劇場公開日 2024年11月1日

「偶然が重なり、伏線回収もちゃんとしてて面白かった」アイミタガイ りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0偶然が重なり、伏線回収もちゃんとしてて面白かった

2024年11月2日
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ウェディングプランナーの梓は、中学の時からの親友・叶海が事故で亡くなったことを知った。そのころ梓は、恋人・澄人との結婚に踏ん切れずにいて、叶海は亡くなったが彼女のスマホへメッセージを送り続けていた。同じ頃、叶海の両親のもとに、児童養護施設から叶海宛のお礼のカードが届いた。仕事で金婚式を担当することになった梓は、ヘルパーの叔母の紹介でピアノ演奏の依頼に行った家が、中学時代に叶海と一緒にピアノ演奏を聴いていたことを思い出していた。そんな話。

相身互い、という言葉、本作にピッタリだなぁ、なかなか味わい有るなぁ、と思った。
悪人の居ない話で、物足りないかとも思えるが、色々と偶然が重なり、それまでの伏線が回収されていくストーリーは良かった。
親の離婚で母子家庭となりいじめを受けてた過去が有り、結婚に踏み切れない主人公を黒木華が好演してたし、優しいがちょっと頼りない恋人役の中村蒼もほんわかしてて良かった。
亡き親友・叶海役の藤間爽子も良かったし、草笛光子、西田尚美、安藤玉恵、風吹ジュンもさすがだった。
梓と叶海の中学生時代を演じてた近藤華と白鳥玉季も可愛かった。
黒木華が歌ってたエンディング曲も良かった

りあの