劇場版ドクターXのレビュー・感想・評価
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ずっと観てきた人には面白いと思えるはず
非常に個人的な話で恐縮ですが、
ドクターXの熱烈なファンではないです。
放送していればなんとなく観る、くらいの視聴者でした。
まず総評ですが、タイトル通り「見続けてきた人は面白い」と思います。
終わりそうで終わらない、進みそうで進まなかった謎が一気に解決します。
なぜ大門未知子がドクターXなのか、
なぜ彼女がスーパードクターになったのか、
しっかり説明してくれます。
これはファンにとってとてもうれしい決着です。
映画なのでロケも贅沢です。
ただ、ロケーションが素晴らしいぶん、その尺が少し冗長です。
私個人では許せる範囲内です。
ドラマ部分はとても良くできていると思います。
ところどころでひっかかるのですが、
概ね流せます。
ただ、あるシーンであまりにも驚きすぎて
このまま終わるなら私の評価は下げざるを得ない、、、
と思っていました。
が、杞憂でした。
きっと、大門未知子はこれからも世界中で
活躍していくんだろうなあ、と見終わった後に
ホッコリできるエンディングです。
米倉さんのご病気により新作が出ないのでは、と
ヤキモキしていた方にもギリギリ間に合ったと思います。
そして、西田敏行様、永らくお疲れ様でした。
西遊記からずっと大ファンでした。
西田さんがいなかったらこのドラマはこれほどの名作に
ならなかったと思います。
エンディングで歴代のメインキャラがどんどん出てきて
とても懐かしいです。
そうだ、そうだ、あの人も出てた!
という人がどんどん出てきます。
それでもやっぱり、若かりし頃の米倉さんの美貌が
圧倒的なインパクトでした。
最近の映画やドラマは主題歌の使い方が非常に重要です。
今回もそこは重要なポイントだと思っていました。
Adoさんの主題歌(作詞・作曲はYOASOBIのAyaseさん)が
めちゃくちゃ素晴らしいのでどんなシーンで流れるのか
とても楽しみにしていたのですが、
本編終了後に流れてきたのは残念です。
泣く準備はできていたのに、、、、、
もうYoutubeにも挙がっているのでぜひ聴いてください
映画を見終わってから、とくに歌詞を見ながら聞くと号泣できます
あ、今気が付いたのですが、
CMでやっていた「御意」の意味についてのくだり
本編にはありませんでした!!
良く考えついたと感心させられる物語
12 年間に7期制作されたテレビドラマの完結編である。映画にまでする必要があるのかと最初は思ったが、あまりに物凄い物語に度肝を抜かれ、終いには感涙を禁じ得なかった。良くこのような話を考えついたものである。平日の初回に観に行ったのだが、場内は高齢者でほぼ満席で、あちこちで啜り泣きが聞こえた。
馴染みの面々が顔を揃える中にあって、今回の最大の敵として立ちはだかるのは初登場の人物である。その生い立ちに神原晶が深く関わっていたことが話の発端になっている。テレビドラマで触れられて来なかった神原と大門の過去や関係性が丁寧に描かれていて、決め台詞「私、失敗しないので」のルーツまで示され、それだけでも見応えのあるものになっていた。
堂本が大門の過去を訪ね歩く中で、出生地の呉の風景が見られたのも良かった。今年の7月に行ったばかりで、海自の潜水艦が停泊しているところも見てきた。道を挟んだ反対側にはセブンのお店と、その2階に港を見渡せる喫茶店があるのを思い出した。
今回最大の見せ場となる手術は、完全に違法であり、殺人罪に問われる話である。それに、適合性も確かめないとかあり得ない。他に使われている医療技術も、細胞 3D プリンタによる人工血管や、埋設型の人工心臓、幹細胞培養による脳細胞治療など、いずれも未確立なものばかりで、その辺はかなりリアリティが怪しかったが、物語の迫力に押し切られたような感があった。
大門の若い頃を演じた八木莉可子は少ない登場ながら違和感がなかった。第一期で院長役だった伊東四朗など懐かしい顔も見られた。西田敏行は多くのシーズンに登場して蛭間院長役を演じており、これまで演じた役の中でベスト5に入るほど気に入っていた役なので、演じられなくなるのは寂しいと生前語っていたそうである。最後に追悼メッセージがあるが、エンドロールを全て見る必要がある。
口笛だけの旋律で雰囲気を瞬時に感じさせるテーマ曲は秀逸で、劇中の音楽への力の入れようも半端なく、出来も素晴らしいものだったが、最後に流れた歌謡曲は、まるで街宣右翼や 70 年代の学生運動のアジ演説を彷彿とさせるような怒鳴り声での歌い方で、折角の雰囲気を台無しにしていた。何故こんながさつな歌を最後に聞かせて観る者の神経を逆撫でするのか、意図が分からなかった。聞きたくないので耳を塞いでエンドロールを見る必要があった。迷惑至極である。
米倉涼子演じる大門未知子の一番の魅力は、術野を見つめる時の鋭い眼光である。歳を取らない城之内医師とともに、あの視線が見られなくなるのは寂しい限りである。
(映像5+脚本5+役者5+音楽4+演出5)×4= 96 点。
サイコパスVSドクターX
先ずはドラマみましょう
劇場版も良かった!
医療現場を目の当たりにする本作品は患者に勇気と希望を与えてくれて居たと思います。自信過剰とも言われる傍らで何一つ屈しない大門未知子の姿が私は好きです。今回も難題を抱えた患者達を救う姿や紹介所の晶さんの残した患者との結びつきと淡々と描かれて居たと思いました。finalのゲストして登場した染谷君の豊満経営等意表をついていてとても面白かったです。
田中圭は重要な役割について居てfinalの大門未知子と晶との関係性を上手く繋いでいたと感じました。
又、西田敏行さんの存在感は健在で大門未知子を擁護するなど彼女の姿勢に本作の年輪を感じるのでした。
ラストは語らずとも医療の神の領域に入り込んでしまったかと思うエンディングで涙を誘われてしまいました。
大門未知子という人の最高さが詰まった最高の映画です。優しくて弱くて...
見事な完結
ラストに『西田敏行』さんへのメッセージが…
この物語のラストに立席せずに見届けることをお勧めします。
もちろん突っ込みどころはありますよ。
でも全て目をつぶっても許せちゃう素敵な終わり方です。
染谷将太の魅力的な役作りもその要因です。
クールなビジネスマンでもあり感情露わな男でもある。
彼を持ってきたプロデューサーの勝利(笑)
いつメンも安定のクオリティでこのドラマが大人気のまま続いて来た歴史を感じずにはいられません。
そして『大門未知子』と共に歩んできた米倉涼子の魅力に脱帽です。
また八木莉可子の目ヂカラがなかなか良い(笑)
エンディングで流れてくる過去の名シーンの数々に溜息しか出ませんでした。
是非!とお勧めしたい1本です。
finalに相応しい最高の作品
本当に最高の作品でした。ファンであればあるほどこの作品に対する想いも変わってくるかもしれませんが、知らなくても人間関係が分かりやすく表現されているので入りやすいと感じました。西田敏行さんも完成報告会見で「出番があまりない」とおっしゃっていましたが、しっかりと活躍されており、貫禄もあるのでまだ亡くなられたことが信じられません。西田敏行さんのことが好きな方も絶対見てください。ストーリーもしっかり構成されており、さすが中園ミホさんだと思いました。演技も誰1人として下手な方はおらず、ゲストの染谷将太さんや西畑大吾さん、綾野剛さんなどの一人ひとりの個性もしっかり表現されていてとても良かったです。BGMも作品をより一層引き立てており、やはりドクターXはすごいです。ドクターX制作陣の愛に溢れた12年間の集大成、ファンの方もドラマを見たことがない方もぜひ見てほしい作品です!
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