劇場公開日 2025年2月21日

ゆきてかへらぬのレビュー・感想・評価

全129件中、121~129件目を表示

3.0ファム・ファタールとしての広瀬すずの魅力が感じられない

2025年2月21日
Androidアプリから投稿

雨に濡れた屋根瓦と、柿の実や真上から撮った朱色の傘のコントラストの美しさ、タバコをふかして花札を打つ、ちょっとハスッパな広瀬すずと、序盤は画面に引き込まれる。
ただ、それ以降は、3人の男女がくっついたり離れたりの話が続くばかりで、少し退屈してしまった。
長谷川泰子は、確かに、中原中也と小林秀雄の2人を同時に愛していたのだろうし、中原中也と小林秀雄も、互いに尊敬し、信頼し合う仲で、そこには性別を超えた愛情があったに違いない。
精神を病んだ泰子が、中也と秀雄の3人で遊園地やダンスホールに出かけた時の楽しそうな様子が印象的だが、この3人は、お互いにお互いのことを愛しており、3人でいる時が一番幸せなのだろう。
そこで、誰かが、他の2人のうちのどちらかを独占しようとする時に、3人の関係性のバランスが崩れ、軋轢が生じるのではないだろうか?
「泰子の体を通じて中也を感じたかった」という秀雄の言葉や、「私たちの不幸せを終わらせる」とか「神経と神経で繋がっていた」といった台詞からは、まさしく、こうした3人の関係性が窺い知れるのである。
どれだけ愛し合っていても、一緒にいると幸せになれないということは、確かにあるのだろうし、その場合は、映画のタイトルが示すように、やはり、別れるしかないのだろう。
そうした、人間関係の悲劇を描いた映画であるということはよく分かるのだが、せっかく中原中也や小林秀雄を題材に取ったのであれば、その創作活動や評論活動に、長谷川泰子がどれだけ大きな役割を果たしていたのかといったところも、もっと描いてもらいたかったと思う。
その点、鬼気迫る演技とは裏腹に、ファム・ファタールとしての広瀬すずの魅力があまり感じられなかったのは、残念としか言いようがない。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
tomato

3.5物語に感動することも、共感することもないが、広瀬すずさんの演技は見ごたえあり

2025年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大正時代、天才詩人と、彼が愛した女性の物語です。

時代背景も、詩人の偉大さもわからないので、感動することも、共感することも特にはありませんでした。彼らが、どんな時代に生きていたのか? もうちょっと理解出来れば良かったのかもと思います。

だけど、二人の男に絡む狂気な女性の役だった広瀬すずさんの演技は、とても見ごたえがありました。10代から、感情表現が素晴らしい、いい女優さんですが、大人になって、さらに演技に深みが出てきたと思います。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
GF

3.0長谷川泰子のホラー劇場「詩と死」

2025年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

セット、衣装、ヘアスタイル、小物に至るまで徹底したこだわり

大正時代の京都と東京の街並みがとてもリアルに感じる

広瀬すずの演技が迫力満点、じわじわと恐怖感が込み上げてくる

赤い手袋、ローラースケート、二つのつっかえ棒

コメントする (0件)
共感した! 14件)
AK

5.0タイトルなし

2025年2月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

さすが根岸。見応えあった。木戸くんもよかった。ピチピチしてた。広瀬については、例えば松島なな子のような神経症の一貫性とかなくて、いい加減だった。根岸の演出が悪いのだろう。小林の反映としてのやすこの病理についての表現は良かった。でも、結局、男に依存してて、やまとなでしこの松島の演技と比べて落ちる。中園ミホ後脚本を書いていることとの差かも。脚本も古い男だし。岡田は美味かったけど、小林には合わない。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
えみり

4.5広瀬すずに刮目せよ

2025年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

正直なところ、最初の30分くらいまでは「うーむ、これは予告編で期待し過ぎたかも…」と感じていたが、中盤からどんどん盛り返して、最後までしっかり見せてくれた。

どこまでが史実かは分からないが、

エキセントリックな自由人である中原中也
冷静でストイックであろうとする小林秀雄
男に依存せずには生きられない長谷川泰子

合わない人は合わないと思うが、自分は結果的に見てよかったかなぁと。

コメントする 2件)
共感した! 13件)
プリズナーN0.6

2.5文学映画

2025年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

それなりに観れましたが面白くはない!!です。
文学小説を読んでるような時間でした。特に1時間経過したあたりが飽きて苦痛でした。
出来映えとしては良い作品なので、好きな方にはハマると思います。ミーハーな方は観てはいけない(笑)

木戸君ファンなので、そういう意味では満足。
すずちゃんは可愛いですが、イマイチ彼女の面白い代表作に出会えない。もったいない。

コメントする 5件)
共感した! 24件)
ノブ様

4.0広瀬すずさん

2025年2月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

大演技でした。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
完

5.02025年の有力候補。

2024年11月25日
Androidアプリから投稿

2025年2月封切り予定。年明けの興業でやや不利かもしれないが、2025年の映画賞めは、作品、監督、主演女優、撮影、では有力候補となるだろう。広瀬すずがいい。このヒロイン、ちと昔なら黒木華、松たか子がキャストされたのだろう。だが、敢えての広瀬すずという女優を『進化』させる醍醐味を本作から感じる。

コメントする (0件)
共感した! 21件)
t2law

3.5詩人と女優

2025年2月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

詩人と女優にプラス1人のストーリー。詩人の中原中也は実在の人物のようだが初めて聞きました。大正時代のおおらかな貞操感か、友達の妻を連れ帰るとは。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
ショカタロウ