「助かるには犠牲の上に成り立つものか」エア・ロック 海底緊急避難所 エドマエさんの映画レビュー(感想・評価)
助かるには犠牲の上に成り立つものか
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鑑賞前は次々と困難に襲われていく一方かと思っていたが、最初こそその通りだったものの、頼れる主人公のボディガードがやられるあたりから、遭難者にとっても➕要素も発生し始めた。
ボディガードや、その他の者の死➖酸素量を稼げる。救助に来たダイバーの犠牲➖後で、彼らのギアを流用。ダイビング器材を発見、ゲットするも、人数分ない➖大怪我(サメによる)した主人公の彼氏の死などである。
最後クライマックスで機内から脱出する決意をした遭難者達だが、年齢などを理由に、皆の足を引っ張る事を恐れ、機内にとどまり孫を主人公に託す祖母と、過去のトラウマから脱出時にパニックを起こしてしまい、結局サメの餌食になる主人公の同行者。
脱出のクライマックスであわや主人公が襲われる、と思ったら何人も襲い、腹が満たされていたのか主人公を襲わずにスルーするサメ。これらの事が起こる最中でも、機体が海底の崖からどんどんズレ落ちていくし、水圧に機体が悲鳴をあげる描写もしばしある。
また旅客機が海面に不時着水後も、機長がメーデーの連絡が出来たのか、その辺の描写がない事も、展開が読めない一助になっている。
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