エア・ロック 海底緊急避難所のレビュー・感想・評価
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絶望のバーゲンセール
あざとい展開はあるものの、開始10分で囚われる絶望に身慄いする。
乗ってた飛行機が鳥の群れに突っ込んでエンジンが損傷して海に不時着するだけども、瞬く間に海中に沈む。
墜落していく機体の内部描写は迫力あって、先制パンチとしては強力だった。
そこからはサメの恐怖に脅かされる事になるのだけれど、まぁ次から次へと絶望の目白押し。
ぼぼほぼ何もしない客室乗務員だったり、何故かイニシアチブを発揮する主人公が謎だったりはするのだけれど、物語を楽しむようなものでもないので…まぁいいかと。
とは言え、段階的に沈む機体には戦慄を覚える。
ズズッと海底を滑るたんびに、俺の体は座席にのめり込むような感覚だ。
最後に海底に落ちていく機体な海流にのまれて、なかなか浮上できない主人公のカットとかは、よく出来てるなぁと感心する。
救助されて良かったよ、ホント。
この手の作品では突っ込んではいけない所なのだけど、登場人物達の肺活量は凄まじく…わかってはいても萎えるといえば萎える。
機体から脱出する主人公とか、オリンピックレコードを大幅に更新しそうな容量だ。
肝も冷えたし、暑い夏にはピッタリな作品だと思われる。オマケとして、飛行機と海への恐怖心も増幅される。
…今思えば、オープニングが凄腕の子守役から始まるのが謎と言えば謎だった。
No Way Up
海底の危機を描くの大好きな制作チームの最新作、そしてしっかりサメも登場してくれるのは観にいく事がお布施だからそりゃ当然鑑賞。デカスクリーンでいかせてもらいました。
安心安全でクオリティの高い海底パニックものになっており楽しませてもらいました。
序盤から不穏な雰囲気や死亡フラグの乱立など、お膳立て十分な状況から始まってくれて、スムーズに飛行機の中まで入ってくれる最低限のあらすじと登場人物紹介を済ませてくれるのもパニックもの特有のダラダラが無くて好印象でした。
空中パニックのシーンにまずハラハラさせてもらいました。
バードストライクによってエンジンの破損からの壁がバリバリ剥がれてオープンになってからの乗客が生身のままポンポン飛ばされて行き、座席にしがみついていたかと思いきや座席ごと吹っ飛ばされて、乗務員が助けに行ったら一緒に手を取り合って空に放たれてなどなど、もう即死だわという絶望感をハイスピードで見せてくれるもんですから、お股がヒュンってなりながらも素晴らしい映像を見せてくれてワクワクが止まりませんでした。
この空中の映像をもっと観ていたかったくらいです。
格安の航空機だからなのか乗務員に問題があるせいなのか、CAが酸素ボンベの注入をしていなくてピンチだったり、バードストライクが起こってもジョークを飛ばす中々にクレイジーな機長だったりと、そっちの視点も欲しかったなーってくらいには航空に携わる人間のポンコツさが目立っていました。
登場人物がそこまで多くない割には退場のさせ方が雑だったのは惜しいなと思いました。
ボディガードなんか頼もしさの塊なのにあっさりサメに襲われてしまって離脱しますし、祖父は空中分解の時点でおそらくアウト、主人公の彼氏?はふざけてしまったタイミングにサメに足をパクりんちょされて出血多量で死んで、序盤から死亡フラグ立てまくってたおちゃらけボーイは生き残るのかと思いきや怯えてしまったがためにサメにガブガブ、祖母は祖父と共にというのもあってエアロックの中で死亡という事もあり、派手なところでの死が序盤に集まったせいか、主要人物の死がササっと描かれてしまったのは勿体なかったです。
その割には乗務員は貨物室の案内だったり、酸素ボンベの場所だったりを教える程度の活躍だったのに最後まで生き残っていてなんだかなーとは思いました。
逃走中でミッションしてない人が逃走成功してしまったみたいな気分でした。
今作のサメは特別出演くらいの扱いなので、特別出番は多くないですが、大事な場面でしっかり襲撃してくれますし、丸ごとではなく部位部位を噛みちぎって身体的にも精神的にもダメージを与えてくれるタイプのサメで、潜んで油断しきったところを襲うなんていう頭のいい面も持ち合わせていて、ここ近年のサメ映画の中でも知能はトップクラスじゃないかなと思いました。
ラストの脱出はさすがに無理があるだろうと笑いながら観ていました。
結構な海底にいたはずなのに全力で泳いで、途中止まったりなんかして、それでいて息が持つというどえらいもんを観せられましたが、そうでないと物語も綺麗に閉まらんししょうがないかなと思いました。
着地こそ無難でしたが、しっかりとまとまった海底パニックものでしたし、サメの襲撃も堪能できましたしでとても満足できました。
この制作チームはやっぱ信頼の塊ですので来年あたりにまた1本作って欲しいな〜と思いました🦈
鑑賞日 8/19
鑑賞時間 9:25〜11:10
座席 L-19
おばあちゃん。。。
これを観る前にツイスターズを観に行ったが、同じ災害映画としてこっちのほうが全然怖くてずっとハラハラドキドキの展開でした。
助けられる命と助けられない命、生き残った全員はきっとこれからの人生を見直すだろう。
副題のセンスのなさは絶望レベルだが、ヘリ一機で何とかなる海難事故もあるのでセーフ
2024.8.20 字幕 MOVIX京都
2024年のイギリス映画(91分、G)
海に墜落した飛行機に取り残された人々を描いたパニックホラー
監督はクラウディオ・ファエ
脚本はアンディ・メイソン
原題は『No Way Up』で、「上には行けない」という意味
物語は、ロサンゼルス国際空港にて、メキシコのハバカリフォルニアに向かう一行が描かれて始まる
州知事の娘エヴァ(ソーフィー・マッキントッシュ)は、恋人のジェド(ジェレミアス・アムーア)とその友人カイル(ウィル・アッテンボロー)とともにバカンスに行こうと考えていた
だが、父の言いつけでボディガードのブランドン(コルム・ミーニー)が同伴することになっていた
その便には、祖父母と旅行するローザ(グレース・ネトル)がいて、祖父は元軍人のハンク(ジェームズ・キャロル・ジョーダン)、祖母は陸軍看護師だったナナことマーディ(フィリス・ローガン)だった
彼らの乗った便は順調に航行するものの、沖合に出てわずか数分のところでバードストライクに見舞われてしまう
機長は平穏をアナウンスするものの、突如右翼のエンジンから炎が吹き出し、機はコントロールを失ったまま、海へと墜落してしまった
大陸棚を滑走し、海溝の手前で止まった機体は、壁面に大きな穴が空き、前方部分にわずかなエアロックが残っている状態だった
生き残ったのは、ブランドン、エヴァ、カイル、ジェドと、ローザとマーディ、客室乗務員のダニーロ(マヌエル・パシフィック)の7人だけ
ブランドンは救助が来るまで動かない方が良いというものの、みるみると酸素は減っていく
そこで、医療用のボンベを持った客のことを思い出したブランドンは、それを回収するために水没したエリアへと向かう
だが、そこには人喰いサメがいて、ブランドンはその餌食になってしまうのである
映画は閉鎖空間パニックスリラーで、尽きてくる酸素、周りには人喰いサメという状況に追いやられる人々を描いていく
助けが来るまで耐えるかどうかと考えていたが、外の情報は一切わからない
だが、被害者の中に州知事の娘がいたことで、捜索は入念に行われ、それによって墜落現場を発見するに至った
ツッコミどころ満載の映画で、人生を振り返る人から死んでいくというお約束も展開される
ご都合主義に満ちた展開で、主人公補正、少女補正などもあるのだが、役に立たないダニーロが何もしないまま助かってしまうのは不思議だった
彼は常に冷静だがほぼ自分では動かないキャラで、それが功を奏したのか、トラブルには巻き込まれずに済んでいる
このあたりが何となくリアルにも感じてしまう
緊張感があるので91分は楽しめるが、観終わったあとに色々とツッコミどころがジワる作品だったりする
パンフレットでは、このような状況になった時の対処法みたいなのが載っていて、暗に映画の真似をしないでくださいねと補完しているようにも思えた
いずれにせよ、州知事の娘捜索にヘリ一機というレベルなので、見つかったこと自体が奇跡だと思う
海域のことを知っているはずの救助ダイバーがサメに襲われて死ぬという設定ありきの内容はアレだが、そのあたりは物語の展開ありきなので野暮な追い討ちなのかもしれない
酷暑を映画館で凌ぐにはちょうど良い映画だけど、配信で観たら寝ると思うので、初動だけが頼りの興収になってしまうのかな、と思った
助かるには犠牲の上に成り立つものか
鑑賞前は次々と困難に襲われていく一方かと思っていたが、最初こそその通りだったものの、頼れる主人公のボディガードがやられるあたりから、遭難者にとっても➕要素も発生し始めた。
ボディガードや、その他の者の死➖酸素量を稼げる。救助に来たダイバーの犠牲➖後で、彼らのギアを流用。ダイビング器材を発見、ゲットするも、人数分ない➖大怪我(サメによる)した主人公の彼氏の死などである。
最後クライマックスで機内から脱出する決意をした遭難者達だが、年齢などを理由に、皆の足を引っ張る事を恐れ、機内にとどまり孫を主人公に託す祖母と、過去のトラウマから脱出時にパニックを起こしてしまい、結局サメの餌食になる主人公の同行者。
脱出のクライマックスであわや主人公が襲われる、と思ったら何人も襲い、腹が満たされていたのか主人公を襲わずにスルーするサメ。これらの事が起こる最中でも、機体が海底の崖からどんどんズレ落ちていくし、水圧に機体が悲鳴をあげる描写もしばしある。
また旅客機が海面に不時着水後も、機長がメーデーの連絡が出来たのか、その辺の描写がない事も、展開が読めない一助になっている。
もうひと捻りほしい
飛行機がぶっ壊れて海に落ちて海底を滑り落ちる中、サメに襲われながら脱出する話。
空と海とずっとえらいこっちゃなんだけど、海底では一旦クールダウン。無駄に時間が経過しているようで見せ方としてもうちょっと工夫してほしかった。
脱出に関してもこれといって見所があるわけでもないし、何かしら捻りがほしい。
サメが謎に狂暴だけど、サメ映画なら仕方ないね!
意外に面白かった
旅客機がエンジントラブル🐦⬛になって海に墜落
機内に穴が空いてる所から水が流れてきて
海の底に沈んでしまうけど飛行機の後ろの方に
かろうじて空気がある所に少数の人がどうやって
飛行機から逃げ出すか ちょっとパニック🦈映画
クオリティ面は予算かけてる感じ👍
上映時間短いので余計なシーン無くて観やすく退屈
しない
鮫がもう少し恐怖感があれば良かったし
最後の機内から逃げるシーンももう少しひねり
あれば面白かったのに
男性弱く女性強く描かれてる映画でした
思った以上にサメ映画だった作品。 本年度ベスト級。
海底に沈んだ旅客機から乗員が脱出するストーリーなんだけど6割位はサメ映画に仕上がっていた感じ(笑)
登場人物は少なめ。
州知事の娘のエヴァ。
エヴァのボディーガード(笑)
エヴァの恋人と友達。
老夫婦と孫娘のローザ。
訳ありのキャビンアテンダント。
主にこの8人で展開するストーリー。
空中でのトラブルで旅客機が海底に墜落。
空中で損傷した部分以外はほぼ無傷。
約30度に傾いた海底に閉じ込められた乗客達。
残された上客が機内に残った物で海上まで脱出する事を決意する感じ。
本作で一番怖かったのは機体が圧力で少しずつ潰される時のきしむ音。
徐々に機体がずり落ちて行く感じも恐ろしかった。
出だしからエヴァのボディーガードが優秀な雰囲気。
伏線を匂わすセリフやアイテムが解りやすい(笑)
その為なのか、回収される時のナルホド感はあまり無し(笑)
予想外な人達が亡くなって結構泣かされる感じは想定外(笑)
エヴァのお父さんは州知事なのに救助活動には口出しをしていない感じ。
次期選挙を前に支持率が上がったのか?
気になるところ(笑)
鮫に襲われそうになったら泡を浴びせると良い事を学びました( ´∀`)
何も目新しい要素のない作品
まず『NO WAY UP』という原題があったのに、相変わらずダサい邦題がつけられたのが減点。
飛行機パニックから海底パニックへのスムーズな移行は面白かったけど、一気に乗客や乗務員が淘汰されたのは物足りなかったし、サメは全く予想どおりの襲撃タイミングで緊張感は薄かった。個人的にまぁまぁ楽しめたけど、他人にオススメしようとした時にはセールスポイントに困る作品。
タイトルなし
墜落して海底に沈んだ飛行機のなかで、忍び寄る人食いザメの恐怖と対峙する生存者たちのサバイバルを描いたスリラー。
南国メキシコのリゾート地・サボへと向かう旅客機。機内には、恋人や友人たちと卒業旅行に向かう女子大生エヴァや、大好きな祖父母との3人旅行にでかけた10歳の少女ローザ、彼氏との同性婚を夢みるCAのダニーロら、それぞれの理由や事情を抱えた乗客や乗員たちがいる。しかし飛行中に鳥がエンジンに激突した影響で機体は高度2万フィートから墜落し、海底に沈んでしまう。生き残ったのはエヴァとローズを含むわずか7人。そして、彼らが生き延びられる場所は、機内のエアロックただ1カ所だけ。生存者たちはそこで救助を待つが、襲い来る水圧や酸欠、そして人食いザメという恐怖に直面する。
エア・ロック 海底緊急避難所
2024/イギリス
配給:ギャガ
邦題から想像してた展開と違ってた。
海底緊急避難所ってなってるので、海底にある避難所を巡るSFアクションかと思ってたのに、全然違ってた。
最初は飛行機に乗る人達のキャラ紹介。意外と長くてちょっとモヤッ。で、飛行機が出発、みんな楽しそうに会話してたら、鳥の群れがぶつかってエンジン壊れて海に墜落。墜落前に壁に穴が空いたりして、沢山の人が居なくなる。飛行機の中に海水が入ってきてもっと居なくなる。なのに主人公のエヴァ達7人のいる場所に海水は来てなかった。ん?それがエア・ロックって事らしい。本当にそんな事できるのかな?
えっ!サメが飛行機の中に!?救助に来たダイバー2人もサメに!?それから何度もやってくるサメ。こいつ1匹だったのかな。見た目では違いは分からず。
沈んでからは、ずっとドカドカ音がして、破損が進んでいく飛行機。穴だらけで海水どんどん増えていくし、サメもやってくるし、酸素も減ってくるし、機内には居られなくなる。ラストに向かってみんなと助かりたいエヴァだが、悲しい展開に。ちょっと納得いかなかったのが、水中のシーン、だって自分のやってる事、何分必要か分からないのに息止めてるなんて危険すぎるよ。最後は悲しい様なハッピーエンドの様な微妙な結果。
ずっとハラハラして、ソコソコ楽しめました。
分かっちゃいるけど
114本目。
パニックムービー。
お約束なキャラ設定。
イライラしたりもするけど、こっちの緊張感があるうち終わってくれて良かった。
でもこの後想像するなら、知事の娘を優先してとか言われんだろうな。
レビュー点数あまりにも低いから😔
メチャメチャ期待値下げて行ったせいもあってか、酷評するほど酷くはありませんでした☺️
後、温泉シャークを先に観ていたのも、大きかったかも😅
いづれにしても、元軍医のばあさんを人工呼吸して生かしたのがこの作品の核ですな🤔
あのばあさんいなかったら、温泉シャークと同じ尺で終わっていたかもしれませんもん🤣
ばあさんは仕方ないとしても、長生きしたけりゃ、人間謙虚でないといけませんよって改めて思わせる作品でもありますな😌
ガラスの天井
しかし飛行機が落ちるシーンは、なんであんなに楽しいのか?
あれだけで90分いける!
そんな不謹慎なアトラクションムービーないかしら?
いざという時に逞しい女達と、頼りにならない男達。
ストレートの白人男性差別が凄いですが、カイルとエヴァをトランプとハリスに重ねたくなったりして。
どんな状況でもギャグを忘れない、カイルのキャラは嫌いじゃないけど。
ブランドンの存在は謎だらけ…
一昔前なら、無理やりな設定で現れるタフガイが、主人公だったはず。
まあ、華のなさから主人公でないのは一目瞭然。
しかし、オープニングから登場し、やたらと思わせぶり。敵なの!?味方なの!?
大どんでん返しのキーパーソン臭がプンプン。
観終わった後は…、あの人必要?
ヒロインの生き様を指南するのは、もっとバアバに任せた方が良かったような…?
帽子のシーンはカッコ良かったけど。
ステレオタイプのヒーローがいたんじゃ、かえって邪魔なんすよね~、みたいな扱い。
最後は、「俺は女にゃ手を出さないぜ。」そんな時代遅れなシャークで良かった。
特にサメ映画ではないけど
飛行機がバードストライクが原因で墜落、墜落した場所は海、頭から突っ込む。普通なら生存者はいない。しかし、偶然空気が溜まる(エアロック)ができ、生存者がいた。
計7人、内男性CA、元軍医療者、少女も。少女が生き残るのは映画上確定だが、後何人生き残れるのか?こういう時、生命力や行動力が有るのはたいてい女性。CAですらCAらしい活躍はしない。
サメが来た。助けに来たダイバーもやられた。機体の破損がすすむ。貨物室に何かあるかも?CAは入口を教えるが活躍するのは主人公エヴァばかり。男性がんばれ。
早朝発の便で約2時間のフライト。墜落後数時間の酸素、ダイバーのボンベ分を追加しても…。救助された時には既に夜。時間的に合ってるか?
でもカリフォルニア半島の陸地に沿って飛行しているので救助されて良かった。
…………
バードストライク
日本では2018年で1434件発生。24件は引き返しや離陸停止。ほとんどが無事到着地へ。でもその24件が飛行中で致命的だったら…。
映画にもなった「ハドソン川の奇跡」もバードストライク。
やっぱり私は地上にずっといたい。
ん? あれ?
サメ映画なの。でもサメがストーリーの根幹に関わらないの。どういうこと?って思うんだけど、サメ映画はなんでもありだからね。次はサメが出ないサメ映画だね。
冒頭はキャラ説明なんだけど「いかにも」って感じなんだよね。敢えて安っぽくやってんだろっていう。
それで飛行機に乗るんだけど、バードストライク。そのまま敢えなく墜落です。
海に沈んでしまうので、乗客ほぼ全滅。生き残ったのはキャラ紹介されてた7人のみ。
それで機内から色んなものを調達しようとすると、なんとサメが!
このサメすごいんだよね。理由なく人間を襲ってくるの。なんか恨みがあるのかな。
それで沈没した飛行機の中だからね、通路せまいんだよ。人間がやっと通れるくらい。
しかしサメは、そこを悠々と泳いで侵入し、次々と人間を襲う!
そんなにおっきなサメは入れないと思うんだよね。
「このまま待っているか、脱出するか」の悩みなんだけど、酸素も少なくなるし、飛行機が海溝に落ちそうになるから「行くしかない」ってなるの。
ここの悩みにサメほぼ関係ないね。「酸素は十分だけどサメが!」じゃないから。
だから、サメとほぼ戦わないんだよね。
ラストに向けていよいよ脱出し、主人公一人が取り残される!
ここでサメと対決だ!と思ったら対決はなくて、静かにやり過ごすだけなの。
それで主人公は浮上してヘリに発見され、さすがに簡単すぎるからここでサメに襲われんだろと思ったらそのまま救出された。
なんかね、全体的にゆるいつくりだからね、ここでサメが海中から飛び出してミサイルのようにヘリに激突して爆破でラストにして欲しかった。それくらいやらないと、おさまらないよこの話。
でも《海底47m》のチームだからね、ここで「と思ったら実は……」で暗い気持ちにさせんのかと思ったら、それもなかった。
映画館出てね「本当は主人公は海底で酸欠になって、その幻視を我々はみせられていたのでは……」と恐くなったよ。
いろいろ詰めは甘いしB級だけどサメ映画だからね。かなり楽しく観られて良かったよ。
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