「ドクターXの秘密を年齢層広く 〜最後の西田敏之さん〜と」劇場版ドクターX ひまわりさんの映画レビュー(感想・評価)
ドクターXの秘密を年齢層広く 〜最後の西田敏之さん〜と
2012年からテレビ朝日系列で放映されて来たテレビドラマドクターX ~外科医・大門未知子~がついに映画化❣️臨場感を大画面で、あの大門登場時の口笛とドクターXと画面に出るまでのオーケストラサウンドトラックが大音量で体感出来る事も魅力✨。足掛け12年続いた同シリーズの完結がメディアで発表されただけある豪華俳優陣が集まった作品。
主演の米倉涼子演じる大学病院の医局に属さず、怪しい名医紹介所に所属しながら、様々な病院を渡り歩く孤高のフリーランスの外科医・大門未知子。はじまりは今回の主を物語る様な師匠・晶さんの医師のワンシーンからフリーランスの天才外科医・大門未知子が、某国の大統領の命を救うため日本を離れていたシーンへ展開。その頃、東帝大学病院では、若き新病院長・神津比呂人が現れる。比呂人は凄腕の外科医で政財界にも顔が利き、双子の弟・多可人は医療開発会社で資金のバックアップ問題がありながらも、冷静冷淡に現代のテクノロジーを応用したビジネス展開を主に動かす経営者。病院内は50歳以上はいらないと発言し、徹底的なシフト形成と合理化の大号令がかかり、次々とクビを切られる医師や看護師。かつての同僚・森本に東帝大学病院に呼び戻された未知子は、比呂人と意気投合するが、未知子の師匠・晶と会った比呂人は顔色を変える。主人公が3人いる今作は、俳優陣のセリフ、顔色、表情変化もしっかりと描かれ、子供のシーンでは動物の命の大切さをも伝えている様に感じる。現代不足している地域の交流を背景にした、尊敬している人の経緯を自分の足で出向き、一軒一軒頭を下げ尋ねて歩き、どんな育ちだったか、なぜ大門や晶さんが今の関係や心境に至るのかを大切に描いている。周りがどんなに否定してもどんな患者も助ける大門と晶さんの初心が美しい。
2人の関係性と大門の優しい心に涙を覚える。
森本さんの動きにも注目。
最後に大門がモテる事も感じる作品です。
サイコパスの田中さんも三役演じ、ハマり役で素晴らしいと感じました。
映画好きの方や音響の立体感をより臨場感を感じたい方はIMAXや音響重視の劇場で観る事をお勧めします。ぜひエンドロールもお立ちにならずゆっくり楽しむ事をお勧めします。
足の不自由な方や高齢の方、複数の男性グループで、ご家族数名で鑑賞と大変幅広い年齢層が劇場にいらっしゃったのは、ドクターXの出演者はじめ、感動やワクワクを求めている方が多いと劇場の雰囲気にも感激しました。
公開1週間後の土曜日12時台の上映開始、劇場は満席でした。満席の劇場はハリーポッター以来です。
西田さんありがとう。
原作やサスペンスが好きな方は、現実とはかけ離れた内容かなと感じますが、命や医師として人と向き合う大切さを軸に観ると良い作品だと思います。
医療系の方が観ても時に共感と感動を感じ、生きる力を作品です。
ぜひ劇場でお楽しみ下さい^ ^。
素晴らしい作品でした。