アメリカン・カーネイジのレビュー・感想・評価

移民問題から始まるトンデモ話。
MAGAっぽい首長が移民をかたっぱしから集めて…。
なんだけど、どことなく『ゲット・アウト』ぽさを感じていたら
真相は斜め上というか下というか。

まーツッコミどころ多数だと思うので、深く考えないのが吉かも。

この作品ってコメディでもホラーでもなく、とんでもなく肉々しいエゲツない作品....、
なんだけど、その内容はでたらめじゃなく、先進国が今直面している複雑な移民問題→排斥なんですね。
ウェンズデーを演じた可愛いジェナ・オルテガを始め、若いキャストたちが明るい雰囲気で
演じているのでそれなりに見やすく分かりやすい内容にはなっている。
これって続編が見たいと思うのは私だけ？

老人ホームでボランティアをすることとなった不法移民者たちが
そこで秘密を知りコワい目に合うっていうコメディホラーです。
不法移民問題や高齢者問題を描く社会派っぽく思ったのも序盤までで
中盤以降は危ない老人ホームの出来事オンパレードで
ブラムハウス作品っぽい作り方。
これはブラムハウスを意識して作ってますね間違いなく。
途中は変な映画かなあと思ったけど
最後まで観たらこんな映画もありかなあと思いました。

アメリカのとある州で不法移民とその子供たちを捕まえる緊急事態宣言が発令されて、老人介護施設でボランティアをすることになった少年達の話。

ハンバーガーショップでバイトをするJPが、不法移民である母親の幇助をしているとして連行されて、保護観察下ボランティアをすることになり巻き起こっていくストーリー。

なんだか不気味な介護施設入所者たちと職員たちだけど、コメディホラーということでなかなか軽い空気感で進行していき、おどろおどろしい感じはほとんど無し。
ただ、まるでゾンビの様な老人たち？と思っていたら…。

軽いノリの割に案外エグいストーリーがあって、映像的には大したことないけれど、想像力が豊かな人には案外きつそうな感じだった(*_*)