「日本では考えられなかった」ブラッド・スウェット&ティアーズに何が起こったのか? Cabeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日本では考えられなかった

2024年10月3日
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鑑賞方法:映画館

それ程の音楽ファンではなかったが、流石に70歳の自分にもBSTは馴染みのあるバンドだった。管楽器を交えてのサウンドはシカゴと共に、耳に残っていたが、確かに、いつの間にか、バンド自体の存在に付いて語られる事が無くなったので、本作は興味を持って鑑賞しました。冷戦時代と言う大きな枠組みと、西側諸国で荒れ狂っていた反体制運動の嵐。それを助長すると考えていた政権。政権エリートの自身の点数稼ぎの為に企画された鉄のカーテンの向こう側に行く東欧ツアー。それがまさか、この様な顛末になるとは。しかも、政権以上に、反体制側の政治的思惑にも足を引っ張られるとは。何か切なくなる。

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Cabe