劇場公開日 2025年2月21日

「広瀬すずのPVとしてならあり」ゆきてかへらぬ toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5広瀬すずのPVとしてならあり

2025年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

萌える

観てきたばかりの映画なのに、物語や台詞をほとんど覚えていない。
時代の雰囲気を表すためなのかあるいは文学的な雰囲気を出したかった
のか、言い回しが現代人の日常会話とちょっと違っていたのにも馴染めない
気がした。途中寝てしまったくらいだし、自分の心に響く内容ではなかった。

では全く見どころがなかったかというとそうでもない。

大正から昭和初期にかけての話なのでその時代を再現したセットや
その他の美術面では良い雰囲気が出ていた。色調を抑えてノスタルジックな
感じを出したり、映像は良かった。

そしてその時代の服装を身に纏った広瀬すずの美しい姿。衣装も髪型も
和装から洋装まで幅広く、場面ごとに変わるのが見ていて楽しかった。

広瀬すずの演技は無邪気に遊んだり時にはメンタルがぶっ壊れて叫んだりと
変幻自在。実在した女優・長谷川泰子とのことだが映画の撮影現場
(トーキー以前)の場面も面白かった。ダンスホールで楽しそうに
踊る姿も印象的。

中原中也・小林秀雄という、やはり実在した人物との不思議な三角関係。
肉体関係が当然あったのだがそこはほんの申し訳程度にしか描かれず。
まあ脱がないだろうとは思っていたのでほぼ着衣のままで○○しても
想定の範囲。もし主演が二階堂ふみだったらもっと妖艶な映像が
見られたかも?などと妄想してしまった。

誰にでも薦めたくなる映画ではないが、出演者の誰かが好きなら
一見の価値はあると思う。

自分は広瀬すずが好きなので彼女を愛でるPVのつもりで観る分には
損はないと思った。

toshijp
toshijpさんのコメント
2025年2月23日

ひでちゃぴんさん、僕もそう思います。伸びしろがもっとあるはずです。

toshijp
ひでちゃぴんさんのコメント
2025年2月23日

toshijpさん、共感&コメントをありがとうございます。広瀬すずには、二階堂ふみや長澤まさみのように吹っ切れてもらえると、さらに化ける俳優になると期待しております。

ひでちゃぴん