劇場版ドクターXのレビュー・感想・評価
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もしも続編があったとしても私の中ではこれが本当のFINAL
タイトル通りです。
FINALと謳ってリターンする作品もあるけれど
この作品をみて、私はもし続編があったとしてもここがFINALだったと何年経ってもきっと思います。
そのくらい最後に相応しかったと個人的な感想です。
私がまだ学生の頃から始まった作品は
笑いあり涙ありで手術シーンはどちらかというと苦手ですがでもこの作品は見てしまいます。
そして人気だから続編がつくられる、それがわかるような出演者の顔ぶれです。
最後のこの作品は
2度も3度も驚かされる展開でした。
そして大門さんがへのへのもへじを描くシーンは
涙が止まらなかったです。
目を覚ましてほしい、体感させられている気分で心臓がギュッとなりました。
西田さんの生涯現役な姿もたくさん目に焼き付けました。
本当にこの作品に出続けてくださりありがとうございました。
最後の最後、また泣いてしまいました。
ずっと素敵な人です。
最後に。
エンディングロールで歴代の面々の映像をみて
本当に豪華なキャストでした。
米倉さんも最後までトレードマークであるヒールの高いパンプスを履き続けてくださりありがとうございます!!
そして内田さんがいつだって美しい!!女性として憧れてしまいます。
久しぶりにドラマ→映画作品で
良い映画に出会えたと思っています。
普通に面白い
テレビドラマのシリーズはちょこちょこ見る程度でそこまで熱心なファンではないのですが、最終作と聞いたので観に行きました。
せっかくだしな〜、なんて軽い気持ちで観に行ったんですが普通に面白くてあっという間に終わりました!
他の方も仰るように倫理的に大丈夫なんか??というシーンはありましたが…
そこを、「まぁ映画だからさ」と流せるかどうかですかね。
自分は大門先生と晶さんのシーンで泣いてしまいました…
最期ベッドで眠る晶さんを見て吃驚。
また大門先生とじゃれ合う晶さん見たいなぁ。
脚本がダメ。隠蔽もダメ。でも出演者皆さんの演技は、良かった。
脚本がダメ。出演者のみなさん(米倉さん、遠藤さん、岸部さん、西田さん、田中さん、染谷さん他)の演技が良かっただけに、脚本をもう少し練って欲しかった。①新 病院長の染谷さんいわく「オペ室の稼働率が悪いので、これからは15時間のオペ体制にします」→現在、医師の働き方改革が、叫ばれいる状況下においてこれは時代に逆行しており全くダメ。たとえ映画の話しであっても、医師の過労勤務を強制するようなことはダメだと思う。どうせなら新病院長(染谷)が、働き方を良い方向に見直す提言をする脚本にして欲しかった。②心臓移植→結果的には良かったのだが、そもそも違法でしょう。岸部(晶)さん、元気な時に意思表示していた?臓器提供意思表示カードの描写が無い。そのシーンを入れとかないとマズイでしょう。脚本に少しだけ加えるだけでいいのに、されていない。元病院長(西田さん)いわく「隠蔽しましょう」→元病院長のいうセリフとしては不適切。脚本が言わせているのだが、肝心なところで脚本がなってない。皆さんの演技が良かっただけに脚本をもっと上手く練って欲しかった。😩
少し疑問が生まれました。
ネタバレありですので気をつけてください。
私はドクターXが大好きで全シリーズ毎話毎話完璧に説明できるくらいドクターXを見てます。今回私は映画を見て思ったのはあれ、って思うことが多かったことです。ドクターXは結局晶さんだったのか、研修中に血を見るだけで意識を無くしていた未知子がなぜ、キューバで修行をしただけであんなに強気な性格になったのか、晶さんの心臓を移植しないで最初から神津に人工心臓を入れるのではダメだったのか。
視聴者としては晶さんを優先して欲しかった。
いくら何でも晶さんならこうすると思う。って言うのは強引すぎないか。O型の血液が足りなくて自分の血を取ったシーンが流れたから、晶さんならこうするっていう結論に至ったのかもしれないけれど血はいくらでもあるから輸血出来るけど心臓は流石に飛躍しすぎな気が、、
医療ものの傑作、12年間お疲れさま!
医療ものは死を想起させるので、観ることに必然的に恐れを抱いてしまうのですが、今回の作品も笑いあり涙ありで、辛い感情を引きずることなく最後まで観ることが出来て感謝です。まさに傑作であり、12年間お疲れさまでした、と声を大にして叫びたいくらいです。この作品での展開は、過去に自分の弟の手術の失敗をした岸部(77歳喜寿)に対して恨みを晴らす染谷(実は失敗ではなく極限までやり尽くした手術だった)の復讐が柱となっていますが、その復讐が完璧なまでに美しい終わり方をするところが見事でした(肝臓、右手、二つの心臓の移植が米倉の神の手で行われます)。しかも、岸部が死んでしまうと思いきや、人工心臓で生き延びるというラストに、驚嘆ばかりか涙まで出てしまいました。まさに最後は全部ハッピーエンドで安着ですから、観ている人はほとんどが大満足で劇場を後にしたと想像しています。ラストで米倉はメロンを持ってきて、請求書を差し出します。しかし、その額はたったの3万円。無欲なところが、彼女の人生を表しているようで、素敵だと思いました。あと、「私失敗しないので!」の本当の意味がわかりました。師匠である岸部が言うように、手術とは怖くて仕方がないが、そんな時の自分を励ますときに言うんだよと言ったシーンを観て、今まではある意味高慢ちきな言葉と感じていたのが、ああ本当は深い自分への励ましの言葉なんだなと知ってめちゃくちゃリスペクトする気持ちに変わりました。また、目の前に苦しむ人がいたら、どんな立場であれ救うという医療の精神に、改めて敬礼です。素敵な人生の機微を教えていただいてありがとうと、この作品にお礼を言いたいです。感謝!
映画版でよい作品でした。
TVドラマの映画って、どちらかというと映画にする必要あった?という作品が多いですが、映画で良かったと思わせてくれた作品でした。
しかしいつもながら 西田敏行さん岸部一徳さんはじめ、脇役の方々がいい味出してますねぇ😄
終わってしまうのが残念ですが、とても良きドラマでありました。
本当に最後?
過去の出演者、新しいキャストを織り交ぜて、最終章らしい作品でした。
ハラハラドキドキさせるところは、さすがDoctorX。
これで続かないと思わせるような筋書きにしつつ、ハッピーエンドで終わらせて、本当に最後?と思いました。
命を軽んじてるような気がした。
そもそも人工心臓があるのなら、最初からそれを使えば?
「殺人になるぞ」みたいな言葉があったので、脚本家や監督には、脳死状態と植物状態の区別がついてないわけではないだろうが、この医者の行動(と脚本)には疑問しかない。
追記
(もしかするとCGを利用してるのかもしれないが)、若い頃の主人公は、ほんとに綺麗だった。
今作では大門がデーモンではなく人間だということがすごく打ち出されています。仇とも言える患者に、どんな代償を払っても救おうとする姿に感動しました。
2012年10月からテレビ朝日系列で7シリーズに渡って放送された米倉涼子主演の医療ドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」のシリーズ完結編となる劇場版。脚本は、2025年前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」も手掛ける中園ミホ。監督に、『七人の秘書THE MOVIE』(22年)のテレビ朝日・田村直己。シリーズ全作を手掛けて来た両者が、映画でも失敗知らずの腕前を見せます。
シリーズ初の映画化にして完結編となり、未知子の誕生の秘密や半生が描かれます。公開前の10月17日に死去した西田敏行の遺作の映画となりました。
●ストーリー
フリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、某国大統領の命を救うため日本を離れていました。
その頃、東帝大学病院では、若き新病院長・神津比呂人(染谷将太)が現れます。比呂人は凄腕の外科医で政財界にも顔が利き、双子の弟・多可人(染谷将太・二役)は医療開発会社で資金のバックアップもあります。
徹底的な合理化の大号令がかかり、次々とクビを切られる医師や看護師たち。かつての同僚・森本光(田中圭)に東帝大学病院に呼び戻された未知子は、比呂人と意気投合するが、未知子の師匠・神原晶(岸部一徳)と会った比呂人は顔色を変えるのです。比呂人が東帝大にやってきたのには何か理由がありそうでした。
一方、森本は未知子の過去を探りに単身、未知子の故郷である広島・呉に飛びます。そこで森本は、未知子の医大生時代の同期である河野明彦(綾野剛)と知り合うなど、大門未知子の誕生の秘密(ルーツ)を知るのです。
未知子、晶、比呂人の過去が絡み合う中、未知子は史上最大の危機に直面!医師免許の剥奪も覚悟し、“悪魔のオペ”に挑むことになるのです。「どんなに厳しいオペでも患者を見捨てない」。かつて師である晶が話していた言葉を胸に…。
●解説
おなじみのナレーションに西部劇風の音楽、銭湯のシーンに「いたしません」「御意」といったセリフまで、次々とお約束が放たれる小気味良さは、12年間愛されてきた国民的ヒット作だからこそ。第1シリーズにも出演していた森本医師(田中圭)が案内人となり、ついに未知子のルーツが明かされるという、ドラマを見続けてきた者にとっては胸が熱くなる物語もあります。軽快なかけ合いで楽しませるベテラン陣のチームワークに加え、重みのある芝居で見せる染谷のキャスティングもいいスパイスに。緊迫感のある緻密なオペシーンと、荒唐無稽な治療が混然一体となる展開、海外が舞台となるスケール感も含めて、これぞ「ドクターX」。米倉のスター性も相まって、スクリーンが似合うファイナルとなりました。
けれどもドラマを見ていない人でも、自分はどうありたいのかに気づける展開に、すんなりと共感できることでしょう。そして大門が成長する過程を見せることで、「夢に向かって走っている人たちへの応援にもなっています。
本作の見どころはなんといっても、大門未知子を演じる米倉涼子の凄まじい覚悟です。プロデューサーに自ら映画化を打診し、自ら製作陣に名を連ねた米倉のこだわりが随所に詰まっていました。
例えば、回を重ねること大門未知子がデーモンと呼ばれていくように、モンスター化してきたのです。ところが今作では「大門がデーモンではなく人間だということがすごく打ち出されました。米倉が言うには「最初の大門の方がもっと自然だった。デーモンをみんなで作り上げすぎたんです」。だからこそ「大門すぎない大門」にこだわって演じたそうなのです。
そのひとつの事例が、大門未知子のルーツにありました。今では天才外科医と賞賛される彼女も、小学生の頃にはカエルの解剖にも失神してしまうくらい、血を見るのが苦手な女の子だったのです。それが親の病院を復興すべく東帝大で研修医になったときも相変わらず、手術の実習で血を見る度に、失神してしまう外科医に全く向かないタチだったのです。
今の天才外科医として辣腕を揮えるようになったのは、父の友人だった神原晶の招きで中南米に渡り、内乱とテロで絶え間なく運び込まれる患者の外科手術を徹底的に仕込まれたからでした。当時の晶のモットーは基本手技の反復が技術習得の近道であるからとにかく数をこなせというものでした。未知子は血の滲む思いで、晶の叱咤激励に耐え、無数の外科手術をこなしたことが、結果今の大門未知子に繋がったのです。そこで本作が語りかけるのは、大門未知子も普通以下の才能のない人間だったけど、毎日コツコツ基本的な主義に打ち込こみ、その積み重ねで、凡人が非凡の高みに登り詰めることができたことということなのです。
きっとその落差の激しさに、ドラマを見てこなかった人でも共感されることでしょう。
そして衝撃的なことは、「わたし失敗しないので」がウリだった、大門未知子に初めて手術中に患者が心停止してしまう危機が訪れることです。これまで神かがりのように祭り上げられてきた「デーモン未知子」としての神話を改め、人間・大門未知子としてファイナルを迎えたいという米倉の強い意志を感じました。
けれども転んでもただでは起きないところが大門未知子の強いところです。なんと医師免許の剥奪確実な危険な“悪魔の術式"に手を出してしまうのです。これには蛭間元病院長(西田敏行)を始め東帝大の幹部の面々は、何とか手術をやめさせようと声を張り上げますが、未知子は強い意志で周りの制止を振り切ってしまうのです。その強い意志に、周囲は唖然とし、しまいには蛭間を始め面々が未知子を止めるのを諦めて、号泣してしまうのです。とても感動的なシーンでした。号泣の訳は、未知子が治そうとした患者が、未知子にとって大切な人が脳梗塞を起こして道ばたにうずくまっているとき、その場で通報せず見殺しにしてしまうとした、未知子にとって仇のようにな存在だったのです。そんな仇のような憎むべき人物に対しても、たとえ医師免許を失っても絶対に治すのだという不退転の姿に、一同が「そこまでやるのか!」と感動したからなのでした。彼女の外科医としての覚悟の姿を見せつけられたシーンでした。ともすると医師免許剥奪の危険なリスクを掛けた手術を決断するする件は、現実にはあり得ないことなので、嘘くさく思われがちです。けれども、目力だけで医師免許の剥奪確実な手術を周囲に認めさせてしまった未知子の信念には、説得力がありました。そこには、未知子を演じる米倉の本作にかける覚悟の強さを、ヒシヒシと感じさせるシーンだったのです。
さらにそれは「わたし失敗しないので」とどんな人でも治すという強い信念を植え付けた師匠である神原昌の凄いところでもあります。これまでのシリーズでメロンおじさんとしてお気軽なところばかり見てきた人には、彼が中南米でどんな修羅場をくぐってきたのかぜひ見届けてほしいと思います。
●感想
この作品では大門未知子の生い立ち、人生を見ていく楽しさは、確かにあるのですが、それだけでなく、医療で〝現段階ではそこまで進んでいないもの〟を将来に託しているところが、医療ドラマの最後としてよくできている思いました。神原昌は30年前に自分が手術した患者が完治できず、その後ずっと苦しんできたことを気に掛けていたのです。
そして昌は、その患者の完治を弟子である未知子に託していたのです。
同じように現在難病認定で苦しんでいる人も、本作をご覧になることで、医療に未来に希望を持つことにきっとなることでしょう。
しっかりまとまってた
ドラマの延長みたいな作品は、あまり好きではなかったのですが、しっかり「映画」としてまとまっており、満足感高かったです。私なら絶対に選べないような選択を医師として選び決断した未知子がカッコよかった。そして、西田さんインタビューの時に「あまりでてませんので」と言ってましたが、めちゃくちゃ出ていて嬉しかったです。映画だからこそ、がいっぱい詰め込まれていて素敵な作品でした。ありがとうございます。
名優 西田敏行さんを偲ぶ。
先日10月に逝去されました西田さんが出演されているとの事で、
観る予定は全くありませんでしたが劇場に行った次第です。
76歳最後の雄姿を目に焼いて来ました。
数多くの作品に出演されてましたけども
私的に記憶に深いのは、
・植村直己物語(1986年)植村直己 役
・敦煌(1988年)朱王礼 役
・おろしや国酔夢譚(1992年)庄蔵 役
・学校(1993年)黒井先生 役
・THE 有頂天ホテル(2006年)徳川膳武 役
・火天の城(2009年)岡部又右衛門 役
・星守る犬(2011年)おとうさん 役
・ステキな金縛り(2011年)更科六兵衛 役
などなど・・・他にもいっぱい。
今作でお別れに成ろうとは思いもよりませんです。
あの ほんわり~とした声、姿にもう逢えないのかと思うと
淋しい限りです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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と言う事で、「劇場版ドクターX FINAL」ですね。
”私失敗しないので” このセリフのドラマですね。
実はあんまりTVドラマ観てません。ブラックジャックの女性版って感じなのでしょうね。よって深いツッコミは野暮ですわネ。
今作名言は:失敗しても良いオペは無いのよ。
コレですかね。
何でもハキハキとズバッと言うところが受けるのでしょう。
涙を流す顔がこれまた良い感じ。
守るべき大事な物があるって証拠ですね。
(不明点)
・神津比呂人の車を爆破しようとした犯人は誰?捕まった?
氷室淳の裏切りだったのか?謎のまま
・神津多可人 臓器移植 ⇒ 神津比呂人 へ
神原晶 心臓 ⇒ 神津比呂人 へ
当然双子間は臓器の型が同じで適応可能(年齢も合致)これは分かる。
本人承諾も取られていた。
しかし 心臓はどうなの? 急な手術って出来るの?
年齢とか適応型とか有るんじゃないの?
凄腕外科医なのに その辺ちゃんと調べず移植って言われてもね納得できない。
皆が言うように これは”殺人”です。
到底外科医のプロとは思えない判断。
それに、移植したあと、さらに神原晶へ人工心臓移植って言われてもね~
ぽか---ん (。´・ω・)? (´-ω-`) ??ですよ。
神津比呂人へ 人工心臓で良いのではありませんかね。
そこ、大いなる疑問点ですわ。
殺人罪で医師免許剥奪のリスク有るってゆうのに・・・
遣っている事が トンチンカン。
お、終わった 大門未知子・・・あっそか FINAL か。
そういう事ね。
晶さんの足の裏に ”へのへのもへじ”書いて、
足裏を顔額にまで押し当てて 何とか意識が戻るように願いを込めて
涙したのにね。
どうも そこの想いと、無許可移植のギャップが残念でしたわ。
(良き所)
・城之内博美 役:内田有紀さん
いつまでも若くて美しい。老いを全く感じない所が凄い。
これからも活躍を応援したいですな。
・大間正子 役:今田美桜さん
お酒飲んで盛り上がってる場面。自然な感じがするので結構お酒には強い方でしょうか。益々の活躍を期待してます。
・海老名敬 役:遠藤憲一さん
遠藤さんらしい役処。お惚けな感じいいですね。
責任者として警告 ”今すぐ止めるんだ!医師免許剥奪に成るぞ!”
ここ一番では頼れる兄貴感がイイですな。
今月入っても毎週新作ラッシュで
『はたらく細胞』 も近く公開。
この際 同じ医療系なんだし
”はたらく細胞ドクタ-Ⅹ” で この際融合(コラボ)でどうでしょうか。
海岸で倒れた時の神原晶さんの体内から ドラマスタ-トで
心臓移植と意識回復までを描くコラボ企画w。
本当に実現したら凄そう。
興味ある方は
劇場へGO。
晶さんは帰ってくる!
シーズン7、12年にも及ぶ超人気ドラマも
いよいよFinal。
晶さんの足裏に「へのへのもへじ」を
描きしがみつき未知子に泣かされるーっ😭
そして、蛭間院長役の西田敏行さんが劇場版の
公開を待たずして他界されたことを思うと
また泣けるわけです😭
晶さんはきっと帰ってくると信じてる。
何かもやもやした終わり方‥‥
前半のシーンで未知子が晶さんを呼んでも無視?返事しなかった理由や、後半の車の爆発した理由など謎が解決しないまま終わったのが何か残念です‥‥。
映画なのである程度の現実離れ感はあって良いと思いますが、心臓移植のシーンはありえなすぎて
わけが分からなくなりました。
主題歌のチョイスもどうかと‥‥。
広告が良かっただけに残念です。
過去作品を熱心に見てきたわけでない人の感想
そこまでそれぞれのキャラクターに思い入れがあるわけではないけど、西田敏行がもうこの世にいないということを思いながら見ていたら、やはり一抹の寂しさを感じた。
インディ・ジョーンズの時も思ったが、昨今の加工技術ってのは凄いもので、シミ・シワなどを取り除いた、若かりし頃のキャラクターを登場させられる。岸部一徳に関してはそれが少し怖いと思えるレベルで若返ってた。
伏線回収というわけでもないが、あの仕掛けをしたあの会社のあの人は、結局どうなったのだろうかと。
まぁ二転三転したけど、登場人物に関しては良い意味で裏切られたから、最後の締め方としては良かったかな。最後の最後、レーザーでも出そうな謎の武器で武装した兵士に囲まれるシーンは、諸々質感低すぎて失笑してたけど。
【”まだ生きてんだよ!そして師から学んだジョ・ヌンカ・ファジョの心。”今作は凄い作品構成だが、それを上回る物凄い熱量の大門の涙を湛えた眼力でのオペシーンにヤラレル、これぞエンタメと唸る作品である。】
ー ファンの方から、叱られそうだが、私はドクターXを観たことが無く(TVドラマを見ない。)大門を演じた米倉涼子さんも、”目力が凄い女優さんだな。”と思っていたが、演技を見た事が無かった。
だが、この映画は序盤のコミカルトーンから一変して、大門と神原晶(岸部一徳)の過去が分かって来る辺りから、大変に惹きつけられた作品である。そして、明らかになる師弟愛に沁みてしまったのである。-
■蛭間(西田敏行さん)が会長に退いた東帝大病院の病院長に、冷徹で凄腕の外科医神津比呂人(染谷将太)が就任する。タイムパフォーマンスを重視する彼は、50代以上の医師を次々にリストラし、穴埋めに呼ばれたフリーランス外科医の大門未知子の凄腕を認める。
が、彼は大門の営業担当である神原には過去の出来事により憎しみを持っていた。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤の外国のトップのオペシーンはナカナカ凄くて、”お、本格的‼”と思うが、その後の大門が日本に戻ってきてからのコミカルなシーンの数々に、”あれれ・・。劇場版だからなあ・・。”などと思いつつ、観賞続行。
・だが、神津比呂人(染谷将太)の双子で障害を持つ医療開発会社のトップである多可人(染谷将太:二役)の真の姿が明らかになり、更に彼が神原に憎しみを抱く理由が(想像はついたが)ミステリアスで、且つ大門が医師を目指した広島の呉時代が描かれる事で、物語に深みが出てくるのである。
何が、蛙の解剖やオペの練習の時に失神していた若き大門を、精神力が図抜けて強き外科医にしたのか・・。
・神津多可人を”演じていた”比呂人が、医療器メーカーの恨みを買って、車ごと爆破されるシーン。それを陰からジトーっと見ている医療器メーカーの男。(六角精二:2シーンのみ登場。お酒は飲んでいない・・。)
■今作のトーンを一気に変えるのは、若き大門と優れたる技と仁術の心を持ったおちゃらけていない若き神原昌が、キューバの劣悪な環境の病院で、奮闘するシーンである。
神原は、輸血の血が足りない場合には自身の腕に採血針を打ちこみながら、大門に対し笑顔を浮かべて”ジョ・ヌンカ・ファジョ(スペイン語で、”私は失敗しない”の意味に近い言葉。)ですよ。”と口にするのである。
凄く沁みるシーンである。
そして、現在の大門のオペの際の決め台詞”私、失敗しないので。”が生まれた切っ掛けのシーンなのである。
■クライマックスは、爆破により重傷を負った神津比呂人に、脳死状態になった神原多可人の臓器を移植するシーンと、動かない比呂人の心臓に、マッサージ、アスピリン注射、ショック療法を加えるシーンである。
そして、そのオペの際に多可人の臓器を見た大門は、母のお腹にいた癒着した双子の、比呂人と多可人の分離オペをした神原が、最善を尽くした事に気付くのである。
更に、比呂人の心臓が動かないのを見て、彼と出会い、詰られた際に心臓発作で倒れた神原のベッドを運ばせて、心臓手術を行うシーンにはビックリする。
それは蛭間が言うように、違法行為であり医師免許剥奪どころか、殺人罪にも該当するのに、大門は躊躇なく、だが涙を称えた物凄い眼で神原の胸を開きその心臓を比呂人に、移植するのである。
大門未知子という人物の魅力はここにあるのだろうなあ。
病院組織の中で生きる医師との違い。
それは、彼女が神原から教えられた”最も大事なのは、最後まで諦めない事。”を不撓不屈の強靭な精神で実行し、自分の患者を”生かす”事に、全力を尽くす姿が沁みるのである。
・更に細かい事を言えば、この映画ではモノローグを”プロフェッショナル”の田口トモロヲが担当している事も、ジワリと響くのである。(ドラマもそうだったのかな。)
<そして、憎しみを抱いていた”神原”と”多可人”のお陰で助かった神津比呂人が”生きて居て良いんでしょうか・・。”と呟く姿に、大門が言い放った言葉も沁みるのである。
今作は凄い作品構成だが、それを上回る物凄い熱量の大門の涙を湛えた眼力でのオペシーンにヤラレル、これぞエンターテインメント作品だと、唸る作品なのである。>
■エンドロールで流れる、急逝された西田敏行さんに献じられたメッセージも、哀しく沁みたなあ・・。
ふつう
ふつうかな。映画館で観るほどの映画ではなかったかな。
戦場というか野戦病院?のシーンがままごとっぽくて。
仮面ライダーのワンシーンのような。
最後の方の銃を持った兵士に囲まれてるシーンの兵士が持ってる銃がプラスチックのオモチャ感丸出しだったり。
ベッドの横の床に寝転んでる猫の動きがぬいぐるみだったり、海上でホバリングしているヘリの風圧で舞い上がる水飛沫がわざとらしく水滴が見えていて合成感がみえみえで不自然だったり。
数えあげたらキリがないのですが、だいじなところだと思います。
ドラマファンだがイマイチ
・突っ込みどころが沢山あるのはドラマ版でもそうであるし、そこが面白い所であるとは思うのだが、今回は「いささかやり過ぎでは?」と感じてしまった。大門未知子が冒頭のオペ終了後に拉致され手漕ぎボートと共にヘリから海へ落とされる、何の段階も踏まずに条件を満たしているのかも分からない患者から心臓を取り出し移植する等の描写に自分は引いてしまい、素直に面白いと思えなかった。
・東村練は先日放送のドクターYの東村練と同一人物なのか?ドクターYの時点ではスチューデントドクターだったのが、今回の劇場版では研修医として出演していて、時系列がイマイチ飲み込めなかった。ドクターY内で2年後の国家試験に望むと言っていたような気がしたのだが…あれは数年前の話だったのだろうか。
・ドクターYでの東村練のキャラクターが良いなと感じていたので、今回劇中の飲み会シーンやオペシーンでそこに居る流れが分からない上にあまり台詞も無いので居る必要性も感じられず残念だなと思った。
・元々気弱な大門未知子が凄まじい努力と多くの壮絶な経験を積み現在に至る…というのはドラマ版で既に分かっていた事なので、学生時代の大門未知子の描写より、大門未知子の父親等の描写が欲しかったなと個人的に感じた。
・神津比呂人が病に倒れた神原晶を放置したまま立ち去るシーンがとても辛かった。水に浸りながら倒れている神原晶の姿は本当にショッキングなものに映った。これは自分自身、神原晶がとても好きだからだと思うが、正直もう二度と観たくないシーン。
・昏睡している神原晶の足裏に大門未知子がへのへのもへじを描くシーンは「何故急にへのへのもへじ?」と感じてしまい、その後の大門未知子と城之内博美の感動的なやり取りに集中出来なかった。「いくら神原晶相手とはいえ、大門未知子は患者にそういう事をするのだろうか?」と気になってしまった。しかしラストシーンへの繋がり方は好きだった。
・神津比呂人が爆破事件に巻き込まれた理由が正直自業自得な部分もあり、それにより神原晶が人工心臓を着用する事になってしまうのは、何だかやり切れないなと感じてしまった。もちろん如何なる理由があっても加害者が100%悪いというのを理解した上での感想。
・そもそも人工心臓を神津比呂人の方に使用する事は出来なかったのかという思いが拭えなかった。また「70代後半患者の心臓を、おそらく30代くらいの患者に移植する事は問題ないのだろうか?」と考えてしまい、正直かなり醒めてしまった。
・神津比呂人の緊急処置してる際に、「やめろ」と止めにくる加地秀樹と海老名敬にも正直「えっ?」となってしまった。それが無いとその後が続かないのかもしれないが、流石にこれだけの付き合いのある2人がこの緊急事態にそんな事を今さら言うだろうか?
・神津比呂人のオペシーンで大門未知子以外の人達が涙しながら立ち尽くしているシーンも好きではなかった。ドラマでも同じようなシーンは複数あったが、あの大人数でしっかり時間を取ってやられるとかなり違和感があった。おそらく感動的なシーンだったのかもしれないが、「大門未知子以外作業していないが大丈夫なのだろうか…」と考えてしまい全く感動出来なかった。名も無きスタッフの方達は動いていたかもしれないが、記憶が曖昧である。
・加地秀樹が最後の最後に急に告白するのがよく分からなかった。案の定無視されてただのギャグシーンになっていたが、唐突過ぎて頭の中が疑問符だらけになった。先日放送のドクターY内でも横領したり借金したりで、加地秀樹のキャラクター性の崩壊が激しすぎるのではと感じた。好きな登場人物の1人なのでとても残念。
もはや言い掛かりとしかいえない感想を述べたが、好きな部分も当然あるし、お馴染みの方達が集まって賑やかにしている様をスクリーンで観る事が出来たのは本当に嬉しかった。
ただ、ドクターXシリーズがとても好きな自分としては「これがファイナルなのか…」と思うと落胆の気持ちの方が大きい。
令和の敵も優しく噛み殺す大門美智子、永遠に不滅です!
テレビ版の敵は「白い巨頭」だったが、令和の映画版の敵は、「生産性とAI」を最優先する病院長(兼、仮装スタートアップ企業社長)。白い巨頭はその前に呆気なく崩壊する。時代の変化を感じる。
変わらないのは大門美智子と柏原名医紹介所。どんな時にも患者ファースト、人命最優先、大好きな手術で腕を振るう。テレビ放送ファンにとっては、いつものルーティン〜手術後に水のようにがぶ飲みするガムシロップ(10個)や銭湯、麻雀シーン、晶さんの高額な請求書、美智子の名セリフ「私、失敗しないので」〜が散りばめられてて、ニンマリ。他のファンの方に怒られるかもしれないが、水戸黄門的痛快さと安心感がある。
この「失敗しないので」の決め台詞は、今回も重要なキーワード。これがどこからきたのか、ファイナルで解き明かされる。
単なる啖呵ではなく、大門美智子医師の起源を表し、信条となっていく過程を、令和の敵に対峙し、神原晶との師弟関係を絡ませながら描くストーリー展開が秀逸。終わりの時に、始まりを振り返り、美智子医師とは何者なのかを一本の筋で貫く。
そして最後に、さらに重めの展開がまつ。愛する師匠を見殺し(枯殺⁈)にした令和の敵の命が大門美智子の手に委ねられる。
さらに美智子は、その2人の命を秤にかける選択をする。究極すぎるでしょ!
そこで、大門美智子らしさが全開になるのは言うまでもなく、彼女の愛、死生観、医師哲学が爆発します。
ここで普通の人は、医師により二つの犯罪が犯されていることを懸念すると思います(私も)が、いやいや、フィクションだから、と言い聞かせて話に集中します。
しかし、この極端な描き方こそ、悪に対峙して美智子の正義が貫かれる、水戸黄門的痛快さと、このドラマの主張をわかりやすく浮かび上がらせ、カタルシスをくれるのだと思います。
シンプルな描き方(対比)でありながら、でも、テーマとしてはいくつか重めのものが複数絡んでいます。医師の正義、生と死、新世代と旧世代、命の継承、医療はビジネスなのか、AI(生産性)対人間、等等。それを一本の解としてブレずに持っているのが大門美智子。ディテイルの安易さはさておき、雑多な断片にならず、一本のストーリーとして、明快に描ききったところに脚本家の力量を感じます。
そして、ドラマはラストステージへ。大門美智子の熱い決断に涙腺崩壊してるところに、西田敏行演じる蛭間元院長のお決まりの隠蔽と、神原晶に人工心臓を入れていた、というセーフティネットがひかれていて、脱力気味の笑いと安心感で終われるのもドラマと一緒です(笑)
(西田敏行さん、本当にwe miss youです)
これはゴールデンタイムのTVでなんか放送してはいけません。コンプラとか、子供に悪影響とか言ってる人は見てはいけません。日々、社会の複雑さと重責と戦い、疲労した大人が、水戸黄門的痛快さで、元気をもらうためのストーリーです。大人のディズニーランドです。
そういう意味で、この映画版は期待を裏切らず突き抜けてくれて、楽しめました。(ちょっと付け焼き刃的設定はあるものの)
大門美智子はいつも敵がいっぱい。だけど、最後は敵をも自分の愛の輪の中に巻き込んで、敵でなくしてしまう懐の深さが、ある種のヒーロー的に憧れてしまうところなんだと思います(こんな人いるわけないから、何のロールモデルにもならんけど)。
最後に、手術代の請求書が美智子の手書きで、いつもと違う金額。これがファイナルの証⁈
バイバイ大門美智子、また帰ってきてね!
と、つい思ってしまうファイナルでした。
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