劇場公開日 2025年5月2日

「粗さもあるけれど」うぉっしゅ 豆之介さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0粗さもあるけれど

2025年5月2日
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鑑賞方法:映画館

公開初日で一日一回だけの上映。介護問題に深く切り込む大作ではないということ。

カナ(中尾有伽)の描写も飛び飛びだし、祖母の研ナオコの愛らしさがとても印象的なのだけれど、なぜいきなり「きーちゃん」呼びになったのか分からないしカナの一週間の心の動きもぶつ切り的。きーちゃんの家も裕福さを感じたから認知症に向き合いながら深刻さは伝わってこない。

だけどその中で見せる祖母と孫の触れ合いはやっぱり暖かい。物語の粗さから高い評価はつけられないけれどこの二人いいなあと思えてくる。

そして名取さん(髙木直子)の言葉には考えさせられた。繰り返される「はじめまして」。落胆や諦めを重ねなくてもいいかもしれないとぽっと光を灯してくれた。

豆之介
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