「たまにはこういうのも良い」アイミタガイ すみれ7878さんの映画レビュー(感想・評価)
たまにはこういうのも良い
人の縁の巡り合わせを描いた映画です。ヒロイン梓さんの親友である叶海さんの事故死から始まるストーリー。キーになるのは深い喪失感を抱えた梓さんと叶海さんの両親です。彼らがちょっとした出来事・不思議な巡り合わせに遭遇しながら徐々に前に進んでいく姿が描かれています。時間の静かに流れている感じがとても良いです。
この映画では悪人が出てきません。叶海さんの父親の「良人しか出てこない小説はリアルじゃないと思ってきたけれど、そういうのを信じたい時もある」(→すみません、うろ覚えです)という台詞が、この映画にぴったりですね。私は幸せな気持ちになれました。見て良かったです。
★注意点
作品情報に出てくる「あらすじ」では、この映画の良さは伝わってきません。もう少し、うまく書かないと宣伝にならないように思います。
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