「いつまでも繋がっている」アイミタガイ えさんの映画レビュー(感想・評価)
いつまでも繋がっている
クリックして本文を読む
幾度も人々が結ばれている様をを見ているのに、自身はなかなか繋がりを掴みにいけない主人公。唯一強い絆を結んでいた親友の死。
娘という強烈な繋がりを失った両親が娘の繋がりを伝っていく
それぞれをメインに主人公の姉、彼氏とそこから繋がった縁がさらに見えていなかった繋がりが姿を現してお互いに背中を押し合うという素敵な構成を見せている。
アイミタガイ。困った時はお互い様。だけではなく、自分だけいつも与えてばかりと思っていても実は遠くから繋がった優しさや善意が自分の元へ来て助けられている。見えていないだけで人は繋がっているんだということを学んだ。
映画的にもほぼ全てが綺麗に繋がっていて、また伏線の張り方も自然で違和感がないので気持ちよく見れる。
ただ、本当に全てが繋がり過ぎているので、あくまでこれは理想の物語であって、現実はそんなんじゃないよね。という感情を観客に与える余地があるのが少々切ない部分ではある。
コメントする