「「ソープ」は「介護」を生かすための道具立て?」うぉっしゅ La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
「ソープ」は「介護」を生かすための道具立て?
「ソープ嬢」が認知症の祖母の「介護」に取り組まねばならなくなるというコントラストが本作のキーなのでしょうが、ソープ側から見た物語が何だか薄っぺらでリアリティが感じられませんでした。性産業のリアルを知っている訳では勿論ないし、無理に悲劇性を強調する必要もないのですが、「観たくない物は観ないでおこう」とする姿勢に思えました。R指定を逃れる為なのでしょうが、性愛シーンも裸も皆無と言うのも不自然です。まるで、「ソープ」が「介護」を生かす為だけの道具になった様です。だから、作品自体の信頼性も低下してしまったと感じました。
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