劇場版ドクターXのレビュー・感想・評価
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最後はブラックジャック
ドクターXでお決まりの、旧態依然の愛すべきおじさん達 VS 若き新鋭。 所々に??はありましたが、 泣けて、笑えて、懐かしめて、とても楽しい128分でした。
失敗しない天才女性外科医の壮絶なラストオペ
人気テレビシリーズの劇場版最終作。最終作に相応しいスケールと迫力で魅せてくれる。最終作に賭ける作り手の並々ならぬ意気込みと覚悟が感じられる作品である。 東帝大学病院の経営再建のために新院長に凄腕外科医・神津比呂人(染谷将太)が就任する。彼の双子の弟・多可人は医療機器メーカのCEOであり資金バックアップも可能である。比呂人はリストラを断行し医師達に長時間労働を課し、かつての同僚・森本が呼び寄せた主人公・大門未知子(米倉涼子)にも月200件の手術を依頼する。未知子の師匠・神原晶(岸辺一徳)に会った比呂人は顔色を変える。一方、森本は未知子の過去を知るために広島に向かう・・・。 シリーズでお馴染みの面々に新メンバーを加えた豪華な俳優陣で、今回は、迫力ある手術シーンばかりではなく、未知子の過去に迫っていく。彼女が天才外科医になるまでのプロセスに迫っていく。 未知子と比呂人が互いの高度な手術スキルを競い合う手術シーンが出色。天才は天才を知るという諺通り、二人は互いのスキルを認め合い意気投合していく。 難しい手術を即断即決で手際よく捌いていく未知子の姿、目力の強さが映画館の大スクリーンで増幅されている。余人を寄せ付けない程のオーラ。失敗が許されない手術という真剣勝負に全てを注ぎ込んで挑んでいく凄味に圧倒される。 そんな未知子の手術スキルは天賦のものではなく、壮絶な艱難辛苦と努力の末に身に付けたものであることが淡々と綴られていく。まさに“艱難汝を玉にする”の諺通りである。 また、“私、失敗しないので”という強気な名言も、自分を鼓舞し失敗が許される手術はないという戒めに基づいていることが明らかになる。 終盤のクライマックスで、比呂人を救うため未知子はタブーを侵す。禁じ手を使う。何よりも命を最優先する未知子の揺るぎない医師としての生き様が強く胸を打つ。 まだまだ観たいシリーズであるが本作で観納め。 惜別を込めて、長い間ありがとう。
もう二度と集める事の出来ない最高のキャスト。
もともと医療系ドラマは好きだったのですが、テレ朝の作るドラマと相性が良くなかったのでドクターXは時々見るだけでシリーズを通して見た事はありませんでした。この劇場版は稀代の名優の西田敏行さんの遺作でもあるので、心して観て来ました。
子供の頃から怪我や病気で何回も入院した事があり、普通の人より医療知識はあるので突っ込みどころ満載の脚本でしたが、そこを無視すればストーリーとしては良く出来た作品だと感じました。
「ただし」ですが・・・ 大門未知子と神原晶の関係性を紐づけするキューバの野戦病院のシーンは勿論必要でしたが、作品の最初と最後に挟み込んでいる海外要人(中東っぽい)の手術シーンは無くても良かったのではと思いますし、神津比呂人が爆殺されそうになった経緯や神原晶が神津兄弟を手術した経緯をもう少し深掘りすれば作品に厚みが出たと感じました。
テレビ屋さん
中南米らしき洞窟でのばい菌だらけの手術シーンから始まり、突如日本の海岸でヘリコプターからゴムボートに乗り降ろされる展開。その後、「お腹が空いた」と言いながら漕ぎ進むわざとらしいシーンが続き、15分ほどいつもの茶番が展開されましたが、退屈さに耐えきれず、劇場を後にしました。映画としての工夫が見られず、まるでテレビドラマの延長を大スクリーンで見せられるような内容に失望しました。テレビ朝日開局65周年記念と銘打ちながら、映画という媒体への理解や敬意が欠けており、テレビ製作側の感覚のズレを強く感じます。 公開3日で観客動員数100万人、興行収入30億円超えが予想される一方で、製作側は「儲かれば良い」という発想だけで同じ手法を繰り返すのでしょう。映画としての質や未来を考えるつもりがないのは明らかで、日本映画がこうして安易な量産型作品に埋め尽くされていくことに暗澹たる気持ちになります。
ドクターXの秘密を年齢層広く 〜最後の西田敏之さん〜と
2012年からテレビ朝日系列で放映されて来たテレビドラマドクターX ~外科医・大門未知子~がついに映画化❣️臨場感を大画面で、あの大門登場時の口笛とドクターXと画面に出るまでのオーケストラサウンドトラックが大音量で体感出来る事も魅力✨。足掛け12年続いた同シリーズの完結がメディアで発表されただけある豪華俳優陣が集まった作品。
主演の米倉涼子演じる大学病院の医局に属さず、怪しい名医紹介所に所属しながら、様々な病院を渡り歩く孤高のフリーランスの外科医・大門未知子。はじまりは今回の主を物語る様な師匠・晶さんの医師のワンシーンからフリーランスの天才外科医・大門未知子が、某国の大統領の命を救うため日本を離れていたシーンへ展開。その頃、東帝大学病院では、若き新病院長・神津比呂人が現れる。比呂人は凄腕の外科医で政財界にも顔が利き、双子の弟・多可人は医療開発会社で資金のバックアップ問題がありながらも、冷静冷淡に現代のテクノロジーを応用したビジネス展開を主に動かす経営者。病院内は50歳以上はいらないと発言し、徹底的なシフト形成と合理化の大号令がかかり、次々とクビを切られる医師や看護師。かつての同僚・森本に東帝大学病院に呼び戻された未知子は、比呂人と意気投合するが、未知子の師匠・晶と会った比呂人は顔色を変える。主人公が3人いる今作は、俳優陣のセリフ、顔色、表情変化もしっかりと描かれ、子供のシーンでは動物の命の大切さをも伝えている様に感じる。現代不足している地域の交流を背景にした、尊敬している人の経緯を自分の足で出向き、一軒一軒頭を下げ尋ねて歩き、どんな育ちだったか、なぜ大門や晶さんが今の関係や心境に至るのかを大切に描いている。周りがどんなに否定してもどんな患者も助ける大門と晶さんの初心が美しい。
2人の関係性と大門の優しい心に涙を覚える。
森本さんの動きにも注目。
最後に大門がモテる事も感じる作品です。
サイコパスの田中さんも三役演じ、ハマり役で素晴らしいと感じました。
映画好きの方や音響の立体感をより臨場感を感じたい方はIMAXや音響重視の劇場で観る事をお勧めします。ぜひエンドロールもお立ちにならずゆっくり楽しむ事をお勧めします。
足の不自由な方や高齢の方、複数の男性グループで、ご家族数名で鑑賞と大変幅広い年齢層が劇場にいらっしゃったのは、ドクターXの出演者はじめ、感動やワクワクを求めている方が多いと劇場の雰囲気にも感激しました。
公開1週間後の土曜日12時台の上映開始、劇場は満席でした。満席の劇場はハリーポッター以来です。
西田さんありがとう。
原作やサスペンスが好きな方は、現実とはかけ離れた内容かなと感じますが、命や医師として人と向き合う大切さを軸に観ると良い作品だと思います。
医療系の方が観ても時に共感と感動を感じ、生きる力を作品です。
ぜひ劇場でお楽しみ下さい^ ^。
素晴らしい作品でした。
最後の西田敏行さん
当然、大門未知子(米倉涼子さん)が主演ですが、最後の西田敏行さんの映画ということもあって、感慨深いものでした。
最後に映画を撮り、宣伝して、亡くなる。最後まで俳優だった気がします。
映画全体ですが、大門未知子の誕生秘話などが描かれて、今までにない話が多く、改めて本当に最後なんだなぁと思いました。
面白かったけども、もっと面白い場面もあったのかもと思いつつ、各メンバーも、シリーズを追うごとに、自分もそうですが、歳を重ねたなぁと、色々思うことがありました。
エンドロールで、過去の登場人物の映像が流れましたが、本当に凄い演者が沢山出ていたことが振り返られて、改めて名作だったと思います。
凄い良い終わりというわけでもないですし、少し寂しい気持ちですが、これはこれで終わりで良いのかなぁと思いました。
ファンなら見て損はない。
めっちゃ良いかと言われたら、ちょい手前くらいの感じでした。 大門さんの過去がよくわかり、神原さんの関係とか、その当時の映像が凄いなと感激しました。 後半の下りは手に汗握る展開でしたが、最初の1時間くらいの流れは、少しダルかったかな。 ドクターXのファンのための映画って感じで、地上波のシーズンの展開を映画に全部ぶち込んだストーリーに感じました。 ちょい泣けるし、これで見納めかと思うと残念です。 毎シーズン、キャストが素晴らしく、いつも楽しみにしてたのに、心にポッカリ穴が空いた感じです。 血を吐く努力があって天才なんですよね。 10歳の息子はめちゃくちゃ良かったと言っていたので、オッサンオバサンだけじゃなく、是非Z世代の方にも見て欲しいです。 セリフが刺さる人には刺さります。
ホントにファイナル?(笑)
私は「ドクターX」を全く観たことがありませんが、それでもなかなか楽しめました。 ただ、「ブラックジャック」は漫画ですが、この映画版「ドクターX」はあまりにも無茶すぎて漫画を超えてしまっているのがちょっと笑えます。 西田敏行氏の「最後」の仕事だとは思いますが、少々疲れた表情に見えるのは、後付された印象でしょうね。もしも亡くなっていなかったら、そんなことを微塵も感じなかったと思います。 米倉涼子と内田有紀が同い年で来年ともに50歳になることに驚いた次第です(笑)
とりあえず合格点をあげるけれど。
まぁ、娯楽映画だから細かい事を言っても、興ざめするし、先ず楽しみたかどうかが私の評価基準だ。 それなりに楽しめたし、鑑賞料金分の価値はある。 たけど私は観客を満足させるために、娯楽映画とはいえ媚を売ってはいけないと考えている。現実が厳しいから映画だけでも夢をみさせてよ、の気持ちはわかるけれど。 米倉涼子はそれなりに歳を重ねているけれど、内田有紀はそれほど歳を取っていないので、2度びっくり。
エンドロールに涙
ほんとに亡くなったんだなあ、と思いながら見てると気のせいか西田局長の顔はやはりしんどそうに見えた。 思ったよりも登場シーンも多く、かなり頑張って撮影にのぞまれたんだろうな、と想像。 作品はもちろん、劇場版、ファイナル?にふさわしい豪華な布陣でお約束満載の水戸黄門スタイル。 田中圭の復活やエンケンさんはじめとしたお馴染みの顔ぶれに安心感。 意外と八木莉可子がどハマりしててびっくり。 お二人、似てらっしゃるのね。 はじめて気づいたけど。 神キャスティング。 綾野剛はちょっと無駄遣い感が。 まだギリやれそう?な雰囲気も残しつつ、フィナーレを迎えた今作。 テレビ新シーズンは厳しいかもだけど、SPドラマなんかで北の国からスタイルでもいいから続けてくれないかなあ。
ドラマからのファンで早く観たいという方には良いかもしれませんが私的...
ドラマからのファンで早く観たいという方には良いかもしれませんが私的にはTVで放送されるまで待っても良かったかなという感じでした
よくあるドラマの劇場版とは一味違います。
人気ドラマの劇場版というと、予算が多くあるので、大物俳優が出演して名所旧跡でロケして、やたらスケール感を出します。そして肝心なストーリーはとなるとショボいのが定番です。本作も同じ轍を踏むかのように、まずは天才外科医で冷徹な男として染谷将太が敵役のように登場。東帝大学病院の新院長となります。そして大門未知子と対峙するという展開を匂わせます。ところが、そこから大門未知子の幼い頃からの半生へと展開されていきます。FINALと題していることから、ドラマ内での伏線回収という意味合いのようでした。そしていわくつきの相手という設定へという流れとなりやはり同じ轍と思われました。
ところが、ここから意外な展開となります。
敵役と競うのではなく救う展開へ。
そして究極の救命対応として移植という手段を駆使していきます。
どんな人間であっても目の前にある命を救う為にはベストを尽くすという大門未知子の姿があります。この心情から「わたし絶対失敗しませんから」へのセリフに込められた意味となります。前半のドラマ延長線のだらだらが後半ではしっかりとしたまとめたものとなっていました。
モヤモヤ感があるのは肝臓に心臓となんでもかんでも簡単に移植ができるものなのかということと、人工心臓があるのにわざわざ昏睡状態の人間から心臓を取り出し移植した後、その人間に人工心臓を移植していますが、最初から人工心臓移植すれば良いのにと思いました。
たまに映画館に行く層にはエンタメとして十分楽しい!
ご存じ「私、失敗しないので!」でお馴染みの「ドクターX」の劇場版。
海外の要人の訳あり手術を無事に成功した未知子だったが
気がつけば海の只中にゴムボートと共に置き去られていた。
そんな毎度お馴染みの荒唐無稽なファンタジー設定から映画は始まる
しかも今回はあの海老名先生が大病院の院長とな!!
「白い巨塔」宜しく海老名先生が先頭に立って病院内の総回診!
ところがそれは一瞬の出来事。
すぐに病院理事会の決めた新しい院長がやって来て病院改革の大鉈を振い
有ろうことか海老名先生はリストラされることに〜〜。
いつものメンバーといつもの設定でひとしきり笑わせてもらったあと
実は新しい院長の本当の目的が分かる。
本当の目的を探る過程で未知子の過去と神原晶との関わりが明かされる。
そんな中、神原晶が脳の病気で倒れて〜〜
ドラマを観てきたファンだけでなく、
今回初めて「ドクターX」を観る人でも
十分楽しめるエンタメ作品となってます。
ぜひ、映画館で!!
で、月に8回程映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
ドラマは結構、観ていたから世界観や設定などは十分理解していました。
12年かけて米倉涼子とスタッフが作り上げた
「ドクターX」への愛が伝わって来て本当に楽しい作品でした。
大門未知子の設定こそ、思いっきりファンタジーだけど
その中で扱う手術や病気は本当に論文が出されている症例と手術法を
専任の医学経験者によるチームが世界中の症例から
探し出して来ているそうで(番組プロデューサーがYouTubeで語ってました。)
そこがこのドラマの説得力を増していると思います。
ただ、今回の映画で一箇所それはどうなの?と思うことは
30歳くらいの青年の体に高齢者の心臓を移植する件。
ここ、泣きポイントを作りたいがための無理やり感が〜〜
この手術の前に別の患者のための人工心臓の話をしていたので
私はてっきり人工心臓を取りに行ったと思ったのに〜〜
ここだけは30代の青年に老人の心臓を使わなければならない理由を
例えば人工心臓の最後の調整に時間がかかって間に合わないから
今そこにあるフレッシュな心臓を遣わざるを得ない!
とか、そんな事柄をもうちょっと強調して欲しかった。
でも、この手のドラマ映画でよくある声として
わざわざ映画にしなくともスペシャルドラマで良いのでは?
と言う感想についてですが、例えば好きなアーティストのコンサートとか
贔屓のチームのスポーツ観戦などをほぼ行かない様な層のお客さんが
気楽に多くの人と同じものが好きと言う一体感を味わうには
案外大事なコンテンツなんだな〜と思います。
大きな声で応援する訳では無いけど、お決まりのギャグを皆で笑い
決まり文句でスカッとする!そんな一体感は結構楽しいもんですよ。
「きのう何食べた?」とか「科捜研の女」などを劇場で観て、
中高年のおじさん、おばさんがみんな、ああ、そうそう!と頷く感じ。
私もほぼそっちの世代ですからそれなりに楽しいです。
この手のドラマ映画って、中高年にとってのアニメの劇場版であり
お気に入りアーティストのコンサートであり、ご贔屓チームの試合なんです。
どうぞ、ぜひ劇場で一体感を味わってくださいね。
シリーズ完結に
テレビドラマと同じ様に面白い。これはテレビシリーズの映画化としては必須条件ではないでしょうか?お客の求めるものがしっかりある。
TV以上のスケール。また、余り扱われていなかった、大門未知子の過去がしっかり描かれているのも特別感がある。
TVでは実現し難い映画ならではの内容。賛否両論あるとは思うが、敢えて倫理的にどうかと思う展開にしてるのは、現在のTVのコンプライアンスでは不可能だろう。
そして、永年続いたシリーズの完結として、良い物語の落としどころだった。
まぁ、最後に岸部一徳さんが意識を取り戻しそうな表現は要らなかったかな。その前の展開が台無しだった。
#ドクターX劇場版
#ドクターXファイナル
#ドクターX
帰ってきた!デーモン(大門)
最初から飛ばしてきた大門とマネージャー なんやらマネージャーの様子がおかしい? (伏線) そんなわけで帰って来るときもヘリコプターで破天荒に帰国。笑。しかも偶然にもあの元スタッフがその近くにいるとは。(さらに伏線)。相変わらずここからいつもの流れがはじまると思いきや、なにか様子がおかしいようで。今回は風向きが違う。どうなる大門。西田敏行さんの遺作でもあるこんさく是非とも劇場にてご覧ください。
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