い方も素晴らしい。
ちょっとショックだったのは安藤玉恵。草笛光子邸のホームヘルパー役なのは百歩譲るとして、黒木華は妹だと思ったら姪だった。叔母さん役💢
草笛光子は立派なお屋敷に住んでいる93歳の小倉こみち役。一対の蝋燭の燭台がフロントボードについているアンティークピアノをみてしまったヘルパーさん。3歳の時からピアノを弾いていたが、疎開中の学校で出征する兵隊さんの前でピアノを弾いた自分をずっと呪っていた。60歳を過ぎて初めて人前で演奏することに喜びを見いだした。フジコ・ヘミングそのままじゃないか❗
紫のドレス素敵でした🤩
テレビショッピングの健康グッズぐらいじゃ、あの若さと美しさは保てまい。秘訣を教えてよ!
梓と叶海は中学の同級生で叶海がいじめられている梓を助ける。それ以来の親友。裏の空き地で家から漏れてくるピアノの音に癒やされるふたり。手をつないで陸橋を走る場面にもう涙。
だって、叶海はもう亡くなっているって知ってるから。
児童養護施設のトイレの写真の理由も梓を助けたシーンに見事にリンク。
気位の高い老婦人と庶民的なヘルパーさんの間の変な空気感を出すふたりもとてもお見事。
安藤玉恵がちょっと高慢チキな老女にイジワルしたりして、それをあざとく見抜いた草笛光子が「そうは桑名の焼き蛤」なんて言うセリフがあったら、最高。
コロナのせいで脚本や監督がバトンリレーして、熟成された古漬けのような味わいの作品。
私にとっては珠玉の逸品でした。
三重の映画「浅田家」でも共演した黒木華と風吹ジュン。よかったです。風吹ジュンのファミリーヒストリーみましたよ〜♡
なんか梓の境遇とリンクして、それを優しく見守るおばあちゃん役。
もういろいろリンクの嵐でボロ泣きですわ。
満点。
おはようございます。
おっと〜!ナイスタイミングです!
ハチ公について調べたばかりでした✌︎('ω'✌︎ )
◎1925年上野博士が亡くなる
約10年近く渋谷に通うハチ公が話題になり
◎1934年に銅像が設置される。
除幕式にはハチ自身も参列したそうですw
◎1935年ハチ亡くなる
銅像設置後も亡くなるまで渋谷に通っていたハチ公( ; ; )
あのハナシも本当そうですね。
有名なハチ公の話しなのに知らない事実でしたねぇ〜
ボロ泣きですか〜私も観た部屋が男性ばかりだったのに、すすり泣き鼻ズルズル聞こえ、みなさんボロ泣きの様子でしたw
私は滲んだ程度の涙が枯れているオンナでした(°▽°)
だけど、しみじみ思います。いい映画でしたね。