ブーディカ 美しき英雄のレビュー・感想・評価
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血の目醒
西暦60年頃、ブリタニアの領主でイケニ族の王プラスタグスが殺害され、ローマ帝国に反乱を起こした王妃ブーディカの話。
やけに貧弱なネロをみせ、ドルイドの虐殺がなんちゃら、イケニ族がなんちゃら、トリノヴァンテス族がなんちゃらとローマ帝国史に全然明るくなくブーディカのことなんか何も知識がない自分には難しそうな始まりだったけど、プラスタグスが殺されてからからの流れはメッチャわかりやすい。
しかもファンタジーを交えつつ、戦闘の血飛沫ブッシャーはなかなか凄惨でしっかりエンタメに仕上げてるし。
ただ、ネロの自死の切っ掛けってここではないですよね?
ということで、どこまでが史実か良く分からないところもあったけれど、規模の割に迫力満点だしテンポも良いし、ストーリーも解りやすいお見事な作品だった。
復讐の旅
ローマ帝国の時代。殺害された部族の王の妻であったブーディカが、同じ志を持つ部族たちと共にローマ軍に立ち向かう物語。
史実を元に作成されたリベンジアクション作品。
小規模作品にしては珍しく、迫力のあるバトル風景がこれでもかと描かれている。
このお得感は良いですが、逆にドラマパートがちょっと淡泊!?中盤からはドワっと闘いっぱなしです。
アクションは同じようなものが続きつつも見応えがあってカッコ良いが…キンピカソードとまさかのフォース(⁉)が何だか作品を子供向けにしちゃっている印象。グロ表現も強めなので間違いなくそれはないんですけどね(笑)
不勉強なワタクシが後ほど調べてみたところ、復習の鬼と化したブーディカは陥落させた地のローマ人達を奴隷にするでも捕虜にするでもなく…
やはり戦争は恐ろしい。この史実は、逆にブーディカを向こうに回した作品すら作れそうですね。
歴史と言うよりは、アクションを堪能する作品といった感じですが、復讐の輪廻について改めて考えさせられた。
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