本心のレビュー・感想・評価
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演技が光る作品
ストーリー自体はまあまあでした。予告では「それが…本心だったの…?」って感じのセリフだったので、母親が実は息子のことを殺したいくらい嫌いだったとか、息子との寂しい二人暮らしに心から絶望していたとかかと思ったら「息子のことを愛してる」でした…VFが言ってることなので実際のところはわかりませんが、母親の過去の話も勉強したAIのはずなので多分それが正解なのかな?
母親が実はレズビアンで精子提供で産まれた子供だったというのもなかなか衝撃的な事実でしたが、あまりフォーカスされませんでしたね。母親の彼女(元カノ?)はどこに行ってしまったんでしょう…
岸谷が逮捕されるまでの経緯は最近話題になっている闇バイトに通じるものを感じました。ラストマイルもそうでしたが、公開になってその時の時世とマッチした話になるという偶然は面白いですね。
ストーリーよりもキャストさんたちの演技が素晴らしいと感じました。特にVFを演じた田中裕子さんや綾野剛さんは、限りなく人間に近いAIといった感じの、人間らしく見せている無機質という感じが伝わってきました。動きだけは楽しそうで、ほぼ真顔で決まったステップを踏む田中さんの演技には薄寒さを感じました。
とにかくつまらなかった。AIストーリーに入れてるのも、途中アニメみ...
とにかくつまらなかった。AIストーリーに入れてるのも、途中アニメみたいな映像になったのも安っぽくて、三吉彩花が脱いでるのも意味分からなすぎて。
池松壮亮が良い芝居すれば良い映画になると思ったら大間違い。
キャストが謎に豪華なのが無駄遣いすぎて酷い。久しぶりに鑑賞料金無駄にした気持ちになりました。
その人の本心は...
親子とはいえ一緒に暮らしていても
親の本心なんて案外分からないもので…
知らなくてもいい事もあり…
冒頭から聞き覚えのない「自由死」
その言葉が何を語るのか知りたくなり…
AIやアバターが目の当たりになる時代
本人が「自由死」を選べる時代になる
実際にVFの存在があったら
やはり困惑するだろうなぁ🤔
そんな単純な感想が頭を過りました💦
原作はもちろん未読💦
平野啓一郎さんの作品は何本か観てて
難しい部分も多いけど…
推しさんや今回のキャストの良さ…
そして主演の池松壮亮さんの演技には引き込まれました。
ラストの朔也の本心は……
学生の頃の好きだった彼女なのだろうか?
ところで…窪田くんはどこに出てましたか?
もう一回 観ないと分からないかなぁ🤔💦
依頼主(カスタマー)の人間性に戦慄を感じ、ギグワークの残酷さに寒気を覚える
リアルアバターを雇用した依頼主が、ギグワーカーがどこまで要求に従うかを試すかのように下劣な指示をくだすシーンに戦慄を感じました。
評価を下げられると職を失うため、一線を越えて依頼主の指示に従おうとするギグワーカーと、そんな彼らをあざ笑うかのように低い評価を行う依頼主。
ギグワーカーの評価は依頼主からの一方通行で、映画で示されたシステムではワーカー側から顧客の評価を行うことはできないようでした。ウーバーなどのリアルシステムも同じなのかもしれませんが。
本来であれば双方向から評価を行い、契約するに値しない顧客は出禁にすべきと思うのですが…。
効率のみが支配する近未来の現実にゾッとしました。
映画のテーマである亡き母の「本心」については少々消化不足感が残りました。
人の本心とは何なのか?生前聞けなかった母の「大切な話」とは何だったのか?
人の本心とは?
本心は他人にはわからない。
言葉として伝わttことしかわからず、推測するしかない。
それが、作られたVRの世界ではわかるとしたらどうなるかというてーまが深い。
生前に言っていた「話したかった大事なこと」を知るために、VRで母をよみがえらせて、わかったことは、実は物語的には珍しいことや面白いようなことではなかった。
言葉にすると、客観的にはありきたりなことだったけれども、結局、それが本当に大事なこと、本当に伝えたかったことだというのが感動的でした。
また、もう一つの大きなエピソード。
同居女性を主人公が本当は好きなのかどうか、彼女に言った言葉が本当に本心なのか。
観ているこちらにもあいまいに感じる。
本当に好きじゃないのか、本人のことを最後まで思ってのことだったのか。
本心とは一体何なのか、考えさせられる。
実にイライラするけれど、その主人公ならばこうなるかもしれないと思わせる、さすが池松壮亮が上手い。
予告編ではVRで甦った母と子の話という印象でしたが、実はそれは映画全体の半分くらいで、途中から、近未来のリアル・アバター業(VR代行業?)という新しい仕事と、悪友が堕ちていく闇バイト、同居した女性との話に変わっていく。
それはそれで面白いのだが、観ていて実にバランスが悪い。
途中で母親の話がいったん忘れられてしまい、最後に戻ってくるので、感動が薄れてしまうのが残念。
主演の池松壮亮、田中裕子、三吉彩花は良かった。
自由死とは?虚と実の狭間の中で・・・
生前の記録を記憶させることで、AIが本物に近いヴァーチャルを作成する。
死んだ母親をヴァーチャルで蘇らせたら、自分の知らなかった部分が明らかにされる?
どんな話なんだろうとワクワクしちゃいました。
SF風味の味付けがしてあるけど、田中裕子さん、池松壮亮さんの出てくる画面のイメージからイメージからお涙頂戴モノかなって思いました。でも、それだけじゃなかった。かなり重くて深い話って感じ。
先ず、出てきたのが自由死。早い話が安楽死だと思うけど、これが法律で認められてる世界。
母親がそれをれを選択していた。そして、死ぬ直前に自分に話したかったこととは・・・
それが気になってか、ヴァーチャルで母親を創り出し、真相を聞き出そうとする。これもまた、近未来で実際に出てきそうな技術だと思う。本来のメインストーリーは、ここじゃなかったのかな。
これにアバターっていう職業が絡んできて・・・
これもまた、すぐにでも実現しそうな感じがする。
とにかく、自分はこの数々の出来事にリアル感を感じた。来年あたり、本当に流行るんじゃないかと。それだけですっかり魅入っちゃいました。
そこへ持ってきて、三吉彩花さん。大好きな女優さんなんですが(役名も同じ三好彩花でちょっと混乱)まさか、あんなサービスカットが登場するとは!
役柄的にも微妙な感じをうまく表現していて、ますます好きになりました。
そして、終わり頃登場する仲野太賀さん。「11人の賊軍」に続き、オチャラケの無い渋い演技で魅せてもらいました。
妻夫木さん、綾野さん、田中さんは、もう文句無しで、魅入っちゃいます。
そんな豪華な俳優陣で進んでいく話なんですが・・・
面白いことは面白くて、好きな作品です。
ただ、何だろう?盛り込み過ぎなのかな、何が言いたいのって感じで、イマイチまとまりがないような・・・
とは言っても、自由死の尊厳とか、アバターという職業にかかる問題とか、色々考えちゃいました。
ところでラストのあの手は何だったんだろう?
石井裕也作品は面白いけど苦手で好きになれない
ダメな作品とは思わないんですよ。
現代のさまざまな社会問題をうまく取り込んでるし、全体として見れば興味深い作品ではあるんです。
予告を見て、本作を見る気になったから見たのも事実です。ただし、これは原作のよさだけかもしれません。
石井裕也作品特有の最初から終わりまで「善」と「悪」の判断がキッチリ決まって、それが押し付けられる感覚はやはり気持ちよくないです。映像やストーリー的な余白はあっても価値観の余白がないんです。
加えて、これも同監督の作品でよくあるストーリー的には脈絡のない脇役として「醜悪なもの」を登場させ、それをことさら酷く描くことで、作品の主題を強化しようという独特の「手癖」は見ていて本当に不愉快なものがあります。
原作の平野啓一郎さんの政治的スタンスは好きではない部分もありますが、作家として作品にするときには、絶妙な匙加減である種の「党派性」を消して、打ち出したいテーマを表現しているので、その意味では非常に信頼できます。しかし、本作は石井裕也監督がその消したはずの党派性を、再度わかりやすく浮かび上がらせているため、ひとつの作品ではなく、ある種の単調でプロパガンダとして成立してしまっています。
現在の日本社会に多くの問題点があるのは事実ですし、テクノロジーがそれを加速させている側面は否定し難いです。ただ、それをそのまま作品として表現したものが一本の「映画」作品として素晴らしいかは完全に別物です。
このような理由から面白くなかったわけではないですが、まったくといっていいほど、満足できる作品ではありませんでした。
P.S. テクノロジー的な考察の面や社会的な問題の切り取り方でも雑な作品なので、石井裕也監督は脚本を第三者に任せるか、監修を付けた方がいいと思います。
殺伐とした近未来で人の心の尊厳を問う
高齢化社会のあるいは介護の崩壊に警鐘を鳴らした昨年公開の「月」と対をなす石井裕也監督の新作。
自らの死を選択できる「自由死」、カメラを搭載したゴーグルを装着して遠く離れた依頼主の指示通りに動く「リアル・アバター」、仮想空間上に“人間”をつくる「VF(バーチャル・フィギュア)」などを題材とし、近未来の社会の功罪を考察する。
自由死を選択した母、リアル・アバターとして働く息子、そして死んだ母をVFで再生した息子。
そもそも科学の進歩と人間の幸せが比例することはない。
池松壮亮くん、田中裕子さん、三吉彩花さん💕の名演により、人と人が思い合うこと以上の幸福がないことを検証する結果となった。
何より壮亮くんと彩花さんのラブストーリーが好きだった。幸せとは縁がなかった二人が幸せになれるのではと。
ちなみに歳をとって願うのは、制度をしっかり整備して、今作でいう「自由死」が選択できたならと。
生きることが目的となり
尊厳を捨て生きることに執着するようになったら
人間ではなくなる。
と言う言葉を最近聞いたが、
まさにそれを描いた怪作◎
生きることに執着する人間にとっては画期的で
素晴らしい道具も
のび太くんのように誤用が発生する。
その道具の数々が
AI、アバター、ヒューマノイド、ジェミノイド、VR
と言うキーワードで出現
まじで寒い未来予想図だったな〜w
人間は尊厳以上にイメージと
脳による情報処理で生きている。
脳を肥大化させ生存競争に勝ち上がってきた生き物が
ただの生物になるのも時間の問題かもね:)
原作とはまったく別物でしたぁ
芸達者な池松くん、ミヨッシー(三吉彩花)の好演には救われましたし、原作をまったく読んでいない方には、個々のテーマの軽重も気にならなかったやもですが… 映画にするための脚色は自由なれど、一部設定が無理筋で、原作の大事な設定が無くなってしまっていた為、何が主題か、とても分かりにくかったのでは?
もはや実現可能な状況となっているヴァーチャルフィギュア、リアルアバターを利用する近未来でのAIやメタバースというテクノロジーの功罪。一方、深刻な社会問題としての、政治の無能、貧富の差や差別の拡大、自然死という名を与えられた自殺(尊厳死?)などなど。平野啓一郎の原作は、それらを巡って、人間の右往左往や受容と絶望・希望・愛を描いたスゴイ野心作です。
やはり2時間での映像化、その為の改変が多すぎて、石井監督をしても作品に纏める無理だったか、と言うのが一番正直な感想かなぁ⁈
個人的には「ガタカ」のような、もっともっとドライ、無機質、淡々とした映像の中での人間性の苦闘、抵抗みたいな描き方を勝手に期待してました。
気になる方は、やはり原作を読んでください!
早く終わらんかな。。
石井裕也監督、毎回オリジナリティを感じる作品を送り出し、また死生観をテーマにすることが多く時に挑戦的な作品も。と言うことで、新作が公開されれば無視は出来ない監督です。ただ正直なところ、私の好みとは違った作品もあり「今回はどっちだ?」と思いながらTOHOシネマズ日比谷へ。サービスデイ(キャンペーン)の10時50分からの回、平日の割にはまあまあの客入りです。
で、観た感想は、、、ちょっと戸惑うくらい想像と違いましたし、肝心な出来としてもイマイチな感じ。ちなみに原作未読なのですが、どれくらい忠実な脚色なのか?逆に興味が湧くほどでした。(読まないですけど。)
それにしても、邦画で取り扱われる「近未来とテクノロジー」ってどうしてこう現実感がないのか?勿論、予算がないのも大きな理由の一つだと思いますが、語られている世界観がルック的に伝わってこないため、それっぽい言葉で説明されてもピンとこないし入り込めない。そもそも、それだけの技術力があれば日本に留まるはずもないと思うのですが、そういう様子は皆無で、むしろガラパゴス化しているように見えます。だからこそなのか?セキュリティや倫理観は劇下がりしており、格差によって恵まれない人間に大きくしわ寄せが行っており、奴隷のような扱いを受けていてディストピア。だったら街ももっと荒廃してそうなのですが、勿論、そんなの表現する予算はないですからね。。
そして、演出的にも気になる点あり。朔也(池松壮亮)以外のキャラクターのほぼ全員、謎めいていてどこか怪しさを感じさせるためか、皆やや過剰に感じる「演技」なのですが、反ってその演出に役者の力量判りやすく現れいるため、人によっては悪目立ちしていることもあってノイズです。敢えて言いませんが、大袈裟ではなく観ていてしんどく感じるくらいの役も。。
内容的にも「これ要らないんじゃないか?」と思うシーンもありますし、上映時間122分はとても長く感じて、中盤以降は「早く終わらんかな。。」と思って観てました。取り敢えず、「終わり方」だけは悪くないかな。
と言うことで、田中裕子さん、池松壮亮さんは今回も素晴らしかったことが救いの一作。石井監督、、次作も待ってますので何卒宜しくお願い致します。
「本物以上」って“本物”か?
本題と思われていた母の本心を置き去りに、要素が渋滞していた印象。
まず岸谷の存在が序盤は便利で後半は不要。
朔也に執着する理由も、野崎など多方面へのコネクションを作った経緯も不明。
野崎の娘との関係とか、“ヤバい仕事”に関わって意図しないテロを起こす話とか、必要ですかね。
格差社会を強調したいにしろ、彼の話が独立し過ぎてた。
三好とのラブコメ(?)パートはいいのだが、最後まで朔也が煮えきらないのでスッキリしない。
「直接会うのは…」と言って謎の低レベル空間で対話したのに、いきなり同居するのも意味分からんし。
そして、『愛に乱暴』よりは大分ありがたいものの意義をまったく感じないトップレス…
そもそもリアルアバターって、味も匂いも感触も伝わらないのにそんな需要ある?
家事代行とか便利屋レベルのことばかりで、海が見たいとか知人に頼めば済むことでしょ。
VFにしても、いくら学習したところで“本物”になれるとは、自分は到底思えない。
朔也の出生の秘密も三好が知ってただけだし、自死制度の設定も意味あったかな。
大体日記なんていう最重要情報を何故入れてない?
何より、母といい岸谷のボスといい、VFがネットに干渉できるのは問題がありすぎる。
池松くんの不器用な男はテッパンで素晴らしい。
田中裕子の絶妙なAIっぽさや三吉彩花の微妙な揺らぎ、ちょい役の綾野剛まで演技は最高でした。
そのぶん設定と脚本が練りきれてなかったかなぁ。
一年で激変しすぎなのは目を瞑るとしても、2026年設定はいじった方がよかったのでは…
トイレ行くときどうするんだろ?
本人が知覚している(つもりになってる)世界が現実のリアルな反映なのか脳内の単なる生理現象に過ぎないのか、というのは脳科学や哲学で以前から扱われているネタなので、そこにSNSの闇やLGBTを盛り込んで広がりをもたせようとしたのだろうが、返って各素材の扱いが雑になった印象があり残念。
親子だから、好意をもっているから相手の全てを知る権利(あるいは義務!)があるというのは随分傲慢な態度ではないか?ある人の全てを知っている訳ではないけどこの一点が大好き、という愛し方も悪くないと思う。
ラストはいわばお約束であるが、彩花とイフィーは案外良い夫婦になるかも。
ちょっと思ってたのと違った
原作は「マチネの終わりに」「ある男」の平野啓一郎。今作は原作読めず😑鑑賞後、本来はどう描かれているのか読んでみたくなった。前者2作は読んで映画も良かったので、平野作品結構好きで今回も期待していた。
VF技術を駆使して会いたい人に会ったり、リアルアバターとして生計を立てる&依頼する人が珍しくない、今より少し未来が舞台。
母と二人で暮らしてきた主人公・朔也だが、ある日母が国に認められた自由死を選択実行する。母の本心を知るために彼女のVFを作成依頼し…という話。
最初はファンタジー?SF ?と思いながら見た。
途中、話の支障ないところで睡魔に襲われてしまったのもありますが...(+_+)
題材は面白いが、エピソードがいくつかあって、ややまとまりなく感じた。
母との事が主軸のわりに、岸本とか三好さんとかイフィーのそれぞれの話も同じレベルで描かれ、結局はラストの再生母とのやり取りが言いたいことなのだろうけど、とってつけたように感じてしまった。で、…本心は?
ただ、近い将来こんな世の中になるのかという点では興味深く、川縁に集まるリアルアバターバイト集団?はUberの人たちみたいだった。いい面ばかりではないので悪質なクライアントが描かれたのはよかったけど(酷すぎだが)、テクノロジーの進化は、益々人間をおかしくしているのではないだろうか。。
皆さん書かれてますが、窪田正孝君がどこに出てたのかわからなかった。思わず検索。
今年は三吉さん、江口さん、河合さんの胸を見せる場面が出てビックリが続いた年かも!
全くハマらなかった作品だった。
キャスト陣の演技は素晴らしいけど色んな事を詰め込み過ぎって感じ。
意味不明の場面も多め。
田中裕子さん演じる秋子。
何で自由死と判断されたの?
少なくても池松壮亮さん演じる朔也の意識が回復してから事情聴取もしないのが謎。
警察は事件性を疑わないの?
気になるところ。
三吉彩花を演じる彩花。
被災者とは言え初対面の朔也の家で一緒に暮らすのが謎(笑)
三吉彩花さんがひたすら美しかったのが救いでした( ´∀`)
いろんなことを考えさせてくれる作品
鑑賞前は親子関係にフォーカスした映画かな?と思っていたら、AIが進化した世界(といっても遠くない未来に実現していそうなリアリティ)が描かれていて、その世界の良さ悪さ、そんな時代になっても人と人のリアルな関係、ふれあいって意味を持つよなと思った。
また死を選択することで減税になるというのも妙なリアルさがあった。
本心、だなんて当の本人にだってわからない。人にはいろんな面があって、その全部を知ることなんてきっとできないし、きっと都合良く受け止めている。わかってはいても改めて突きつけられたし、生身の人間ではなくAIが本当の人を描くってなんか皮肉っぽくて面白い。本当ってなんなんだろうなあ
本心と実際口からでる言葉は必ずしも同じではないのでしょう
石井裕也監督と言えば、大渡海と言う国語辞典作りに奮闘する編集者を描いた「舟を編む」や重度障害者施設で起きた大量殺害事件を映画化した「月」が代表作です。
舟を編むの松田龍平、月の宮座りえと礒村勇斗の演技に唸りましたが、本心の池松壮亮と三吉彩花の演技にも引き込まれました。
ストーリーは、
仕事からの帰宅中に偶然母親の投身自殺の現場を遭遇し、助けようとして川に転落した男は昏睡状態に陥ってしまう。
そして、意識を失ってから1年後に目覚めるが、男が出勤する時に母親から「大事な話があるの」と言われたことが気になり、母親のアバターを作ろうと思いたち、バーチャルフィギュアを作る会社に依頼する。
母親のデータをインプットされたアバターはAIにより学習する。更に、唯一の友達で棲むところを災害で失った若い女性からも、暮らす部屋を提供する代わりに母親のデータを提供して貰うが、それでも何故自殺したのか、何を言いたかったのかアバターは話してくれない。
また、この女性も母親から本心を聞いている素振りをみせるが話してくれない。
そして、仮想世界で母親と旅行した場所に行くと突然母親のアバターから死ぬ前に「あなたを産んで良かった」「愛している」と言いたかったと男に伝えた。
母親の本心とは、母親の友人の女性の本心は、そして母親の友人の女性に対する本心は、、。
とても面白い映画でした。
ちょっと時代遅れ感が。AIにVFと人の記憶の融合がも一つ合わず、散漫な感じ。
今日は良い天気なので「本心」観に行きましたよ。
皆さんVRゴ-グルで360度疑似体験~したことありますか。
あれって結構楽しいよね。あれでバイオハザ-ド7をPLAYはたまらん。
でも2017年頃の話。7年も前のことで。
2017年公開 ”ブレードランナー 2049”でも今回の様なAIVFの様なモノは既にあってゴ-グルじゃ無く3Dホログラフィ。ゴ-グルでは1:1視覚。
折角映画に使う近未来のモノは先端開発のディスプレイグラスで
遣って欲しかったかな。
ちょっと みてて時代遅れ感在りすぎでしょうか。
今はもっとスタイリッシュなサングラス型に成りつつあるかな。
それすらコノ先変わる様で。
ああいう表現は3Dホロで良いと思うんだけどな。
それと絡めて 自由死。
2022年公開”PLAN 75”もあって、既にネタでは出遅れ感が。
母の事とか、色々悩みとか会話とか 再構築して遣ってたけど
既にピントがずれてた様に感じた。
ここの感覚も既に斬新さを欠いてると思う。
フ-ドデリバリ ⇒ リアルアバタ-の仕事。
ここだけが何故か時代にマッチしてて。
昨今問題視される 悪質な顧客の実態が表現あったかな。
人を殺す疑似体験とか。 実際はリアルなんだけども。
結局、VFデザインのカリスマ イフィー (役:仲野 太賀さん)が
三好 彩花(役:三吉 彩花さん)に惚れるという話で。
その間を取り持つ 三好に気が無い石川 朔也 (役:池松 壮亮さん)の
三好へ アバタ-使い代理告白。
見てて メチャ呆れたわ。 こりゃ この展開 駄目だと悟る。
原作どうか知らんけど、 台本はもう一度やり直したらと思ったね。
あと 色々俳優陣出たてけど 勿体ない使い方と思う。
ほぼ読み方同じの同性同名役で 三吉 彩花さんがキレイだったのが救い。
彼女出てなかったら 終わってたなと思う。
しょうも無いガジェットは省いて、母親感情も 今更別にいらんでしょう。
リアルアバタ-の問題点と、仮想ネットの反応と、イフィーの恋愛展開と
あとは美女(三吉さん)で纏めたら良かったかな。
観てて、
石川と三好の初々しい同居生活感が一番一番 良かったぞ!!!
シャワ-シ-ンgoood! ”本心” それだけw
興味ある方は
劇場へどうぞ。
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