「未知子さん「私、失敗しないので!」は傲慢。」劇場版ドクターX マツキヨさんの映画レビュー(感想・評価)
未知子さん「私、失敗しないので!」は傲慢。
TV版ドクターXから医事監修がしっかりしていて、ある程度あり得る医療ドラマとして成立しているところもあり、漫画チックなところも許容範囲でした。
でもTV版からこのドラマのプロデューサー側は、かなりのスキルを持った外科医が術式と寸分違わぬ手術をすれば、ガン患者であろうと交通事故で全身打暴・内臓破裂があろうと救命出来ると信じているふしが有り、傲慢だと思ってました。
劇場版ドクターXはこのスタイルを更に発展させ、医師法・医療法も無視した荒唐無稽の医療もどき映画になっていました。
大門未知子を演じておられる米倉涼子さんも脚本を与えられた時に「これはこの映画で幕引きをしなきゃいけないな。」と感じておられたかもしれません。
エンドロール最後に西田敏行さん追悼の文言が涙を誘いました。
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