劇場公開日 2025年2月21日

「ブルーダイヤモンドにはほど遠い」ゆきてかへらぬ カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ブルーダイヤモンドにはほど遠い

2025年2月22日
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鑑賞方法:映画館

単純

ゆきてかへらぬ

小林が天才だ、ダイヤモンドと、何度も言うほどイエローダイヤへとくすんで行くのが詩人なのだ。

更に、大聖君も頑張っているが、そもそも17歳の青年からオッサンにまで薄汚れる詩人を演じるのは荷が重過ぎる。

泰子も、加齢に薄汚れる詩人と真逆に老練する評論家に挟まれればアタオカとなるも当然でしょう。
魔性なんぞ一欠片も感じ無かったのは、小林と同じだ。
あれはジェラシーだったのだろう。

とは言え、
その無理無理の青春の一コマを開花から落花を大正浪漫として楽しませてくれた。

また、ロケ地は最高の場所が数多くあった。
わかったのは、大徳寺の塔頭辺りかな。

出来たら、ロケ地巡りをしてみたい。

(^-^)

ゆきてかへらぬ
劇場公開日:2025年2月21日 128分

大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優・長谷川泰子と詩人・中原中也、文芸評論家・小林秀雄という男女3人の愛と青春を描いたドラマ。

大正時代の京都。20歳の新進女優・長谷川泰子は、17歳の学生・中原中也と出会う。
どこか虚勢を張る2人は互いにひかれあい、一緒に暮らしはじめる。
やがて東京に引越した2人の家を、小林秀雄が訪れる。
小林は詩人としての中也の才能を誰よりも認めており、中也も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていた。
中也と小林の仲むつまじい様子を目の当たりにした泰子は、才気あふれる創作者たる彼らに置いてけぼりにされたような寂しさを感じる。
やがて小林も泰子の魅力と女優としての才能に気づき、後戻りできない複雑で歪な三角関係が始まる。

広瀬すずが長谷川泰子、木戸大聖が中原中也、岡田将生が小林秀雄を演じた。

「探偵物語」「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」の名匠・根岸吉太郎監督が16年ぶりに長編映画のメガホンをとり、
「ツィゴイネルワイゼン」の田中陽造が脚本を担当。

ゆきてかへらぬ
劇場公開日:2025年2月21日 128分

カール@山口三