「本日も、恒久」本日公休 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
本日も、恒久
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粗筋が好きな雰囲気だったため楽しみにしていたが、ちょっと散らかり過ぎてたかな…
“先生”の散髪がクライマックスだと思ってたのもあるが。
冒頭、いきなり出発かと思いきや、時系列が行き来しつつ相関も分からぬ登場人物が入り乱れる。
残念ながら、この前半が非常に眠かった。
①常連客との話②3人の子供の話③次女の元旦那の話④ロードムービー⑤“先生”の話、と要素が多い。
終盤になると、⑥修行時代の話⑦おばちゃんたちの青春など更に増える。
大別しただけでこれである。
アールイの生き様を描いたにしては、(彼女と絡まない)子供たちやチュアンの話が多い。
そのため、老いについてや丁寧な仕事について、親子や夫婦の関係その他とテーマも散漫。
中盤以降は、「彼氏とは別れたほうがいい」など笑えるシーンも増えてきた。
チンピラに絡まれた道は教習所みたいだな、なんて思ってたら最後に教習所出てくるし。
農家の若者の髪を切るような、ロードムービー的な話はもっと見たい。
“先生”の散髪シーンはとても染みたし、だからこそここを軸に全体を構成してほしかったとも思う。
素敵な部分も多かったので、要素を絞って濃度を上げれば名作になれたかも。
この方向性なら、アールイが店を閉めるか亡くなるかまで描いてほしかったなぁ。
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トミーさんのコメント
2024年10月17日
共感&コメントありがとうございます。
流石に日本じゃもう、食べ物をつまんだりのお店は無くなったんでしょうが、周りが盛り立ててる部分も有るでしょうからね。こういう後継者問題は、高度な技能とかには限らないんでしょうね。